医療・福祉業における経営課題とWebアプローチ例

Case.01

「顧客認知」の経営課題

県内からの集患が中心になっている。

周りの医院も伸びてきているため、もっと広い地域にアプローチして県外からも集患していきたい。

当社のアプローチ方法

医療・福祉業における課題としてよく挙がる「県外からの集患」ですが、このためにはWeb集客などによる「顧客認知度の強化」だけでなく、「提供サービスに対する訴求力の強化」も不可欠です。

そのため当社では、実際に県外から起こしになるユーザーの性質・属性を一種のモデルケースとし、「その方が移動の手間を踏まえたとしても、わざわざ県外まで赴くメリットは？」を戦略検討の起点に置いて、企業・サービスの根幹となる「ブランディング戦略の見直し・再構築」を実施しました。

その後作成したブランディング方針をもとに、Webサイト設計・デザイン制作を行うことで、既存顧客層の維持と県外からの集患強化を両立したWebサイトを構築しました。

Case.02

「マーケティング」の経営課題

開業以来ニッチな分野に特化していたが、もっと間口を広げた見せ方に変えて、さらに拡大していきたい。

当社のアプローチ方法

商圏が限られる医療・福祉業において、ニッチトップ戦略は経営上早めに軌道に乗せるためにも合理的ですが、その分経営状態が安定した後の「横展開」が課題になりがちです。

そして大抵の場合、追加で複数サービスを見せる「間口を広げる戦略」になりがちですが、これは「ニッチトップから降りる」ことにもなってしまうため、片手落ちどころか、無意識にこれまでの顧客層を捨ててしまう「両手落ち状態」となってしまうリスクが伴います。（ニッチトップは「専門性」を演出しやすい反面、単純に間口を広げるだけだと全体的に専門性が低く映ってしまい、かえって集患数が悪化してしまう恐れがあります。）

そのため当社では、集患の間口はニッチ分野のままで、獲得層のリピーター化を目指したブランディング戦略を構築し、固まった戦略方針を元にWebサイトを制作させていただきました。

Case.03

「採用活動」の経営課題

医療業界は、業界的に人手不足と言われており、当院でも苦戦している。

国家資格だけではなく、理念や方針に共感してもらえる人を採用したい。

当社のアプローチ方法

業界自体に対する人手不足は何ともできないため、採用強化では「検討してくださった求職者を取り逃さないこと」が基本方針になります。

また企業理念・方針については、最終的な離職率や既存社員の労働意欲にもかかわる部分です。加えて昨今では、勤務条件よりも「働きがい」を重視する求職者が多く、当然ですがこういった求職者には、トップダウン的に「作られた理念・指針」では響きません。

そのため当社では、全３回の社員参加型ワークショップを実施し、企業理念・行動指針の見直しを実施。

「企業文化として浸透しやすい理念・指針」をボトムアップで進め、そこにコピーライターが「キャッチーさ」を持たせることで、採用サイト訪問時の第一印象・掴みを重視する形で対策を行いました。