2024.10.22 - Tue
Iguchi
コーポレートサイトの成果は『ページ構成』で決まる!用意すべきコンテンツも解説!
インターネットからの情報収取が約8割といわれる近年において、自社のコーポレートサイトはなくてはならない存在となりました。特に近年では、地方の中小企業をはじめ、個人経営の小規模事業者でさえ、コーポレートサイトが集客の中心を担っている企業も多くあります。
しかしこれからコーポレートサイトをイチから作る企業にとっては、
- サイトはどんな構成にすべきなのか?
- どんな箇所のデザインにこだわるべきなのか?
- どんな企業も入れるべき、「鉄則コンテンツ」はないか?
- 業界として入れた方がいい、「セオリーコンテンツ」はないか?
などの詳しい内容・決めるべき内容が分からず、サイト制作を後回しにしている企業の方も多いのではないでしょうか?
本記事では今コーポレートサイト制作を検討している地方企業の方に向けて、コーポレートサイトから成果を出すために採用すべき『ページ構成』について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
下記記事では、具体的なコーポレートサイトデザイン事例について、【全57社】からデザイン性の高いものだけをピックアップしてご紹介していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください!
そもそもコーポレートサイトって何?
コーポレートサイトは、企業が提供する製品やサービス、採用情報、投資家向け情報(IR)など、多岐にわたる企業関連の情報を集約して発信する、いわば会社の「顔」となるウェブサイトのことで、主に「ビジネス目的」に特化して制作・運営されます。
コーポレートサイトを通して自社のことを知ってもらうことは大切ですが、サイトを通してビジネス規模を拡大したり、会社にとってのメリットを大きくするためには、コーポレートサイトで成果を出すことに特化した「ページ構成やコンテンツが詰まっているか?」が非常に重要なのです。ここからは、成果を出すためのコーポレートサイトのページ構成(サイトマップ)や、実際の制作事例まで詳しくご紹介します!
コーポレートサイトについてもっと詳しく知りたい方は、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
コーポレートサイトの成果は『ページ構成』で決まる!
ではなぜコーポレートサイトの成果は「ページ構成(コンテンツ)」によって左右してしまうのでしょうか?
コーポレートサイトのページ構成が成果に直結する理由は、コーポレートサイトそものの役割が会社の情報を提供し、お問い合わせや求人応募につなげることだからです。
そもそもひとえに「会社情報」といっても、ユーザーごとに求める情報はさまざまで、
- 会社概要(資本金・住所・創業年数など)を知りたい人
- 商品・サービスの特徴、メリット・デメリットを知りたい人(製品を比較検討したい人)
- 商品・サービスを購入したい人
- その企業で働きたい(就活に関する情報が知りたい)人
これではせっかくの集客機会を「複雑なページ構成のせいで逃してしまっている」といっても過言ではありませんよね。
そのためコーポレートサイトからの成果を高めるためには、サイト制作の段階で「何を載せるのか、何を載せないのか?」も踏まえた、ユーザーの悩みを漏れなく解決できるページ構成にるすことが不可欠なのです。
「理想的なページ構成」はどうやって決めるの?
①コンセプトシートを作成し「狙う・狙わないターゲット」を決める
▲当社で「鍼灸治療院」のサイトを制作した際にまとめた、コンセプトシートの一部
先にも解説した通り、ユーザーへの理解度をより高めるためにも用意するコンテンツは厳選すべきです。
もちろんコンテンツの中には、会社概要やお問い合わせフォームなど「マストで用意すべきもの」もありますが、自社の強みをより強く伝えるためには、必ずしも競合サイトの情報がすべてマストなコンテンツとは限らないことを覚えておきましょう。
たとえ同業種であっても、狙いたいターゲット層や強みとなる自社の特徴は異なりますよね。そのため、まずはコーポレートサイトを制作するにあたって、これらの「強み・狙うべきターゲット」を再整理しながらページ構成を検討する必要があります。
そしてこのターゲット整理の際に役立つのが、自社の押し出しポイントをまとめたコンセプトシートです。
コンセプトシートを作成することで、サイト制作前に強みを再認識できるだけでなく、
- なぜそのコンテンツを用意するのか?
- 自社の強みをどのページで押し出すのか?
- 狙わないターゲットへの訴求を行っていないか?
などといった情報を客観的に整理することができるため、他サイトを参考にする際にも「このコンテンツは取り入れる or 取り入れない」といった判断を論理的に行うことができるのです。
②制作会社と協力しながら決める
Webサイト制作においてよくある失敗のひとつが、「社内で構成を固めすぎてしまい、理想の集客効果を得られない」といったケースです。
もちろん自社の強みは、依頼者側が最も詳しい領域ではありますが、それを「Webサイトに落とし込む」となると、Webマーケティングを基にした、専門的な知識が必要となります。
Web制作会社の中には、単なるサイト制作だけでなく、マーケティング的な観点を取り入れた「集客に特化したサイト制作」を得意とする会社もあり、こういった制作会社は「自社のマーケティング能力」を売りにしているため、当然Web集客に関するノウハウを踏まえながら、成果につながる要素をとり入れたサイト制作を行います。
しかし、自社で作成した企画書(ワイヤーフレーム)を制作会社に押し通してしまうと、制作会社側としては、お客様の要望通りに作らざるを得なくなり、結果として、集客効果の薄いWebサイトを制作せざるを得なくなってしまいます。
そのため、「サイトを通して達成したい目標・成果」を制作会社と共有しながら、理想の集客効果を出せるコーポレートサイトにしていく必要があるのです。
集客に効果的なページ構成(コンテンツ)とは?
Webサイトのページ構成は、基本的に制作会社に一任しても問題はありませんが、代表的なコンテンツを知っておくことで、制作会社とのミーティングの際にも進行がスムーズになるでしょう。
ここからはコーポレートサイトにおいて、集客に効果的なページ構成(コンテンツ)にはどのようなものがあるのか?について詳しく解説していきます!
トップページ |
Webサイトを訪れた際に一番最初に表示される、「サイトの顔」となるページです。 |
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会社概要ページ |
企業の基本情報(所在地、設立年、代表者など)を掲載します。 |
事業内容の紹介 |
企業が手がける事業やプロジェクトについて説明します。 |
製品・サービス紹介 |
提供する製品やサービスの詳細を掲載します。 |
お問い合わせフォーム |
顧客や取引先からの問い合わせを受け付けるためのフォームです。購入の問い合わせを受け付けるためにも必須なコンテンツです。 |
プライバシーポリシー |
個人情報の取り扱いについての方針を明示します。 |
利用規約 |
サイトの利用条件を説明します。 |
会社規模にあわせて用意すべきコンテンツ
ここからは上記の構成要素とは別に、会社規模によって、用意するとより効果的な集客が見込めるコンテンツについて、
- 大手企業のコーポレートサイトに用意すべきコンテンツ
- 中小企業のコーポレートサイトに用意すべきコンテンツ
上記2つに分けて、詳しくご紹介します!
「大企業」のコーポレートサイトで用意したいコンテンツ
採用情報 |
実際の使用例や顧客の声を掲載し、製品の信頼性と有用性を伝えます。 |
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CSR活動 |
社会貢献活動やサステナビリティに関する報告を行うページです。大手企業になるほど、対外的な活動についても注視される傾向にあるため、用意したいコンテンツです。 |
よくある質問(FAQ) |
訪問者が抱える疑問を予め解決し、ユーザー体験を向上させます。 |
メディア掲載情報 |
自社がメディアに取り上げられた際に、情報とURLをいち早く共有できるコンテンツです。取材やメディアへの掲載もユーザーからの信頼獲得材料として効果的です。 |
IR情報ページ |
投資家(株主)に向け、「株価や財務報告」を行うページです。 |
グローバルネットワークページ |
海外拠点や国際事業を行っている場合に用意すべきページです。 |
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サプライヤー情報 |
取引先向けのガイドラインとポリシーが記載されたページです。日々多くの企業とのやりとりを行う際には必須で用意したいコンテンツです。 |
パートナーシップ |
業務提携や協力関係にある企業・団体を掲載するページです。 |
経営陣紹介 |
CEO、CFOなど、主要な経営陣のプロフィールを掲載するページです。 |
サイトマップ |
サイト内のページ構造を一覧で表示します。SEO対策としても有効です。 |
「中小企業」のコーポレートサイトで用意したいコンテンツ
お知らせ・ニュース |
企業が提供する製品やサービスの詳細を展開し、魅力を伝えます。 |
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採用情報 |
実際の使用例や顧客の声を掲載し、製品の信頼性と有用性を伝えます。 |
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成功事例 |
過去のプロジェクトや成功事例を詳細に紹介することで、ユーザーからの信頼を獲得できます。 |
よくある質問(FAQ) |
訪問者が抱える疑問を予め解決し、ユーザー体験を向上させます。 |
メディア掲載情報 |
自社がメディアに取り上げられた際に、情報とURLをいち早く共有できるコンテンツです。取材やメディアへの掲載もユーザーからの信頼獲得材料として効果的です。 |
イベントカレンダー |
企業が主催・参加するイベントのスケジュールコンテンツです。最新製品のリリースや採用に関する |
CSR活動 |
社会貢献活動やサステナビリティに関する報告を行うページです。 |
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ブログ・コラム |
専門的な知識や業界のトレンドを発信する場として有用です。 |
サイトマップ |
サイト内のページ構造を一覧で表示します。SEO対策としても有効です。 |
コーポレートサイトの参考デザイン事例
株式会社オネスト・アンド・パートナーズ
https://www.honest-p.com/(制作:株式会社リーピー)
株式会社イーエムオー
https://emo-sp.com/(制作:株式会社リーピー)
佐藤歯科医院
https://www.dentist-sato.com/(制作:株式会社リーピー)
下記記事ではより多くのコーポレートサイトデザイン事例を紹介していますので、ぜひこちらも参考にご覧ください!
制作会社はどうやって決めるべき?
本記事で「集客効果を高めるにはページ構成が重要」とお話しましたが、もちろんそれを「成果の出るWebサイト」としてしっかりと形にするには、制作会社の実力も不可欠です。
ここからは、実際にコーポレートサイト制作を依頼する際の「制作会社選びの基準」について解説していきます!
- 「デザイン性」が高い制作会社
- 「ライティング力」が高い制作会社
- 「Web集客」に強い制作会社
「デザイン性」が高い制作会社
▲ 当社サイトを制作する際に作成したムーブボード
コーポレートサイトにおける「高いデザイン性」とは、単にカッコいい・オシャレなサイトを作れるというだけではなく、「適切なコンテンツが、適切な大きさ・色合い・位置に配置されているか?」などといった、視覚的で合理的なデザインに落とし込めている状態を指します。
たとえば「パッと見のオシャレさ」を重視するのであれば、Webサイトの模様を動かしたり、動画を起用するなどの手法がありますが、極論それだけでは、「動画を見られるサイト」「オシャレなサイト」なだけであり、問い合わせ獲得に繋がるサイトとはなり得ません。
つまりWebサイトにおける高いデザイン性というのは、
- そのコンテンツを配置することで、どのような集客効果が生まれるのか?
- ボタンの大きさ・配色には、どのような視覚的効果があるのか?
- どのような問い合わせの流れを想定して、全体のページ構成を決めたのか?
といったように、サイト全体が合理的なデザインになっていることこそが、デザイン性の高いWebサイトといえるのです。
そのため制作会社を選定する際には、このような視覚的・マーケティング的なデザインにまでこだわっているか?という点を見積もりや無料相談などを通して確認するようにしましょう。
「ライティング力」が高い制作会社
ライティング力とは、平たく言えば「原稿作成」を行う能力のことを指します。
「原稿」と聞くと、デザインほど注力すべき点ではないと思われがちですが、サイトに訪れたユーザーは、サイトを見て、原稿を読んで、問い合わせを検討するわけですから、「サイト原稿」というのは、「問い合わせ検討のための大事な判断材料」となるわけです。
もちろん自社のキャッチコピーやキーワードなどは重要視しつつ、それをより魅力的に説明する文章があるか?によって、問い合わせ率は大きく変わってきますので、その制作会社に「専属のWebライターが在籍しているか?」も、制作会社を選ぶポイントとすべきなのです。
「Web集客」に強い制作会社
Webサイトからの成果を最大化するためには「Webマーケティング × 業界の集客セオリー」を兼ね備えた制作会社選びも重要なポイントです。
Webマーケティングの分野では、競合分析やSEO(検索上位化)対策などを行うことで、問い合わせ率の向上・成果の拡大だけでなく、「Webサイトを通じて、競合他社に勝てる企業」へと成長することが期待できます。
その制作会社がWebマーケティングに優れているかどうかは、その制作会社に「専属のWebマーケターがいるか」「自社サイトの運用も行っているか」などを基準に判断するとよいでしょう。
また「業界の集客セオリー」の理解については、その制作会社の制作実績(ポートフォリオ)などを参考に、これまでどんな業界のWebサイトをどれだけ制作してきたか、を判断基準にするとよいでしょう。制作実績が多いということは、それだけ業界理解度の高いディレクターが多く在籍しているわけですから、それだけ業界における課題解決のストックも多いと判断することができますね。
当社では、売上げ向上を踏まえたマーケティング的・戦略的Webサイト制作はもちろん、専属デザイナーによる「視覚的デザイン」を取り入れたコーポレートサイト制作を行っておりますので、
- 競合とホームページから差をつけたい!
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい!
- その業界において「地域No.1」を目指したい!
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイト制作にお任せください!
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。