2024.05.17 - Fri
Iguchi
Webサイトリニューアルの進め方は?制作で重要な「5ステップ」を解説!
インターネット検索が主流となった昨今、地方企業における集客の中心は「Webサイトからの集客」へと移行しつつあります。
そんな昨今の状況を受け、今自社サイトを持っている企業の方が、サイトを新規リニューアルするケースも多くなってきました。
しかし実際にリニューアルするとなると、「何から初めていいのか?」「準備すべきことは何か?」など、分からないことが多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、サイトリニューアルを検討している地方企業の方に向けて、「リニューアルの手順や準備」について、具体的な制作期間も踏まえながら解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
「最新のWebデザインを見てから検討したい」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
そもそも「Webサイトリニューアル」の目的は?
Webサイトリニューアルとは、既存のWebサイト(ホームページ)に大きな変更・改良を施すことで、機能と使い勝手を高めるための作業です。似たような作業として「Webサイト改修」がありますが、サイト改修というのは、一般的に修繕や一部機能のアップグレードなどを目的としています。
一方で「Webサイトリニューアル」というのは、サイト全体を真新しくする目的で行われるため、
- 創設○周年を期に、サイトデザインを一新したい
- Webサイトを用いた「販売戦略」を一新したい
などといったように、Webサイトの在り方や、デザインを真新しくする目的で行われます。
具体的なサイトリニューアルの内容は?
サイト構造の見直し
Webサイトをリニューアルする上で最も重要となるのがこの「サイト構造(サイトマップ)の見直し」です。Webサイトの目的はユーザーに必要な情報を漏れなく伝えることなわけですから、サイト全体の構造を改善することで、ユーザーにより多くの情報を提供できるようになります。
また検索上位化(SEO)対策もあわせて行うことで、既存サイトよりも大幅なアクセス数・集客数の獲得も期待できるでしょう。
サイトデザインを一新する
Webサイトデザインを一新することで、新たなブランドイメージを形成します。これにより、訪問ユーザーに新鮮な印象を与え、長い間サイトに滞在してもらいやすくなります。具体的には色使いやフォント、レイアウトなど、多角的なデザインの見直しを行います。
新機能を追加する
たとえば「オンラインストア機能・予約システム」や「メディアコンテンツ」など、これまでのWebサイトには実装していなかった新機能を導入することで、Webサイト全体の使いやすさと便利性を向上させます。
もちろん一部コンテンツを実装するだけであれば、サイト改修作業で行うことも可能ですが、より多くの機能・コンテンツを実装したり、追加実装にあわせてページデザインを調整する必要がある際には、サイト全体をリニューアルする方が効果的といえるでしょう。
システムの最新化を行う
ここまでは、デザイン性や利便性などの観点のお話でしたが、リニューアルとあわせて内部的なセキュリティ強化を行うことも大切です。近年ではSEO上の観点はもちろん、AIの発達により、Webサイト自体に求められる「システムの安全性」も重要視されているため、サイト運用を行うにあたって、システムの安全性には細心の注意をはらわなければなりません。
そのためリニューアルのタイミングで、こういったシステム・セキュリティ強化を行うこともよくある事例なのです。
「サイトリニューアルが必要か?」を判断するポイントは?
ここまでWebサイトリニューアルの目的や内容について解説しましたが、「そもそもサイトリニューアルが必要なタイミング」とは、どんなときなのでしょうか?
スマホ・タブレット閲覧に対応していない
▲インターネット情報収集端末の傾向(令和3年度)
近年では個人におけるインターネット利用機器の割合は、スマートフォンが68.3%※と、携帯端末による情報収集が当たり前の時代となりました。比較的新しいWebサイトであれば、どんな端末であってもその画面サイズにあわせた最適な見栄え(レスポンシブデザイン)になることが多いのですが、制作から時間が経過しているサイトとなると、スマートフォンやタブレット閲覧に対応していないケースがあります。
スマホでの情報収集が当たり前となった今日、この「レスポンシブデザイン」に対応していないWebサイトの場合、実質的に顧客の半分以上を取り逃してしまっていることになるため、サイトリニューアルを行い、スマホ・タブレットなどとのデザイン互換性を持たせることが大切なのです。
※引用元:『令和3年度 総務省|第2部 基本データと政策動向』
「サイトのデザイン性」が低く感じる
「他社と比べて、サイトデザインが古いかも…」と感じたら、リニューアルの検討時期といえるでしょう。その業界におけるデザイントレンドというのは常に変化し続けているわけですから、サイトデザインが古いままだと、気づかないうちに顧客が他の競合に奪われてしまう可能性があります。
サイトデザインというのは「一見した見栄え」の役割があるだけでなく、ユーザーからすると、
- この会社は今も活動しているのか?
- 最新のシステム・サービスを提供してくれるか?
を判断する重要な指標となるのです。たとえば似た商品を購入検討するときに、一社はデザイン性も視認性も良いWebサイトなのに対し、もう一社は情報量の少ない、淡白なWebサイトだったとしたら、当然デザイン性の高いサイトを持っている企業の方が、最新のシステムを取り扱っていそうなイメージを持ちますよね。
このように「Webサイトのデザイン性」というのはユーザーの購買意欲を掻き立て、ビジネスチャンスを掴むための重要な要素となるケースが多いのです。
「ブランディング方針」を改善するタイミング
会社全体のブランディング方針を改善する場合も、Webサイトのリニューアルタイミングとして最適です。当然ですが、会社全体のブランディング方針と、Webサイトの方向性は統一すべきですから、コーポレートサイトなどの場合であれば、特にこの「ブランディング方針の改善」タイミングでサイトリニューアルを行うことが多くあります。
これにより、自社のターゲットに訴求したいブランドイメージを定め、文章や画像、動画といったあらゆるコンテンツに統一感を持たせられるのです。
サイトリニューアルにあたって、コーポレートサイトに必要なページ構成(コンテンツ)については、下記記事で詳しく説明していますので、こちらもあわせてご覧ください!
サイト全体の情報量が多くなってきた
サイト全体の情報量が多くなってきて、ユーザーにとって使い勝手が悪いと感じる場合には、サイトリニューアルによって「使いやすさ(ユーザビリティ)」を改善すべきでしょう。サイト開設から間もない際には特別問題視していなくとも、サイトは運営年数が長くなるほど掲載コンテンツも増えていきますので、結果としてユーザーが欲しいと思っている情報に辿りつきづらくなってしまいがちです。
そのためWebサイト全体を通して、
- 情報量が増えてきた…
- 本当に伝えたい情報が埋もれてしまう…
と感じ始めたら、サイト構造の改善も踏まえたリニューアルを行うタイミングといえるでしょう。
Webサイトリニューアルの費用相場は?
Webサイトのリニューアル費用は、15ページ程度のWebサイトの場合だと、個人事業者への依頼では約20〜50万円程度、制作会社への依頼では100〜500万円が一般的な価格帯となります。
なぜこれほど費用の差が出るかというと、個人事業主は主に「依頼内容に基づいてサイトをリニューアルする」ことを目的としているのに対し、Web制作会社の場合は、事前の企画・コンサルティングを通して、ビジネス戦略に合わせた「企業の目標・成果達成のためのWebサイトリニューアル」を行ってくれることにあります。
多少費用が掛かったとしても、企業がプロのWebサイト制作会社に依頼する理由としては、「サイトリニューアルを通して、企業の成果に繋げようとしているから」といった理由が大きく関わっているというわけです。
サイトリニューアルの流れは『5ステップ』
①:リニューアル目的を明確にする
ウェブサイトのリニューアルを検討する際、最も重要なのは「なぜリニューアルが必要なのか?」という目的を明確にすることです。そのため、まずはサイトの現状を分析し、課題感や改善点を洗い出します。
デザインや使い勝手の向上ももちろん大切ですが、たとえば、
- 新商品の売上げ拡大に向けたリニューアル
- ブランドイメージの向上のためのリニューアル
など、具体的なビジネス目標を達成するためのリニューアルが不可欠です。そのため、経営課題を明確にし、それに基づいてWebマーケティングの方向性を設定することが大切なのです。
②:競合サイトを分析し、自社サイトの方向性を決める
サイトのリニューアルを進めるにあたって、「競合サイトの分析」は欠かせない作業です。競合分析では、業界のトレンドやユーザーの傾向調査、自社サイトが持つ「独自の価値や強み」をより明確にすることを目的として行います。さらに検索上位化(SEO)ツールを活用して、競合サイトの検索順位などを調査することで、自社サイトの方向性を再考するタイミングにもなる重要なステップとなります。
このようなデータベースの分析を通じて、リニューアル後の自社サイトが競合と比較してどのような位置付けを目指すべきかの方向性を明確にします。
③:掲載コンテンツを企画・設計する
競合分析を終えて、具体的なサイトの方向性が決定したら、実際にサイトに用意するコンテンツの企画・設計を行います。ここでは、ただコンテンツ案を出すだけではなく、ユーザーが「そのサイトをどう回遊するか?」を考えながら具体的なページ構成案に落とし込む必要があります。
たとえば、ユーザーがサイトを訪れた際の「購買プロセス」や「問い合わせまでに噛ませるべきページ」をイメージしながら、適切なコンテンツ配置を検討いきます。
これらの作業をリニューアル依頼者側で行うのは難易度が高い作業ですので、制作会社側のマーケティング担当者と最終的なゴールを共有しながらコンテンツ配置を検討していくとよいでしょう。
④:デザインを決定する
具体的な戦略やページ構成が確定したら、いよいよデザインを決めていきます。デザインを決定する上で最も重要となるのが、ターゲットとなるユーザーの再確認です。
なぜここで再確認が必要かというと、たとえば「オシャレなWebサイト」といっても、狙うターゲット層や年齢、性別によって、心に刺さるデザインというのは様々です。若い世代をターゲットとするサイトであれば、キラキラしたデザインをオシャレと感じる傾向にありますし、逆にビジネス向けのサイトであれば、シンプルでモダンなサイトの方が「オシャレ」として認識されやすいでしょう。
そのため、戦略を組み立てる際に決まった方針・狙うユーザー層を踏まえて、自社サービスとマッチするデザインを決定していく必要があるというわけです。
コーポレートサイトの参考デザインについては、下記記事でより詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください!
⑤:Web制作・サイト公開の実施
サイトのデザインや構造が確定した後、具体的なWeb制作のフェーズに入ります。この段階は、計画されたデザインや機能を実際のサイトの形にし、制作が完了したら、公開前のテストを実施します。
実際にリニューアルを行ったWebサイト事例
冒頭でもWebサイトリニュールは「トレンドを踏まえたデザイン」や「使いやすさ」を重視することが大切とお話しましたが、具体的に今トレンドのデザインや機能を踏まえたサイトとは、どのようなものでしょうか?
ここからは弊社リーピーが実際にサイトリニューアルを手掛けた
伊藤はり・きゅう院
https://itouharikyu.com/(制作:株式会社リーピー)
ジェイエムシー 株式会社
https://www.jmc-ltd.co.jp/ (制作:株式会社リーピー)
はな工房
https://hana-kobo.jp/(制作:株式会社リーピー)
Webサイトリニューアルにおける相場(費用感)は?
Webサイトのリニューアル費用は、依頼先によって大きく異なるりますが、一般的な価格帯としては、個人事業主への依頼であれば20万円〜40万円、Web制作会社の場合は50万円〜150万円程度が相場となっています。
ではなぜこれほど費用の差が出るかというと、個人事業主は主に「依頼内容に基づいてサイトをリニューアルする」ことを目的としているのに対し、Web制作会社の場合は、事前の企画・コンサルティングを通して、ビジネス戦略に合わせた「企業の目標・成果達成のためのWebサイトリニューアル」を行ってくれることにあります。
多少費用が掛かったとしても、企業がプロのWebサイト制作会社に依頼する理由としては、「Webサイトをリニューアルすることで、企業の成果に繋げようとしているから」といった理由が大きく関わっているというわけです。
下記記事では、「Webサイトリニューアルの依頼先」について詳しく解説しておりますので、依頼先でお悩みの方は、ぜひあわせてご覧ください!
Webサイトリニューアルにおいてよくある質問
Q1. Webサイトリニューアルの費用はどれくらいかかりますか?
A1: 費用はプロジェクトの規模、要件、機能などによって異なりますが、一般的には50万円〜500万円程度となります。最初に要件を明確にして、見積もりを取ることが重要です。
Q2. リニューアル制作期間はどのくらい必要ですか?
A2: 制作期間もプロジェクトの規模や要件によって変わる場合が多いですが、基本的には2〜3ヶ月程度が一般的です。
Q3. 自社でコンテンツの更新は可能ですか?
A3: コンテンツマネジメントシステム(CMS)を使用する場合、自社での更新も可能となります。
Q4.サイト制作後は、定期的な運用・メンテナンスが必要ですか?
A4 :Webサイトは「制作して終わり」ではなく、問い合わせ獲得やアクセス数の増加など、サイトの目的にあわせた定期的な運用・メンテナンスが必須です。サイト運用方法については、下記記事で詳しく説明していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
当社では、売上げ向上を踏まえた戦略的Webサイト制作はもちろん、専属デザイナーによる「視覚的デザイン」を取り入れたホームページのご提案も行っておりますので、
- 競合とホームページから差をつけたい!
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい!
- その業界において「地域No.1」を目指したい!
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイト制作にお任せください!
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。