2024.01.04 - Thu
年賀状2024|「甲辰(きのえ・たつ)」
皆さま、明けましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
今年のリーピーの取り組み予定をご紹介するとともに、昨年のリーピーも振り返りたいと思います。
2024年のリーピーについて
地方企業の課題である「人材不足」にフォーカスした支援を強化
昨年末に出た中小機構の直近の統計(n:1,560社)において、「人材不足が深刻と回答した企業が【3割】」、「将来的に問題になると回答した企業が【6割】」に達しており、中小企業全体の9割で、今後ますます「人材不足が経営課題」と回答しています。
弊社としては、Webサイト運用アウトソーシングの「リープ・プロジェクト」を推進しておりますが、これは「売上」の領域を支援するものです。
社内ではなかなか採用できない「マーケティング担当者」の代わりを担うサービスで、今も毎月導入社数が増え続けており、ニーズの高さを感じています。
同時に「採用」の領域も支援していきたいと考えておりますので、「採用担当者」の代わりを担うサービスの展開も予定しています。
今も中途採用は人材紹介サービス「リープ・キャリア」で展開できていますが、中途だけではなく、新卒採用やパート・アルバイト採用の領域もアウトソーシングで支援していきます。
「人材不足」の課題は、「自社の採用を増やす」といった活動を増やせば解決するものではないと考えています。なぜなら、そもそも「通勤可能範囲内に対象となる人材があまりにも少ない」ことが地方企業の課題だからです。
人がいない中では、採用することはできません。しかし事業拡大を目指すにあたり必要な領域においては、何かしらの解決策を採用する必要があります。
その答えの一つが、「アウトソーシング」だと考えています。地方ではまだまだ広がっていないBPO領域を、弊社が推進できるように進めて参ります。
また昨年後半に金融機関様とも業務提携をした「事業承継領域」も引き続き、強化をしていきます。
記者発表後、反響が多くあり、地方企業にとって事業承継は大きな課題が存在していると感じています。
この点においても「人材」、特に「幹部候補人材の不足」が問題となっているため、引き続き、人材採用の支援も強化していきます。
ワークダイバーシティの推進
岐阜市も進めている「ワークダイバーシティ」ですが、弊社としてもこの考え方には賛同しています。
「多様な働き方」や「働きがい」と言われ、子育て中のママは以前からもよく話題に挙がりますが、弊社がこれから取り組むのは、働きづらさを感じている方々、たとえば障がいをお持ちで長時間働けない方々などです。
超短時間雇用といって、週に10時間未満の雇用も進めていきます。ただどうしてもパソコン仕事しかないので、ある程度パソコン操作ができる方前提となりますが、少しでも雇用を増やすことは社会的にも意義があると考えています。
先ほどのアウトソーシング領域の強化と関連する部分もあり、Webサイト制作といった納期がある仕事だと多様な働き方と相性が悪い面もありますが、アウトソーシングサービスといった、月単位で見れるサービスであれば相性が良くなります。
また弊社の場合、生成AIも活用しているため、AIを活用することで、この多様な働き方はより推進できるのではないかと考えており、弊社が率先して取り組むことで、ワークダイバーシティのモデルケースを確立したいとも考えております。
新たな取り組みについて
現在、ある領域に対するまだ全国でも事例がない事業の準備を進めています。
弊社ビジョンである「地方の未来をおもしろくする」を、さらに実現していくために、以前より必要な事業領域だと思っていました。
弊社だけでは実現できないため、パートナーとのアライアンスも推進し、取り組んでいます。
リリースは秋頃を予定していますが、多くのお客様のご支援になると確信していますので、未来をより良くするためにも取り組んで参ります。
「地方の未来をおもろしくする」というビジョンの実現を目指し、将来の日本をより良くしていきたいと考えていますので、今年も社員一同、尽力して参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社リーピー
代表取締役 川口 聡
2023年のリーピーについて
去年一年間の弊社と私個人の活動について、簡単に振り返ります。
2023年1月
- 2022年6月より開始した人材紹介事業「リープ・キャリア」のアポイントが毎日あった一年の始まりでした。2023年の一年間で、ようやく人材紹介事業の方向性が見えてきて、手応えを感じ始めました。
- エフエム愛知のラジオに出演させていただき、初めてのラジオを経験しました。
- 福岡で開催された中小企業応援士の意見交換会に参加させていただき、福岡のみならず全国の経営者の方々と意見交換をさせていただきました。
- 新しい岐阜県庁が開庁したのもこのタイミングです。
2023年2月
- 24卒の新卒採用の説明会が始まりました。結果、4名の新卒社員を迎え入れることになりました。
- ChatGPTの話題が出始め、弊社でも一気に事業展開のルールが変更され、生成AIの積極活用に舵を切ったタイミングでした。
- 今伸びているWebサイトの運用アウトソーシング「リープ・プロジェクト」を開始し始めたのも、この頃です。
2023年3月
- 栃木県との取引が始まり、県外の自治体として初めて大規模な制作プロジェクトを開始しました。移住サイトの制作でしたので、移住者が1/3を占める弊社の強みが活かせたかと思います。
- 次男が保育園を卒園し、長女から丸10年&2,000回以上通った保育園の送迎が終わり、感慨深いものがありました。
2023年4月
- 新卒入社式をEXEX SUITESで開催して、過去一の新卒入社式となりました。岐阜の会社ですが、東京のベンチャーに負けない会社を創ろうと、地方発のベンチャー企業として、全社一丸となれた時間だったと感じます。
- AI・RPAに取り組む専任チームの立ち上げを行いました。弊社のようなクライアントワーク主体の会社は、できる限り多くのメンバーが制作にあたった方が直近の売上は増えるのですが、未来への投資と考え、生成AIを研究し、業務効率化を目指すためのRPAへの取り組みを強化し始めました。
2023年5月
- 岐阜聖徳学園大学にてキャリア講座の授業を担当させていただきました。5月と7月の2日程担当させていただき、今の就活生が考える「良い会社」について逆に多くを学びました。
2023年6月
- 弊社のコーポレートサイトをリニューアルしました。同時に、ロゴもリニューアルしました。(実はもう1年半以上前からロゴリニューアルは動いていて、ようやくリリースできた感じでした。お客様優先のため、自社のことはなかなか進まず、反省です。)
- 広報専任の部署も立ち上げ、これまでのBtoBマーケティングでリーチしていた「評価・意思決定フェーズ」のお客様だけではなく、コンテンツマーケティングではリーチできない「認知・興味フェーズ」の未来のお客様へのリーチを強化し始めました。広報を強化して半年ですが、その効果は大いに実感しています。地方企業にも広報が必要なことを広めていきたいと思いました。
- プレゼンのため、広島の呉に行ったり、岐阜の高山に行ったり、出張の多い月でした。
2023年7月
- 新たに開始した「ブランディング支援」サービスの導入が増え始めたタイミングで、私自身さまざまなクライアントを訪問し、お客様と一緒に何度もワークショップを開催させていただきました。
- 人材紹介事業「リープ・キャリア」のポータルサイトを開設しました。
2023年8月
- 新たな部署として、「経営企画」を立ち上げました。50名規模の会社で経営企画がいる会社は珍しいと思いますが、新卒3年目のメンバーをアサインしたところ、いきなり大きな成果を出してくれて、広報同様に経営企画も中小企業には必要だなと思いました。
- 岐阜市のワークダイバーシティの協議体に参加させていただき、さまざまな経営者の方々と多様な働き方について議論させていただきました。
2023年9月
- ぎふチャンラジオに出演させていただいたり、岐阜市主催「ぎふし共育・女性活躍企業」のセミナーに登壇させていただきました。
- 個人的には、岐阜市内の公園に個人寄付でバスケットゴールを建設しました。岐阜市役所の方のお話だと、個人でベンチや植樹の寄付は聞いたことあるが、遊具の寄付は聞いたことがない、と珍しい出来事だったそうです。
- 9月末で、リーピー創業から10周年を迎えました。ちょうどこのタイミングで、累計取引社数が、1,000社を超えました。
2023年10月
- 岐阜信用金庫様、大垣共立銀行様と事業承継領域で業務提携を実施させていただきました。幹部人材の採用と企業のブランディング支援を強化し始めました。
2023年11月
- ぎふSDGs推進パートナー登録制度で岐阜県内の情報通信業で唯一となる「ゴールドパートナー」の認定をいただきました。
- 24卒の新卒の内定者インターンも開始しました。
2023年12月
- 約3年ぶりに社員旅行を開催できました。
- 岐阜駅前の信長ゆめ広場で焚火を囲んで、合同説明会を行うという貴重な経験もさせていただきました。
振り返ると、2023年もいろいろありましたが、より一層、組織が強くなった感触があります。これからも会社のカルチャーを大切にしていこうと強く決意した1年でした。
2024年の干支について
毎年、干支について調べていますので、今年の干支も見てみます。
・2024年の干支「甲辰(きのえ・たつ)」
「甲乙丙…」でよく知られている十干(じっかん)においては、「甲」は“始まり”です。「甲」は鎧のイメージがあるように、草木の種子がまだ「かたい」皮を被っている状態を指していて、自然の始まりを意味しています。草木の成長を表す意味もあり、植物が成長するようにどんどん勢いを増して増えていくという意味があるそうです。
辰は「ふるう、ととのう」を意味する「振」がもともとで、陽の気が動いて万物が振動し、草木もよく成長して形がととのった状態を表すそうです。意外だったのが、辰は龍だと思われていますが、これは覚えやすいように龍を当てただけで、実際に龍は関係ないそうです。そのため十二支でも、辰だけが唯一架空の動物を当てられています。辰を部首として持つ漢字は少ないのですが、「農」という漢字があります。ここからも、龍の意味が先にあるわけではなく、どちらかというと「草木の成長」を意味する漢字だとわかるかと思います。とはいえ、「龍」のイメージの方が強い辰年ですので、昇り龍といった勢いよく活気あふれる年になるとも言われています。古くから滝や竜巻、雷といった自然現象に対し、「龍が現れるとめでたいことが起きる」と言われますので、辰年の時点で縁起の良さがあるのかもしれません。
まとめると、「甲」は草木が成長し勢いを増していき、「辰」は草木がととのう意味があるそうで、合わさった「甲辰(きのえ・たつ)」は昇り龍のイメージを持ちつつ、「成長していく」と「整っていく」この2つを意味する一年になりそうです。
60年前の前回の「甲辰」は1964年です。日本が大きな経済発展を遂げた年で有名ですね。東京オリンピック開催や東海道新幹線の開業など、象徴的な出来事が相次いでいます。僕が一番好きなお菓子のカルビー「かっぱえびせん」が発売されたのも、この年だそうです。