2024.09.10 - Tue
Iguchi
ブランドサイトとは?目的やサイト事例、必須コンテンツもご紹介!
インターネット検索が主流となった昨今、地方企業における集客の中心は「Webサイトからの集客」へと移行しつつあります。
特にオリジナルブランドを展開している企業であれば、専用の「ブランドサイト」を開設する企業も増加傾向にあります。
しかし具体的にブランドサイトとは、どのようなサイトのことを指すのでしょうか?また企業のコーポレートサイトとの違いはどのような点なのでしょうか?
本記事では、ブランドサイトについて詳しく深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
「実際のサイトデザインを見てみたい!」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
ブランドサイトとは?
https://zita.life/(制作:株式会社リーピー)
ブランドサイトとは、企業や商品・サービスの価値を広く認知してもらうためのWebページのことを指します。具体的にはユーザーにそのブランドの世界観を伝えることが主な目的となっています。そして近年では、多くの企業で主要な商品ごとに専用のブランドサイトを立ち上げることが主流となってきているのです。
またブランドサイトを使って、ブランド自体が持つイメージや提供する付加価値、さらには他社と差別化する要素を強調することで、競合他社との競争において優位性を与えてくれるといえるでしょう。
ブランドサイトの目的は?
自社のブランドサイトを作る目的には、いくつかの重要な要素がありますが、大きな理由としては以下の4点があります。
- ブランドの認知度を高める:長期的な広告効果を発揮し、新規ユーザーに対してブランドの認知を高めるます。
- ブランドの価値を伝える:ブランドの価値やビジョンを明確に伝えることで、ユーザーが「そのサービスを買う理由」を提供します。
- ブランドの信頼性を証明する:口コミやレビュー、賞などの第三者からの評価を掲載することで、「ブランドの信頼性」を高めます。
- ブランドに関する購入意欲を喚起する:、製品プロモーションや限定オファー、新商品の案内などを通じて、ブランドに対して良い印象を持ってもらい、購入や利用につながるよう促します。
下記記事では「ブランドサイトの目的・役割」について、より詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください!
コーポレートサイトとの違いは?
コーポレートサイトとブランドサイトは、それぞれ異なる目的とユーザーに応じて設計されるWebサイトです。コーポレートサイトでは企業の基本情報(業務内容、所在地、製品情報)などが網羅されているのに対し、ブランドサイトは主に商品やサービスのブランド価値を前面に押し出した内容が展開されます。
またコーポレートサイトは、購入を検討する顧客だけでなく、求人情報を求める求職者や取引先といった多様な人々が閲覧することを想定していますが、ブランドサイトは主に「購入意欲のあるユーザー」に向けて制作されます。
上記事例は「日本コカ・コーラ株式会社」のコーポレートサイトと、「コカ・コーラ」そのもののブランドサイトです。コーポレートサイトはコカ・コーラ社が展開する商品サービスについて網羅的に紹介しているのに対し、ブランドサイトはコカ・コーラを彷彿とさせる「赤・白」をページカラーに取り入れた、商品の世界観がひとめでわかりやすいWebサイトとなっていますよね。
このようにコーポレートサイトは対外的に大きく発信することを目的としてるのに対し、ブランドサイトはその商品のファンや目的としているターゲット層に向けて、ブランドの世界観を伝えることを大きな目的としている、といった違いがあるのです。
コーポレートサイトについては下記記事でより詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください!
ブランドサイトとECサイトは分けるべき?
ブランドサイトは、特にビジュアル要素に重点を置き、企業や商品のイメージを高める役割がある一方、ECサイトはユーザーがスムーズに購入できるような「使いやすさ(ユーザビリティ)」が最優先されます。そのためECサイトに掲載する商品写真は一覧性が大切であり、購入に関する情報も明確に表示されることが求められます。
もちろんECサイト内でブランディングを行うことも可能ではありますが、「イメージ構築」と「販売活動」は基本的に異なる目的を持っています。そのため、これらのサイトを別々に運営することで、ユーザーの目的にあわせた「商品の良さ」を伝えることができるのです。
ブランドサイトで商品やサービスを紹介した後に、【購入はこちらから】といったCTA(お問い合わせ)ボタンを用意することでECサイトへと誘導し、「商品を知ってもらう → 商品を買ってもらう」という2つのフェーズに分けることで、Webサイトからより多くの問い合わせを獲得できるようになるのです。
下記記事ではECサイトについてより詳しく解説していますので、あわせてこちらもご覧ください!
ブランドサイトのサイト事例は?
ここまでブランドサイトの定義についてお話しましたが、「実際のブランドサイトとはどのようなものか?」を調査することも大切です。ここからは弊社制作のブランドサイトを数社ピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください!
デザイン重視のブランドサイト事例
ボリーナオースリーミスト(株式会社田中金属製作所)
https://o3mist.bollina.jp/ (制作:株式会社リーピー)
Room403(株式会社Quaf)
https://room403.jp/(制作:株式会社リーピー)
啓運山 法華寺
https://keiunzan-hokkeji.or.jp/(制作:株式会社リーピー)
商品事例を重視したブランドサイト事例
しろとみどり
https://www.shiro-to-midori.com/(制作:株式会社リーピー)
株式会社カネコ小兵製陶所
https://www.ko-hyo.com/(制作:株式会社リーピー)
下記記事では弊社デザイナーが厳選した、ブランドサイトの参考サイト事例をまとめましたので、こちらもあわせてご覧ください!
ブランドサイトに効果的なページ構成(コンテンツ)は?
先の参考サイトも踏まえて、ブランドサイトはどのようなページ構成にすべきなのでしょうか?
ブランドサイトというのは「商品の魅力」を伝えることが第一目標であり、商品に関してなんでもかんでも情報を載せてしまうと、かえって見づらいサイトになってしまします。そのため、載せるべき「必須項目」と「商品サービスによっては載せたい項目」などに分けて、しっかりとコンテンツを取捨選択することが大切です。
マストで用意したいコンテンツ
- 商品の機能や特徴の紹介
- 料金案内
- お問い合わせフォーム など
できれば用意したいコンテンツ(推奨)
- お客様の声
- よくある質問
- 製品カタログ など
ブランドサイト制作において「効果的なページ構成」については、下記記事でより詳しく説明していますので、こちらもあわせてご覧ください!
ブランドサイトも更新・メンテナンスは必要なの?
コーポレートサイトなどのように日々情報が更新されるサイトであれば、サイトメンテナンスの重要性も感じやすいでしょう。しかし、ある一定の商品に焦点を当ててプロモーションを行うブランドサイトにおいてもサイトの更新・メンテナンスは必要なのでしょうか?
結論からいうと、ブランドサイトであっても必ずサイト更新・メンテナンスは行うべきと意識しておく必要があります。ここからは「なぜブランドサイトの更新・メンテナンスが必要なのか?」について詳しく解説していきます!
検索上位化(SEO対策)につながる
ブランドサイトの大きな目的は「ユーザーにそのブランドを知ってもらうこと」にありますが、検索上位にそのサイトが掲載されないようでは、そもそもユーザーがそのブランドに触れるキッカケすら掴めていない状況にあります。
基本的にWebサイトというのは、制作した後に更新作業を行わないままにしておくと、Googleから「鮮度の低い・古い情報を扱っているサイトだ」と認識され、検索順位が下がってしまう傾向にあります。こうなってしまっては、せっかくブランドサイトを制作したとしても、ユーザーが検索した際に競合他社ばかりが上位に表示され、自社サイトがそもそも検索結果に現れなくなってしまう可能性さえあるため、こまめに情報を更新する必要があるのです。
問い合わせ獲得率を高められる
ある程度ブランドサイトを運営していくと、問い合わせにつながるお客様が、
- どんなページを見て、問い合わせする傾向があるのか?
- 見られていない・人気のないページはどこか?
などといった情報が溜まります。これらの情報をもとに、不要なページを削除したり、人気のないページデザインを一新したりすることで、これまで以上に問い合わせ獲得の可能性を高められるというわけです。
具体的にどんなコンテンツを更新すればいいの?
製品・サービス情報を更新する
製品やサービスに関する詳細情報(価格やカラー展開など)で追加や変更がある場合、サイト側の情報もあわせて更新を行うようにしましょう。ユーザーは企業が思う以上に、価格やバリエーションなどを繊細に気にしているケースが多いため、変更があったタイミングですぐに更新を行うことが大切です。
ニュース・プレスリリースを更新する
sニュースやプレスリリースは、企業が最新の情報、製品のローンチ、イベント、提携情報、業績などを一般に公開する手段です。これらの情報は、企業の透明性を高め、信頼性を築く上で非常に重要です。さらに、新鮮な情報を定期的に提供することで、検索エンジンはそのウェブサイトを「活発で更新されている」と評価し、検索結果のランキングにも良い影響を与えてくれます。
ユーザーレビューを反映させる
ユーザーレビューは、企業や製品の信頼性と権威性を高める非常に効果的な手段です。特に、オンラインでの購入判断が多くなる現代において、他のユーザーからの評価やフィードバックは新規顧客の購入意欲を高めるために非常に効果的です。
特に自社で口コミなどを募集している際には、その口コミへの返信などを欠かさず行うことで、サイト全体の評価を上げるとともに、ユーザーからの直接的な信頼獲得にもつながるのです。
ブランドサイト制作の費用相場は?
ブランドサイトの費用相場は、依頼先によって大きく異なるりますが、一般的な価格帯としては、個人事業主への依頼であれば20万円〜40万円、Web制作会社の場合は100万円〜200万円程度が相場となっています。
なぜこれほど費用の差が出るかというと、個人事業主は主に「依頼内容に基づいてサイトを制作する」ことを目的としているのに対し、Web制作会社の場合は、事前の企画・コンサルティングを通して、ビジネス戦略に合わせた「ブランドの目標・成果達成のためのWebサイト制作」を行ってくれることにあります。
多少費用が掛かったとしても、企業がプロのWebサイト制作会社に依頼する理由としては、「ブランドサイトを制作することで、企業の成果に繋げようとしているから」といった理由が大きく関わっているというわけです。
下記記事では、「Webサイト制作の依頼先」について詳しく解説しておりますので、依頼先でお悩みの方は、ぜひあわせてご覧ください!
実際のブランドサイト制作の期間・流れは?
ブランドサイト制作の期間はもちろん制作するサイト規模によっても異なりますが、おおよその目安としては、2ヶ月〜6ヶ月程度となります。ここからは具体的にどんな流れで制作が進んでいくのかについて、
- 事前打ち合わせ
- 設計・デザイン
- テスト公開
- 本番公開
- 公開後の更新・運用
上記5項目に分けて解説していきます!
事前打ち合わせ(0ヶ月〜1ヶ月目)
事前打ち合わせはでは、依頼者と制作会社でミーティングを行い、サイトで達成したい具体的な目標を設定します。さらにターゲットとする顧客層やサイト上に必要な機能などの技術要件もこの段階で話し合います。
このように、事前打ち合わせでは多くの要素が網羅的に検討・話しあわれ、それぞれの要素が後の制作過程でどのように反映されるかを入念に検討していきます。
設計・デザイン(2ヶ月〜5ヶ月目)
事前打ち合わせで得た情報を基に、サイトの構造(サイトマップ)やデザインを作成します。この段階で、ウェブページのレイアウト、色彩、フォントなどの視覚的要素も決定されます。サイトの規模感によって完成までの期間が大きく異なるのは、サイト規模によってこのフェーズの作業量が大きく異なるからです。
テスト公開(6ヶ月目)
具体的なデザインと設計が完了したら、テスト環境でサイト公開を行います。このフェーズでは、リンクの動作確認やレイアウトの崩れ、機能のテストなどを行い、問題点を洗い出します。このタイミングでサイトが世間に公開されることはありませんので、最終テストの意味も込めて、入念にチェクしていきます。
本番公開(6ヶ月目)
テスト公開で確認した問題点を修正した後、サイトを本番環境で公開します。この段階で、サイト上位化対策(SEO対策)やアクセス解析ツールの設定などもあわせて行います。
公開後の更新・運用
サイトが公開された後も、定期的な更新と運用が必要です。新製品の情報追加、ブログ記事の投稿、ユーザーフィードバックに基づく改善など、サイトを活性化させるための作業を継続的に行います。
これらはWeb制作会社から、依頼者へと引き継いで行うことが一般的ですが、公開後のマーケティング戦略・運用代行を行っている制作会社であれば、こちらも丸っと依頼することが可能です。
ブランドサイト制作においてよくある質問
Q1: ブランドサイト制作の必要性は?
A1: ブランドサイトは企業や製品のブランド価値を高め、認知度を広げる強力なツールです。独自のストーリーを持つことで、顧客に対する強い印象を残し、購入意欲を引き出します。
Q2: 制作にかかる費用はどれくらい?
A2: 制作費はプロジェクトの規模や機能、デザインの複雑性により異なります。お見積りは無料のケースがほとんどですので、予算をもとに見積り請求するようにしましょう。
Q3: 制作期間はどれくらい?
A3: 制作期間もプロジェクトの規模や要件に依存しますが、一般的には1〜3ヶ月程度が一般的です。
Q4: コンテンツの更新は自社で行える?
A4: コンテンツの更新については、制作会社がサポートを提供する場合もありますし、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使って、お客様自身が更新できるケースなどもあります。詳しくは制作会社に確認するようにしましょう。
Q5. 既存のサイトをリニューアルすることは可能ですか?
A5: 既存のサイトのリニューアルも多くの制作会社が対応しています。サイトリニューアルの際には既存のサイトよりも「分かりやすく・デザイン性の高いサイト」に仕上げるのが効果的です。
当社では、売上げ向上を踏まえた戦略的Webサイト制作はもちろん、専属デザイナーによる「視覚的デザイン」を取り入れたホームページのご提案も行っておりますので、
- 競合とホームページから差をつけたい!
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい!
- その業界において「地域No.1」を目指したい!
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイト制作にお任せください!
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
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