2025.12.05 - Fri
maki
ぎふ暮らし移住フェアに登壇しました!川口代表が語る岐阜での働き方と暮らし
2025年11月30日(日)に有楽町の東京交通会館で開催された「ぎふ暮らし移住フェア」で、弊社代表 川口がゲストスピーカーとして登壇しました。当フェアでは、岐阜への移住を検討する方々が仕事や暮らしの疑問を解消できる場として、多くの市町村のブースやセミナーが用意されていました。川口の講演では、東京から岐阜へ移住・起業した経緯や、岐阜で得られる“ハイブリッドな働き方”についてお話しました。

自己紹介から移住のきっかけ ― 東京から岐阜へ
川口は1983年生まれで、大学卒業後は国内最大手のヘッドハンテング企業に入社し、数年後には新規IT事業の立ち上げに携わっていました。
28歳で独立を決意した頃、地方出張で目の当たりにした「地域のIT化の遅れ」を解決したいという想いが強まり、「地方で暮らしながら地方の企業を支援したい」と考えるようになったそうです。その頃長女が生まれたものの、東京では保育園の待機児童問題に直面し、夫婦共働きの環境が整わなかったため、妻の実家のサポートが得られる岐阜市への移住を決断しました。2012年に岐阜へ移住し、翌年にはウェブ制作会社「株式会社リーピー」を設立しました。

▲起業を決意した時の新潟県燕市の夕陽_この情景がリーピーロゴの構想につながりました。

▲創業当初のオフィス
岐阜で叶う“ハイブリッドな働き方”
通勤時間と暮らしの質の変化
東京時代、川口の通勤は片道約1時間、満員電車が当たり前でした。日本全体の平均通勤時間が39〜45分程度に対し、東京都では片道58〜65分と長いことも指摘されています。岐阜では会社と自宅が近く、現在の通勤時間は車で10分程度。たまに河川敷を散歩しながら徒歩通勤をすることもあり、「何気ない日常が豊か」と話ししました。短い通勤により、朝夕の家事や子どもの送迎を行いながら仕事に戻ることができ、仕事と家庭を行き来する“ハイブリッドな働き方”が自然と根付きました。長時間労働と満員電車に縛られる生活と比べ、家族と過ごす時間や自分の趣味を楽しむ時間が増えたこともお伝えしました。

▲こちらは実際にご紹介した岐阜市内の通勤途中の長良川沿いの写真。先には金華山と岐阜城が見えます。こうした景色が日常的に見られることも地方移住の魅力であるとお伝えしました。
経済面の実情
東京と地方では賃金水準に差があることも事実です。岐阜県の消費者物価は全国平均よりも低く、特に「住居」費用は全国で最も低いとされています。東京は物価水準が全国で最も高く、住居費が物価の押し上げ要因になっているため、賃金差を単純比較するだけでは生活の豊かさを測れません。
また、岐阜県の有効求人倍率は2025年7月時点で1.47倍と全国平均(1.22倍)を上回り、求職者1人に対して複数の仕事がある状況です(※1)。川口は講演の中で「岐阜には仕事がたくさんあります。求人の出し方が上手ではない企業も多いので、見つけにくければ相談してください」と笑顔で語りました。
リーピーに集まる移住者たち
弊社は設立3期目から全国への新卒採用を始め、北海道から九州まで様々な地域の学生が応募してくれるようになりました。現在、社員数は約70名で、そのうち約40%が岐阜県外からの移住者です。新卒採用に限れば、約75%が県外出身者で、「リーピーに入社するために岐阜に移住を決めた」と語るメンバーも少なくありません。IT企業が少ない地方では、手掛ける案件や働き方の自由度が魅力となるようです。

地域コミュニティとの関わり
岐阜市は名古屋市まで電車で20〜25分という便利な立地ながら、鵜飼などの伝統文化が日常に息づく都市です。人口規模が程よく、さまざまなコミュニティに参加しやすい一方で、必要以上に干渉されない自由度もあります。リーピーは企業として地域貢献にも力を入れており、大学や高校で授業を担当したり、市内公園にバスケットゴールを寄贈するなどの活動を続けています。また、社会福祉法人との協働でお菓子づくりボランティアにも参加するなど、多様な地域活動を社員が自主的に行っています。
川口は移住してから「地域に関わる面白さ」を実感したと述べ、「岐阜市は若い世代がまちづくりに挑戦している熱い地域。外から移り住んだ人でもまちの未来に関われる」と話しました。
岐阜市の魅力とメッセージ
岐阜市は日本のほぼ中央に位置し、新幹線を使えば名古屋から東京へも短時間で移動できます。都会と田舎のほどよいバランス、豊かな自然、温かい人々、そして多様なコミュニティが揃っていることが魅力です。地域の人々は「岐阜市民」という共通点だけで身内のように親しくなりやすく、野菜をいただくなどの交流が日常的にあります。
最後に、川口は講演を締めくくりながら「岐阜は生活・仕事・コミュニティのバランスが良く、アクセスも便利。移住を考えている人にとって“失敗しない場所”だと思います」と述べました。講演の終盤には参加者の皆様からたくさんのご質問が寄せられ、岐阜への移住を検討されている方とリアルに向き合うことで、移住が人生の転機となった川口自身も改めて胸に響くものがあったようです。
これからもリーピーは、岐阜の魅力や地方移住の可能性を発信し続けていきます。ご依頼をいただいたふるさと回帰支援センターの皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
この記事を書いた人
maki
広報・PR担当/広報ブログや公式Xを更新しています/岐阜やお客さまのことを知ることに日々楽しく奮闘中♪/PRの仕事の中でもリリースを書くことが一番好きです!/ひとり広報
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「 Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。















