人材紹介・派遣業における経営課題とWebアプローチ例

Case.01

「顧客認知」の経営課題

候補者をWebサイトから集めたいが、大手に流れてしまって上手くいっていない。

当社のアプローチ方法

当然ですが、人材紹介・派遣業への登録を考えている候補者は、「自分にとっていい条件の求人情報を紹介してくれそうな会社・サービス」に登録を行います。

そのため中小規模の人材紹介・派遣業においては、大手のように「求人件数」で期待感を持たせるのではなく、「特定の業界・業種」や「ユーザー属性」など独自の切り口で特化し、”大手にはない専門性”の演出がマストになります。

そこで当社では、ブランディング支援として、お客様サービスにおける「強み」の洗い出し、「競合他社に勝ちうる要素」を特化させたサービスコンセプトを設定。その後作成コンセプトに基づいた、人材ポータルサイトを制作し、競合他社が少ない市場で「選ばれやすいサービス」に再設計しました。

Case.02

「マーケティング」の経営課題

候補者は求人データベースを使って開拓できているが、肝心の求人情報は電話からの獲得が中心になっており、十分な数を集められていない。

当社のアプローチ方法

当然ですが、見込み客となる企業の多くは「人手不足」に課題感をもっており、それに対する解決策として人材紹介・人材派遣を活用するわけです。

これらを踏まえ当社では、継続的に運用コストが生じてしまうWeb広告を集客間口とするのではなく、

• 見込み客となる企業において、主に「人手不足」に悩む方は？（誰が）
• また、その方たちが人材不足の前に悩みそうなことは？（何を）
• 実際にその方が検索する検索キーワードは？（どのように）
• 解決方法として、「人材紹介・人材派遣」を推奨（解決策）

をベースとしたブログ集客型のサービスサイト制作、ならびに該当サイトのブログ記事制作を行いました。

ブログ集客の場合、「どの検索キーワードで何回検索されていて、競合性、検索順位上位化（SEO対策）」などの専門的判断が不可欠となりますが、Web広告は「コスト＝露出」となるため、サービスを軌道に乗せようと思うと、莫大な広告費が生じてしまいます。加えて広告を取りやめてしまうと、集客が一切できなくなってしまう…という懸念もあったため、より少ないコストでより持続的な効果を得るためにもブログ執筆による検索流入の強化でご支援させていただきました。

Case.03

「採用活動」の経営課題

過去に、大手求人媒体に求人情報を載せていたところ、内定した人材が媒体の運営企業に入社してしまったことがあるため、会社として大手求人媒体の活用が難しい。

当社のアプローチ方法

大手求人媒体の活用は、Webマーケティングにおける「認知フェーズ」であり、「そこからエントリーにつながるか？」は求人媒体が関わる部分ではありません。

しかしこの認知層を増やそうにも、Googleなどの検索エンジンでは「取扱求人数」の多い大手求人媒体が優遇される傾向にあるため、「岐阜県　●職種●」などをはじめとした検索エンジン経由での認知獲得も困難。

ですが年々、TwitterやInstagram、Wantedlyなどの各種SNSで職探しを行うユーザーが増加傾向にあるため、まずは「会社アカウントを作成し、各種SNSへの露出増加」を認知拡大を目指していただき、そうして獲得した認知ユーザーからの応募を促すためにも、受け皿となる採用サイトを制作する方針でご支援いたしました。

とある人材採用会社の調査結果によると、求職者の約85％は「コーポレートサイト・採用サイトを見てエントリーを判断している」ようです。そこで当社では、ただ受け皿としての採用サイトをお作りするのではなく、こうして訪れる求職者のニーズを満たしす豊富なコンテンツ（社員インタビュー/新人同士の対談/数字でみる●●/福利厚生）をご用意し、エントリー数の増加に貢献しました。