サービス業における経営課題とWebアプローチ例

Case.01

「顧客認知」の経営課題

Webサイト内が整理されておらず、顧客に「サービス・商品ラインナップ」や「各サービスの良さ」を伝えきれていない。

当社のアプローチ方法

大抵の場合、Webサイト運営における目的は「反響獲得（問い合わせの獲得）」ですが、問い合わせ獲得のためには、以下のようなステップを踏む必要があります。

1. 会社・サービスについて認知してもらう
2. 会社・サービスの「強み」を理解してもらう
3. 競合他社との比較検討
4. 問い合わせ

例えばサービスが認知されていたとしても、「その強み」がユーザーに伝わっていなければ問い合わせにはつながりませんし、強みが伝わっていたとしても競合先とのバッティングがあれば、比較検討時に負けてしまうケースもあり得ます。

このように、上記ステップのどれかが欠けてしまうだけで問い合わせ獲得は困難になるのですが、今回ご相談いただいたお客様の場合は、これまで熱心にサイト更新をされた結果、情報過多から「何をやっている会社なのか？」、「どういうところが強みなのか？」がブレてしまい、競合他社との比較にも負けてしまっている状態でした。

そこで当社では、お客様協力のもと、収益上貢献度が高いサービスなどからサイト掲載を行うサービス見直しを図り、掲載サービスの共通項から「お客様の強み」を再設計。提供サービスの分かりやすさだけでなく、「会社としての強み」に磨きをかけ、競合他社との比較検討時にも選ばれやすいサイトづくりを行いました。

Case.02

「マーケティング」の経営課題

Webサイト経由でも商品販売を行っていきたいが、ITの知識がないため、どの方法が最適なのか分からない。

当社のアプローチ方法

Webで商品販売を考える際、大抵「ECサイトを使った販売」となりますが、ECサイトにも大きく2種類存在します。

• モール型ECサイト：楽天市場・Yahoo!ショッピングなど
• 自社ECサイト：shopify、EC-CUBEなど

モール型は既存のプラットフォームを借りる形になるので露出機会の増加において優位性がある反面、プラットフォームの使用料が継続的に発生します。対して自社ECは、既存のプラットフォームを用いたものではないため、集客の難易度が非常に高いですが、プラットフォーム使用料などもないため、商品露出さえなんとかできればまとまった利益を得やすい傾向にあります。

このようにWebへの販路開拓を目指す際、どうやってECサイトを作るか？次第で「ビジネスとして成立するか？」が大きく左右してきます。

そこで今回、お客様はITに疎いとのことでしたので、営業時にお客様商品の特長やその商品を買われるユーザー層、さらには競合先となる商品について、などのヒアリングから最適なECカートシステムや決済システムをご提案させていただき、ターゲット層に刺さりやすいデザインをお作りしたうえで、注文をいただいた後の発送手配など、運用上の手間が減らせるようカスタマイズ面でも支援させていただきました。

Case.03

「採用活動」の経営課題

インターネット経由で、「実店舗への集客」ができていない。

また以降、新たな店舗出店も予定しているのですが、その店舗についてもWeb経由で集客を強化したい。

当社のアプローチ方法

実店舗をお持ちの場合、もちろん各種ＳＮＳの運用も不可欠ですが、ＳＮＳ経由で集客を狙う場合、来店の母数となる「インプレッション（閲覧数）」はフォロワー数に依存してしまうため、バズったときのリターンは大きいものの、ＳＮＳを活用した新規層の取り込み、継続的な集客は非常に困難です。

そのため今回は、比較的来店数を継続・安定させれるように、当社が最も得意とする「岐阜市　●業種●」などのローカルSEOの上位化を前提としたＷｅｂサイト制作を実施させていただきました。

ローカルSEOは、「検索キーワードとの関連性」×「距離」×「知名度」というように、事業者側でコントロールできない部分に対する評価按分が大きいため比較的難易度が高いと言われているのですが、「検索キーワードとの関連性」はＷｅｂサイトのクオリティ（ＳＥＯ対策を含む）で、「知名度」はＷｅｂサイト制作前に実施させていただいたブランディング支援で記憶に残りやすいコンセプト設計を行い、その他ＳＮＳでのキャッチアップやサイテーション強化に向けたアドバイスを実施させていただき、無事対象キーワードで3位以内にランクインすることができました。