建設業・建築業における経営課題とWebアプローチ例

Case.01

「顧客認知」の経営課題

お客様や外注先からの紹介も多く、サービスには自信があるが、それ以外の方法で自社を知ってもらうことができず、完全新規の取引が少ない。

具体的なアプローチ方法

紹介経由は、サービスに対する通常評価に加え、「紹介者への信頼」が上乗せされるため、受注率も比較的高めになりやすいです。しかし常時安定的に発生するものでもないため、依存しすぎてしまうと「月間ベースでの売上額」が不安定になってしまいます。

そこで当社では、「非認知層の獲得」に向けた取り組みとして、

• リフォーム時の見積もりチェック方法
• リフォーム・増改築を依頼する際の注意点

など、「建築・建設の依頼を検討しているユーザー層」が検索するであろうキーワードを狙ったノウハウ記事の作成にて、比較的難易度の低い複合ワードの検索流入を目指し、並行してサイト内コンテンツの増加により、「〇〇市　リフォーム」などのローカル検索での上位化から認知拡大・集客力の強化を行いました。

Case.02

「マーケティング」の経営課題

現在は、リフォーム業が中心で、今後「新築戸建ての案件」を増やしていきたいが、具体的なアプローチ方法が分からない。

具体的なアプローチ方法

上記のように、経営上のリスクヘッジのためにも、「メイン事業だけでなく、収益の柱をもう一本増やしたい」というご要望は非常に多いです。

そしてこの時、つい「既存のサイトをどう見せるか？」という話になってしまいがちですが、１サイトで複数テーマを取り扱ってしまうと、Googleからもユーザーからもかえって「専門性（特化性）が低い」として、あまりよい評価を得られない傾向にあります。（場合によっては、複数サービスを同居させることで、メイン事業の問い合わせが落ちてしまう可能性もあります）

そのため当社では、メインの事業であるリフォーム業は現サイトのまま、新たに「新築戸建てに特化したサービスサイト」を設立する形で棲み分けを行いました。

しかし新築戸建ては、Web集客においても競合性が非常に高いジャンルのため、新規サイトでは到底太刀打ちできません。

そこで、「注文住宅」など一般的な切り口で売るのではなく、「機能性」や「デザイン性」など１ジャンルに特化させることで、可能な限り競合先を減らし、検索露出への増加による新規顧客獲得を目指しました。

Case.03

「採用活動」の経営課題

マイナビやハローワークの活用など、できることは試しているが、十分な母数が集まらず「理想の人材」を採用できていない。

具体的なアプローチ方法

採用活動において、「求人情報の露出機会を増やす」というのは有効な戦略ですが、ただ露出先を増やすだけでは優秀な人材どころか応募さえ集まりません。

そこで当社では、競合先企業の求人情報との比較を行い、「差別化につながるお客様のウリ」を再設定し、求人情報の書き方から見直し。さらには、求人情報を見かけた求職者が「どういう会社なんだろう？」とWebサイトに訪問することも想定し、コーポレートサイトの刷新、並びに採用特化コンテンツの拡充により、「求職者が応募を検討できる場」を設け、採用応募数の増加に貢献しました。