2025.02.05 - Wed
【サイト表示高速化】画像最適化で差をつける5つの方法|無料ツールもご紹介
Webサイトの表示速度、気にされたことはありますか?
「なかなかページが表示されなくてイライラする…」そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
このように、サイトがサクサク表示されるか?はユーザーの満足度やコンバージョンにも影響する、かなり重要なポイントです。
サイトに訪れた方が「見やすい!」と感じるか、「うーん、ちょっと重いな…」と感じるかで、サイトの印象も、最終的な成果も大きく変わってきます。特に近年では、モバイルファーストの観点からも、スマートフォンでアクセスした際の表示速度が重要視されています。
そこで今回は、サイトの表示速度を改善する「画像最適化」の具体的な方法をお伝えします。ぜひ最後までご覧ください!
画像最適化はなぜ重要?
突然ですが、皆さんに質問です。閲覧しているサイトで、表示が遅いと感じた場合、あなたはどう感じますか?
「イライラして、別のサイトを見に行ってしまうかも…」
そう思われた方、結構多いのではないでしょうか。
実際に、多くの方が表示が遅いサイトに対してストレスを感じ、離脱してしまう傾向にあります。
Googleの調査によると「表示に3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱してしまう」というデータも発表されています。
つまり、サイトの表示速度が遅いということは、せっかく訪れてくれたユーザーとの貴重な接点を、みすみす逃してしまっている可能性があるということです。さらに、表示速度はSEOにも影響を及ぼすと言われています。
一方で、画像最適化を適切に行うことで、サイトの表示速度は大きく改善できます。
サイトがサクサク表示されることで、ユーザーはストレスなく、スムーズに情報を閲覧でき、結果としてサイト全体の滞在時間も伸び、コンバージョン率の向上にも繋がります。
このように、画像最適化は、ビジネスの成果に直結する、非常に重要な施策なのです。
サイトの表示速度を改善する「画像最適化」3つのポイント
初心者の方でも簡単に実践できる、画像最適化の3つのポイントをご紹介します。
1. 画像サイズは適切に!リサイズで無駄をなくしましょう
サイトに掲載する画像、大きすぎませんか?無駄に大きな画像は、ページの表示速度を遅くする原因となります。まずは掲載するサイズを確認し、適切な大きさにリサイズすることが大切です。
「適切なサイズ」とは?
基本的には、実際に掲載するサイズで問題ありません。
しかし近年では、特にスマートフォンで「高解像度ディスプレイ」を搭載した端末が増えています。
高解像度ディスプレイでは、通常のディスプレイに比べて、ピクセル密度が非常に高いため、単純に掲載するサイズでリサイズを行うと、色情報が足らず、画像がぼやけたり、画質が悪く見えてしまいます。
そのため、スマートフォン用の画像は「表示サイズの2倍の大きさで作成し、半分のサイズで表示する」ことで、高解像度ディスプレイでも綺麗に表示させることができます。
例:
PCのメインビジュアルであれば横幅1920px程度
スマートフォンの場合は横幅750px程度ですが、高解像度ディスプレイを考慮し、2倍の横幅1500px程度
2. 画質はそのまま、サイズは小さく!圧縮ツールを賢く活用
「画質は落としたくないけど、ファイルサイズは小さくしたい…」そんな時は、画像圧縮ツールが便利です!
代表的な画像圧縮ツール(無料)をいくつかご紹介しますので、それぞれの特徴を比較してみましょう。
iloveIMG
複数の画像をまとめて圧縮・リサイズできる便利な多機能オンラインツールです。JPEG、PNG、SVG、GIFに対応し、様々な形式の画像を効率的に処理できます。
対応フォーマット:JPEG、PNG、SVG、GIF
TinyPNG
PNGとJPEGに特化した高品質な圧縮ツールです。無料版でも20ファイル、5MBまで対応でき、高品質のまま、ファイルサイズを大幅に削減可能です。
対応フォーマット:JPEG、PNG
Optimizilla
https://imagecompressor.com/ja/
プレビュー機能で画質を確認しながら、圧縮レベルを調整できるのが特徴です。JPEG、PNG、GIFに対応し、最適なバランスを見つけられます。こだわり派におすすめ!
対応フォーマット:JPEG、PNG、GIF
これらのツールを活用すれば、画質を大きく損なわずに、ファイルサイズを簡単に縮小できます。特に、複数の画像をまとめて処理したい場合は「iloveIMG」、画質にこだわりたい場合は「TinyPNG」や「Optimizilla」がおすすめです。
3. 用途に合わせて使い分け!最適なファイル形式を選びましょう
画像にはJPEG、PNG、WebPなど、複数のファイル形式があり、それぞれに得意・不得意があります。
JPEG形式
写真など、色のグラデーションが滑らかな変化のある画像に適しています。圧縮率が高く、ファイルサイズを小さくできることが特徴です。一方で、非可逆圧縮のため、繰り返し編集・保存すると画質が劣化してしまう点には注意が必要です。
PNG形式
ロゴやイラストなど、色数が少なく、境界がはっきりした画像に適しています。可逆圧縮なので、何度編集しても画質は劣化しません。しかし、写真などの複雑な画像では、JPEGよりもファイルサイズが大きくなる傾向があります。
WebP(ウェッピー)形式
Googleが開発した、次世代の画像フォーマットです。高画質を保ちつつ、JPEGやPNGよりもファイルサイズが小さく出来るため、サイトの表示速度改善に最適です。2024年時点で、主要なブラウザはほぼ対応されていることも、大きな魅力です。
具体的な使い分けの例を見てみましょう。
- 写真
基本的にはJPEGで問題ありませんが、高画質を維持したい場合や、後で編集する可能性がある場合は、PNGやWebPを検討しましょう。 - ロゴ、アイコン
色数が少なく、境界がはっきりしているため、PNGが適しています。背景を透明にする必要がある場合もPNGが便利です。 - イラスト
色数やグラデーションの有無によって判断します。シンプルなイラストであればPNG、複雑なイラストであればJPEGやWebPが適しています。
このように、画像の性質に合わせて最適なファイル形式を選ぶことで、画質を保ちつつ、ファイルサイズを効果的に削減できます。
次世代フォーマット「WebP」をもっと詳しく!
「WebP(ウェッピー)」は、Googleが開発した次世代の画像フォーマットです。
WebPの最大のメリットは、従来のJPEGやPNGと比べて、画質を維持したままファイルサイズを大幅に削減できる点です。例えば、JPEG画像をWebPに変換することで、約25~34%もファイルサイズを削減できるという実験結果もあります。
一方、WebPのデメリットとしては、古いブラウザでは対応していない場合があることが挙げられます。 しかし、主要ブラウザはすでに対応済みのため、現在では大きな問題とはならないでしょう。また、Photoshopなどの画像編集ソフトでWebPを扱うには、プラグインが必要となる場合もあります。
WebPへの変換は、「iloveIMG」などのオンラインツールや、Photoshopのプラグインを利用するのが簡単です。
また、多数の画像をWebPに一括変換したい場合には、Web制作会社に依頼することも一つの方法です。専門知識を持つプロがサイトを見ることで、WebP変換以外の改善点も見つかるかもしれません。
これらのメリット・デメリットを考慮した上で、WebPの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
表示速度の計測ツール「PageSpeed Insights」
「自社サイトの表示速度は、どれくらいなんだろう?」と思ったことはありませんか?
実は、Googleが提供する「PageSpeed Insights」という無料ツールで、簡単に測定できるんです!
PageSpeed Insightsは、URLを入力するだけで、PCとスマートフォン、それぞれの表示速度をスコアで表示してくれます。改善ポイントも具体的に教えてくれるので、どこを直せばいいのかも一目瞭然です。
ただし、このツールは動画やコンテンツが盛り沢山の大きなサイトから、シンプルなLPまで、どんなサイトでも共通の指標で評価しているため、あくまでも参考程度にとどめておくのが良いでしょう。
とはいえ、手軽にサイトの現状を把握できる便利なツールであることは間違いないです。
まずは「PageSpeed Insights」で速度計測をしてみましょう!
https://pagespeed.web.dev/
画像最適化だけじゃない!表示速度改善のための施策
これまで「画像最適化」に焦点を当ててきましたが、サイトの表示速度を改善するためには、他にも様々な方法があります。今回は詳細を割愛しますが、画像の最適化と併せて、これらの施策にも取り組むことで、さらなる速度改善が期待できます!
- ブラウザキャッシュの活用
一度読み込んだファイルをブラウザに保存させることで、再訪問時の読み込みを高速化します。 - サーバーの応答時間の短縮
高速なサーバーを利用したり、サーバーの設定を最適化したりすることで、応答時間を短縮します。 - HTML/CSS/JavaScriptの最適化
不要なコードを削除したり、ファイルを圧縮したりすることで、読み込みを高速化します。 - CDNの利用
コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を利用することで、ユーザーの近くのサーバーからコンテンツを配信し、表示を高速化します。
「何から始めれば…?」無料サイト診断で解決!
「画像最適化の重要性は分かったけど、具体的に何から始めれば良いのか…」
「自社のサイト、実際にどのくらい改善できるんだろう?」
そんな疑問やお悩みをお持ちの方は、ぜひ株式会社リーピーの「無料サイト診断」をご活用ください!
Webサイトの技術は日々進化しており、表示速度の改善には、画像最適化以外にも様々なアプローチがあります。経験豊富なWebサイト制作・運用のプロが現状の課題を明確にし、最適な改善策をご提案いたします!
ぜひ一度、無料サイト診断で、お客様のサイトの「今」を知ることから始めてみませんか?
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