2024.05.22 - Wed
Iguchi
【具体例あり】コーポレートサイトができるまでの制作フロー・流れを徹底解説!
インターネット検索が主流となった昨今、地方企業における集客の中心は「Webサイトからの集客」へと移行しつつあります。
実際に岐阜市に本社をおく当社でも、近年の問い合わせの【約8割】以上が、Webサイトからの問い合わせです。
そんな現状を受け、コーポレートサイト制作を検討している企業も多くあるとは思いますが、
- まず何から始めていいのか分からない
- 具体的な制作の流れが知りたい
- 具体的に「何ヶ月で完成するのか」を知りたい
上記のように考えている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、当社のサイト制作フローも踏まえながら、コーポレートサイト制作の流れを詳しく解説していきますのでぜひ最後までご覧ください!
まずは「実際のデザインを見て検討したい!」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
そもそもコーポレートサイトとは?
コーポレートサイトは、企業が提供する製品やサービス、採用情報、投資家向け情報(IR)など、多岐にわたる企業関連の情報を集約して発信する、いわば会社の「顔」となるウェブサイトのことで、主に「ビジネス目的」に特化して制作・運営されます。
これまでのコーポレートサイトというのは、採用情報や商品購入ページなどを網羅した、企業に関する「万能サイト」とされることが一般的でしたが、近年のインターネット普及の流れから、採用は採用サイト、商品購入はECサイトなどと、目的の達成に沿ってさまざまなWebサイトを作ることが効果的とされてきており、その中でもコーポレートサイトは「企業説明」に特化したWebサイトとして制作されるようになったのです。
コーポレートサイトについては、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
コーポレートサイト制作の流れは?
コーポレートサイト制作の流れは主に、
- 打ち合わせ・ヒアリング
- 企画・戦略検討
- サイト原稿・デザイン作成
- サイト構築
- 公開作業
上記「5ステップ」で行われ、完成目安としては約3〜6ヶ月程度です。
上記はあくまでも一般的な制作フローですので、より細部までこだわって制作を行う場合、当然ですが手順が増えることもあります。
ここからは当社リーピーの制作フローを参考に、Webサイトが出来上がるまでの流れを『10のステップ』に分けて解説していきます!
2:見積もり確認・発注
3:ヒアリングシートの作成・提出
4:初回打ち合わせ(キックオフミーティング)
5:コンセプトシートの作成・提出
6:原稿作成
7:デザインカンプのご提出(デザイン作成)
8:テストサイト構築
9:テストサイト確認・本番公開
10:計測ツールの導入
打ち合わせ・ヒアリング(0〜1ヶ月目)
1:無料相談(ヒアリング)
まずサイトを作るにあたり「何のためにサイトをつくるのか?」をヒアリングします。
サイトを作る目的は経営課題によってさまざまですが、当然そのすべてが「サイトを作ることで解決する」とは限りません。
そのため当社では、「本当にWebサイトをつくるべきか?」という点も踏まえながら、具体的な制作目的や企業の課題感についてヒアリングを行います。
とはいえ、Web初心者が「具体的にサイトで何を達成したいか?」を決めるのは難しいと思いますので、
- サイトを使って集客の「柱」を増やしたい
- 自社ブランディングを強めたい
- 新卒採用を強化したい
まずは上記のように、「ざっくりとしたイメージ感」を共有するだけでOKです。
また当社の場合、ZOOMでのWeb相談も可能ですので、サイト制作についてご不明な点があれば、まずはお気軽にご相談ください。
2:見積もり確認・発注
無料相談の内容をもとに、最適なページ構成を検討し、見積もりとしてお渡しします。
またこのタイミングで、具体的なデザインカンプ(レイアウト)の提案まで行う会社もありますが、ユーザーはデザインで購入するか?を決めるわけではなく、「サイトに書かれた情報」をもとに判断をします。
当然お客様からすると、見積もり時にデザインカンプがある方が判断しやすいかもしれませんが、Webサイトのデザインというのは、
- まず、具体的なターゲット設定をベースに、「コンセプト」をつくる
- 次に、コンセプトが伝わりやすいように「サイト原稿」をつくる
- 最後に、原稿をベースとしたより視覚的に伝えやすいデザインを検討する
成果獲得のためには、このように合理的にデザインを決めていく必要があるのです。
そのため当社では、先にデザインを決めるのではなく、あくまでも「最低限どんなページが必要か?」をまとめた見積もりのみご提出させていただき、デザインについては具体的なコンセプトをしっかりと決めてから制作に移ります。
見積もりを確認し、発注いただいたら、早速サイト制作を開始していきます。
サイト制作における「具体的な費用相場」について詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください!
3:ヒアリングシートのご提出
当社ではサイト制作を発注いただいたお客様に、まずサイトの方針を固めるための「ヒアリングシート」をお渡ししています。
制作会社によっては、「要件定義書」の提出を依頼されるケースもありますが、ここは先にも解説したように、集客拡大に向けた「具体的なコンセプトづくり」に直結する大切な工程です。
要件定義書というのは、お客様の要望に沿ってつくるための「制作会社側のマニュアル」なわけですから、要件定義書があると、返ってマニュアル通りに作らなければいけない「受け身の制作」しかできなくなってしまうケースがあるのです。
そのため当社では、制作会社としてのノウハウを踏まえたコンセプトづくりが行えるよう、事前にお渡ししたヒアリングシートをもとにコンセプト検討を行う方針を採用しています。
(もちろん、記入は「箇条書き」でもOKです)
参考までに、下記記事では「要件定義」について解説していますので、要件定義書の提出を依頼された場合はこちらもあわせてご覧ください!
企画・戦略検討(1〜2ヶ月目)
4:初回打ち合わせ(キックオフミーティング)
ヒアリングシートの内容をもとに、初回打ち合わせを行います。
「打ち合わせ」と聞くと、意見や要望をまとめておくべき…?と思われがちですが、基本的にはヒアリングシートの回答をもとに、すり合わせを行う内容が多いため、特別ご準備いただく必要はございません。
また具体的な打ち合わせ内容としては、
- 課題の洗い出し・ゴールの確認
- 業界・競合他社の確認
- 狙う・狙わないターゲットの選定
- ざっくりとしたデザインイメージの共有
などの「コンセプト決定」に必要な内容ヒアリングしていきますが、もちろんこの打ち合わせですべてのコンセプトを決めていくわけではありませんので、その点もご安心ください。
打ち合わせ内容は、次の「コンセプトシートの作成」に活用いたします。
またこの際、プロジェクトを担当する「専属のWebディレクター」もご挨拶させていただきますので、何かご不明な点があれば、担当ディレクターがその場でご説明いたします。
また当社は、専属ディレクターがプロジェクト終了までお客様をサポートいたしますので、サイト制作でありがちな「途中で担当が変わって進めづらくなった…」といった心配もございません。
5:コンセプトシートの作成
「完成したサイトがイメージと違う…」となってしまう大きな要因が、打ち合わせ内容の「すり合わせ不足」です。
特に初回打ち合わせでは、ざっくりとしたイメージ共有が多くなりがちなため、「すり合わせたつもり」のままプロジェクトが進んでしまい、方針にズレが生じてしまうことが多いのです。
そのため当社では、打ち合わせ内容を踏まえて「どのようなコンセプトで制作していくのか?」をまとめた、全10枚ほどの「コンセプトシート」をお渡ししていますので、
コンセプトシートの主な内容は以下の通り。
- 現状の課題感、目標・ゴールの確認
- 自社の強み、狙う・狙わないターゲットの確認
- 総合的な「サイトコンセプト」の確認
- デザイン方針の共有(なぜそのデザイン、フォントを使用するのか など)
もしこの時点でコンセプトに違和感があれば、いつでも担当ディレクターにご相談ください。
サイト原稿・デザイン作成(2〜4ヶ月目)
6:原稿作成
先にも解説した通り、サイト原稿というのはユーザーが購入検討するための大切な「判断材料」となるわけですから、これまでまとめたコンセプトが、しっかりとユーザーに届くように原稿を作成していきます。
制作会社によっては、「原稿作成は依頼者にお願いする」というケースもありますが、デザインはデザイナーに任せるように、文章でユーザーを惹きつけるのであれば、当然サイト原稿もその道のプロに依頼するのがベストです。
当社では、ライティング歴15年以上のWebライターが「Web集客に効果的な原稿作成」を行いますので、お客様のサービスを「選ぶ理由」が伝わる、ユーザーを惹きつけるサイト原稿を作成いたします。
もちろん「文章作成に自信がない…」というお客様も、当社に一任いただけます。
また完成した原稿は、お客様にご確認いただいた後、サイトへと反映いたしますのでご安心ください。
7:デザイン(デザインカンプ)の作成
原稿と並行して「デザインカンプ」を作成し、実際のサイトデザインをお客様に確認いただきます。
一般的にデザインを決める際には、制作会社側で用意したサンプルデザインの中からデザインを決めていくことも多いですが、実はこの決め方は注意が必要です。
というのも「デザイン性が高いサイト」というのは、パッと見のデザインが良いサイトだけを指すわけではありません。特にWebサイトというのは、「サイトから問い合わせを獲得する」ことが一番の目的なわけですから、
- 一番伝えたい内容が、目に入りやすくなっているか?
- ターゲット層にあわせた「配色・フォント」を使用しているか?
- ボタンは「押しやすいサイズ・間隔」になっているか?
当然これらを踏まえた、合理的なデザインにする必要がありますよね。
もちろんサンプルを見比べればざっくりとしたイメージ共有はできますが、サンプルベースで作ったデザインというのは、決して「成果獲得に向けたデザイン」とはいえないのです。
そのため当社では、サンプルを踏まえたデザイン検討はもちろん、実際のデザインカンプの確認を「2段階」に分けて行うことで、パッと見のデザイン性だけでなく、コンセプトに沿った「合理的なデザインになっているか?」までご確認いただけるような流れで進めていきます。
具体的な流れは以下の通り。
- 1段階目:ざっくりとしたデザインテイストの確認
⇒1〜2スクロール分の確認 - 2段階目:文字・ボタンサイズを踏まえた「ページ全体」のデザイン確認
⇒1ページ全体の確認
サイト構築(4〜6ヶ月目)
8:テストサイト構築
デザインや原稿の確認が完了したら、サイト構築へと移ります。
基本的にサイト構築は、テストサイトと呼ばれるデモサイトを使って「PCサイト⇒スマホサイト」の順に構築を進めていきます。
また近年はスマホ利用者の急増もあり、Webサイトのスマホ対応が必須ですが、制作会社によっては、「スマホ(レスポンシブ)対応は別料金」としているケースもあります。
そのため、事前に「スマホ対応デザインにしてくれるか?」を確認するようにしましょう。
下記記事では、Webサイトの「スマホ対応」について詳しく解説していますので、確認の際にはこちらもあわせてご覧ください!
公開作業(6ヶ月目)
9:テストサイト確認・本番公開
テストサイトの構築が完了したら、実際に「PC、スマホでの見え方」を一通り確認します。こちらも制作会社にて一通りチェックを行った後、お客様にも最終確認をいただきます。
テストサイトで確認すべき項目は以下の通り。
- 文章に誤字・脱字はないか
- クリックした際、正しいページに遷移するか
- 写真や文字サイズの大きさは適切か
- 問い合わせメールが問題なく送受信されるか
10:計測ツールの導入
本番公開が完了しても、サイト制作はまだ完了とは言えません。
「サイトは作ってからがスタート」と言われるように、Webサイトから成果を出すためにはこまめな分析・テコ入れが不可欠です。
中には「サイトをつくること」をゴールとしている制作会社もありますが、お客様としての最終ゴールは「Webサイトをつくって、成果を獲得すること」なはずです。そのため、
- 想定したターゲット層がアクセスしているか?
- 一番見てほしいページにアクセスが集中しているか?
- サイトの離脱率(ブラウザバックしてしまうユーザー)は多くないか?
- Webからの問い合わせは増えているか?
などを詳細に分析し、実際に改善点を見つけていくための「計測ツール」を導入していきます。
また当社では、【全国1,000社超】のサイト分析を行う、専属のWebマーケターが在籍しておりますので、計測方法や、具体的なWeb戦略についても、お気軽にご相談くださいませ。
当社の場合、基本的な計測ツールの導入は「無償対応」となります。
サイト公開後は『運用業務』がマスト!
先にもお話した通り、Webサイトは公開してからが本番です。
特にコーポレートサイトは、会社全体の情報を掲載するわけですから、こまめなコンテンツ更新を通して、どんなユーザーにも常に新鮮な情報を提供できなければいけません。
またSEO(検索上位化)対策の観点からも、サイト制作後は定期的なメンテナンスが不可欠なのです。
当社では、Web集客に特化したマーケティングチームによる「運用代行・保守サービス」も充実していますので、
- 本業が忙しくて、運用業務に割く時間がない…
- 運用業務を頼める人材がいない…
- 自分で運用して、効果が落ちないか不安…
上記のようにお悩みの方も、制作から運用まで、当社にまるっとお任せいただけます。
もちろん、アクセス分析レポートのご提出で「現状、成果が出ているのか?」「これからどんな運用をしていくべきか?」などの経営アドバイスも行っていますので、運用業務が不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。
コーポレートサイト制作後の運用方法については、下記記事で詳しくまとめていますので、こちらもあわせてご覧ください!
地域No.1を目指す、
『成果の出るサイト制作』なら、リーピー!
本記事でも解説した通り、サイト制作の流れは依頼先によってさまざまですが、基本的には「サイトを制作すること」を目的とした制作会社が多いのが現状です。
もちろんサイトを制作すること自体は問題ないのですが、特にコーポレートサイトは「企業の集客拡大」に直結するツールなわけですから、制作した後に「経営課題を解決できるサイト」を設計することが不可欠です。そのため、
- 最終的な成果につながる「企画・コンセプト」を行ってくれるか?
- 視覚的に分かりやすい「デザイン性の高いサイト制作」を得意としているか?
- 制作後の集客・運用プランまで考えてくれるか?
上記のようなポイントを踏まえて、制作会社を選ぶのがベストですね。
当社では、専属デザイナーによる「視覚的デザイン」を取り入れたサイト制作はもちろん、制作後の集客拡大を踏まえた「戦略的Webサイト制作」を行っております。
- 競合とホームページから差をつけたい!
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい!
- その業界において「地域No.1」を目指したい!
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイト制作にお任せください!
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。