2019.01.26 - Sat
当たり前だけど、オジさんと若手の“入社したい会社”は違うので、新卒採用するなら、若手に任せた方が良いと思った話。

今、当社では主に新卒採用に向けた採用パンフレットの制作を行っています。当社は創業1年目より、新卒採用を開始し、今でも新卒入社組が活躍しており、地方の零細企業にしては比較的早くから、新卒採用に重きを置いて、取り組んできた会社です。
先日、新卒2年目のメンバーとご飯を食べている時に、「リーピーって、納期があまり無いっていう話が驚いたんですよね。」と言われて、「えっ!そこに響いていたの!?」と逆に僕自身も驚きました。実際に当社の仕事というのは、こちらから、制作するサイトの中身を提案することが多く、“その内容を作るためには、これだけの期間がかかります”と、納期もこちらから提示させて頂いております。そのため、「絶対に、●月●日公開で!」という納期が決める制作は、どうでしょう、全体の5%もないと思います。当然お客様からすると、早めの方が良いと思いますので、納期は定めませんが、比較的早めの納品を心がけていますので、逆に「リーピーは早い。」というお言葉を頂くケースも多いです。
この納期を定めないというスタンスは、元々は“制作という仕事現場が土日も無く、平日夜も忙しいという、ネガティブなイメージを持たれてしまう全ての原因は「納期にある」。”と思っていたので、それであれば、メーカーのように制作物と納期はこちらから提示し、それを買って頂くという形を取れば、納期も無くなるし、お客様にもご満足頂けるだろう、と考えたのが発端です。結果的にこのスタンスが良かったと思いますし、そのまま、差別化に繋がっているように感じています。
そのような納期が無いという、僕としてはそこまで気にしていなかったことが、まさか、採用の現場では就職活動をする学生さん達から見ると、そこまでの魅力に感じていたとのは、思ってもみなかったです。
この経験から、やっぱり、35歳のオジさん(僕)が考えたパンフレットの内容ではダメだなっと思って、当社にいる新卒1~2年目の計6名の若手社員に集まってもらい、今の新卒採用において、どういう部分におもしろみを感じるかを話し合ってもらいました。
その結果がまたおもしろく、僕も「なるほどな」と関心させられる意見が多く出ていました。全ては明かせませんが、例えば、
・「裁量労働制」…若手:「これはネガティブワードだよね・・・。」、僕「自由な働き方を示すので、めっちゃアピールした方が良いんじゃないか!」
・「内定者インターン制度」…若手:「これは義務付けられていると厳しいよね・・・。」、僕「学生のうちから、社会人と同じ仕事経験が出来て、良いじゃないか!」
・「自社サービスのアピール」…若手:「新卒の人が見ても、ピンと来ないよね・・・。」、僕「岐阜でスタートアップ感を感じるんじゃないか!」
こんな感じで、なかなか感じ方の違いを感じる結果が出ました。
当然、人によって、感じ方が違うでしょうが、こういうのはとても参考になります。
Webサイト制作でも同じですが、ペルソナとなる人に実際にヒアリングしてみる、というのは、とても効果的です。思いもよらない意見が出てきますので、良い改善になります。
経営はもろにそうですが、やはり、素直さが大事ですね。社員の意見をもっと聞いていこうと思った一件でした。