IT・インターネット業における経営課題とWebアプローチ例

Case.01

「顧客認知」の経営課題

サービス内容が多く、複雑になっており、顧客に必要な情報が届いていない。

当社のアプローチ方法

IT・インターネット業界においては、他業界よりも技術の進歩速度が速いため、提供サービスがどんどん増えていき、Webサイトが複雑化しがちです。

そのため今回は、Ｗｅｂサイト制作の事前準備として、お客様に「今後も提供を続けるサービス」を整理していただき、整理いただいたサービスに対して、「対外的にどう魅せたいか？」などのブランディング戦略に加え、「問い合わせ間口として機能しているか？」、「提案時の受注率はどうか？」など複合的な観点から、Webサイトに掲載を行う情報選別を行いました。

中には、「問い合わせ間口としては機能しないが、とりあえず掲載していた」というサービスも多くあり、それらがかえってメインの事業を分かりづらくしていたため、今回のリニューアルを経て、「メイン事業のサービス概要」や「競合他社との違い」などがより明確になり、問い合わせ率の向上にも貢献しました。

Case.02

「マーケティング」の経営課題

商談のメイン経路は「飛び込み営業」のため、営業コストが高くなってしまっている。

当社のアプローチ方法

飛び込み営業は、Web反響のようなインバウンド型とは異なり、

• 現地訪問ための移動時間が必要
• そもそも話を聞いてもらえない可能性が高い
• 購入・契約の意思がない状態からの商談のため受注期待度が低い

というように、「営業の稼働工数」と「受注期待度」を踏まえて考えると極めて非効率的です。

そこで以降、このような飛び込み営業に依存しないためにも、「Webからの集客・商談化」を目的としたWebサイトをお作りさせていただきました。

しかしWebからの集客・問い合わせを獲得するためには、ただサイトを作るだけでなく、SEO対策などの検索上位化対策を踏まえた戦略的、かつ継続的なサイト運用が不可欠。

そこで当社では、Webサイトをお作りするだけでなく、納品後のサイト運用を当社マーケターが担当し、集客・反響獲得が軌道に乗るまで継続的に支援いたしました。

結果、当初月1,000件程度だったアクセス数も7,000件まで増加し、Webサイト経由で毎月2～5件ほどの商談化を達成。慢性的な「飛び込み営業への依存」からの脱却に貢献しました。

Case.03

「採用活動」の経営課題

業界的に、「給与水準」や「働き方」へのマイナスイメージがあり、慢性的に技術者（エンジニア）が不足してしまっている。

当社のアプローチ方法

IT業界において、「エンジニア不足」は”常”なため、事業安定化のためにも長期目線でのエンジニア確保、そのための仕組みづくりが必要になってきます。

そのため当社では、採用活動における受け皿として「採用サイトの制作」を行いつつ、専門学生・理系学生の獲得に向けた以下対策を推奨しました。

• 採用条件の見直し（マスト）
• 大学・専門学校とのパイプ作り
• 卒業研究を踏まえた採用スケジュールへの変更
• 積極的なWeb説明会の実施

また昨今では、「働き方」を重視する求職者の増加もあってか、エンジニアを志す場合であっても、IT業界ではなく「メーカーなどの事業会社」が好まれる傾向にあります。しかし彼らもエンジニアを志す以上、少なからずIT業界もチェックしているはずです。

ですがIT業界の採用ページ、その多くは勤務実態が見えづらいため、「IT業界はブラックだ」という噂や固定概念が先行してしまい、検討の土俵に乗らないケースがほとんどです。

そのため当社では、採用サイトをお作りする際に、若手社員をメインにした教育・普段の業務に関するインタビューや1日の勤務スケジュール（出退勤時間も記載）、若手同士の対談記事など、若手社員を中心としたコンテンツ作成を行い、勤務実態の見える化による採用応募の増加を図りました。