2024.05.22 - Wed
Iguchi
コーポレート・企業サイトにも「SEO」って必要?実践で使える「6つの対策」をご紹介!
コーポレートサイトを制作したけれど、なかなか成果に繋がらない…という方は多いのではないのでしょうか?
実際にWebサイトは「作ったら成果が出る」と思われがちですが、実際はさまざまな運用・検索対策を行ってはじめて、ようやく成果がつきはじめるものなのです。
では具体的にどのような運用業務を行えば、成果の出るコーポレートサイトになるのでしょうか?
本記事では、「コーポレートサイトのSEO対策」について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
コーポレートサイト制作の詳しい流れについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
コーポレートサイトのSEO対策とは?
SEO(検索上位化)対策は、GoogleやYahooなどの検索結果に、自社のコーポレートサイトがより上位に表示されるようにするための施策です。検索結果が上位化されると、自ずと多くの人の目にコーポレートサイトがとまるようになり、結果企業の認知度が高まります。さらに、訪問者やお問い合わせの数も増えるため、集客にも効果を発揮します。
企業がコーポレートサイトを運営する目的はさまざまですが、一般的には企業の信用を高めるために情報を広く発信することが多いです。特に、株式会社の場合は、投資情報や魅力的な求人情報を掲載することで、新しい人材を効率的に獲得する狙いもあります。顧客の信頼を勝ち取るためにも、自社のビジョンや製品、サービスについて、顧客やパートナー企業がしっかりと理解できるように、コンテンツを通して情報を発信するとともに、検索上位に表示させるための施策を行うことが大切なのです。
下記記事では「SEO対策」についてより分かりやすく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください!
コーポレートサイトにSEO対策が必要な「4つ」の理由
自社の「認知度」を拡大させるため
そもそもSEO対策の目的というのは、GoogleやYahooなどの検索結果に上位表示化されることです。この目標が達成できれば、自社のサービスや製品は、多くの顧客の目に留まることになり、その結果ブランドの認知度が拡大します。
というのも人々はWeb検索で何かを調べると、その多くが最初のページの結果だけを見ます。次のページに移る人は少なく、上位化されていないコーポレートサイトは顧客に見つけてすらもらえないというわけです。つまりSEO対策をしっかりと施し、自社のコーポレートサイトを上位化した上で、多くの顧客に認知してもらうというのが、SEO対策において一番の狙いなのです。
長期的な集客導線をつくるため
SEO対策を行うことは、企業にとって長い目で見ると非常に効果的な集客手段です。というのも先ほどお話しした通り、コーポレートサイトでしっかりとSEO対策を施すと、検索エンジンにおいて上位表示され、多くの人々が自然とサイトを訪れるようになります。また一度上位化が確立すると、その順位はそう簡単には変わらないので、長期間にわたり新規顧客の流入が見込めます。
そして最も大きなメリットは、このSEO対策によって、目の前にいるであろう顧客たちが、自社の商品やサービスに対してより簡単にアクセスできるようになる点です。要するにSEO対策は、企業が提供するサービスや情報を、顧客に効率よく届ける手段の一つでもあるのです。
潜在顧客のニーズを把握するため
SEO対策は、潜在顧客が自社サイトに「どんなキーワードでたどり着いているのか?」を具体的に知るのにも効果的です。潜在顧客のニーズを把握することで、顧客のリアルな声を聞き、効果的なマーケティング戦略を展開できるでしょう。
例えば、ホームページ開設サービスを提供するA社がアクセス解析を実施したとします。その結果、「ホームページ サーバー」や「ホームページ 集客方法」といったキーワードでも人々がサイトを訪れていることがわかりました。ここからわかるのは、ただホームページを作るだけではなく、「サーバーの選び方や集客方法についても知りたい!」と考えている人がいることです。要するに、SEO対策を行うことでこれらの潜在的なニーズを見つけ出し、サービス改善の方針を効率的に定められるというわけです。
有料広告よりも効果的に集客できるため
コーポレートサイトの運用に際してSEO対策に取り組むと、SNSや広告とは違った角度から集客が可能です。現在はインターネットの利用が一般的となったため、SNSや広告での集客が主流となっていますが、多くの企業が同じ手法を採用しているため、競争が激しくなってきているのが現状です。特に、TISインテックグループの調査によると、デジタルマーケティングで企業が一番力を入れているのはWeb広告、次いでサイト最適化とソーシャルメディアマーケティングです。
このような状況からもわかるように、SEO対策に取り組んでいる企業はまだ少なく、具体的にいうと31.7%の企業しか取り組んでいないのです。つまりSEOはまだ競争率が低い市場であるため、積極的に取り組めば他社と集客差をつけられる可能性が高いといえます。
具体的なSEO対策6選!
ただコーポレートサイトを制作・公開しただけでは、顧客はなかなかコーポレートサイトを訪れてくれません。その問題を解決するために、ここからは具体的なSEO対策の方法を6つご紹介していきます。
ユーザビリティを向上させる
ユーザビリティというのは、具体的にはコーポレートサイトをはじめとしたWebサイトを見たり操作したりする際の「快適性」や「使いやすさ」を示す指標です。この要素はモバイルユーザーにとって特に重要で、サイトの見た目の明快さや、どれだけ簡単に操作できるかがポイントとなります。
もしユーザビリティが低い場合、スマホやタブレットでの利用が難しくなり、結果としてユーザーはサイトから離れる可能性が高くなります。さらには、Googleの評価にも影響を与え、そのサイトが使いづらいと判断されるリスクが高まってしまうでしょう。
「XMLサイトマップ」を作成する
サイトマップとは、検索エンジンがウェブページをスムーズに認識する役割を果たすためのXMLファイルです。このXMLファイルは、検索エンジンがウェブページを効率的に読み込む役割を担います。SEO対策において、このファイルの存在は非常に重要です。具体的に言うと、XMLサイトマップには、検索エンジンに認識してもらいたいウェブページのデータがまとまっています。ここには各ページのURLや、いつ最後に更新されたのか、といった情報がXMLタグとして綴られています。
そしてこのXMLサイトマップをサーバーに設置することで、ウェブクローラーはより効率的にページにアクセスできるようになり、結果インデックス作成が促進されます。もし、ページ数がとても少ないコーポレートサイトの場合、サイトマップを作る必要は必ずしもありませんが、その場合でも内部リンクをうまく使用し、サイトの回遊性を高めることをおすすめします。
具体的な作業方法が難しい場合には、Web制作会社に無料相談してみるのもひとつの手でしょう。
ページの読み込み速度を速くする
検索順位に直接影響を与える大きな要素のひとつが、ページの読み込み速度です。ここで気になるのは「ページの読み込む速度はどう上げるのか?」ですが、こちらはデータ容量をできるだけ軽くするだけで対応が可能です。例えば、画像ファイルのサイズを小さくする、CSSとJavaScriptをうまく圧縮するなどの対策で、ページ表示速度は格段に上がります。
さらに、サーバー側でのデータ圧縮も大いに有用です。Google自身が2020年5月に発表した調査によれば、ページの主な内容が表示されるまでの時間が2.5秒以内であれば、ユーザーはそのサイトを快適に感じる傾向にあります。逆に、4秒以上かかるようなページは、ユーザーがイライラして途中で去ってしまう可能性が高くなります。コーポレートサイトに長く滞在してもらうためにも、ページの読み込み速度を高める必要があるというわけですね。
コンテンツ(コラム・ブログ)作成をする
顧客のニーズに焦点を当てたコラムやブログなどのコンテンツ作成も、有効なSEO対策の一つです。コーポレートサイトを訪れた顧客が求める情報を提供できなかったり、情報の品質が低い場合は、そのページのSEO評価は確実に低下するでしょう。会社のメッセージを伝えるのも重要ですが、特にコーポレートサイトのSEO対策においては、顧客の視点を忘れず、他の優れた記事を参照して、何を含めるべきかを慎重に考える必要があるのです。
またGoogleは、コンテンツの品質と量、両方をSEO評価の基準としています。文字数や投稿数に関して明確なガイドラインはありませんが、SEO対策を高めたいのであれば、一定量の文字数、そして高い品質を有したコンテンツ作成が不可欠であると言えるでしょう。
アクセス解析をおこなう
コーポレートサイトにコンテンツを投稿した後は、アクセス解析と効果測定が不可欠です。どの記事を改善すべきかや新たにどの内容を作成すべきかの方向性が明確になるので、コーポレートサイト改修に際しての方針も具体的に見えてくるのです。またアクセス解析には、Googleが無料で提供している「Googleアナリティクス」と「サーチコンソール」が有用です。
前者は、コーポレートサイトにアクセスした訪問者が何を経由して来て、どのページを見たのか、滞在時間はどれだけか、といったことを分析するツールです。後者は、訪問者がどのような検索ワードを使用したサイトにたどり着いたのか、また、検索順位が落ちた原因を特定するのに役立ちます。これらのツールを利用することでコーポレートサイト運営に際して有用なアクセス分析が可能にな流というわけです。
常時SSL(https)化にする
Googleが公式に発表していますが、常時SSL(https)化は検索順位にも良い影響を与えます。このSSL(https)は、ユーザーが安全にインターネットを利用できるように通信を暗号化する技術です。もし通信の途中で誰かにデータを盗み見られたとしても、コーポレートサイトがSSL化されていれば、重要な情報は守られ、安全に閲覧できます。
コーポレートサイトは、企業情報や顧客情報などの重要な情報を扱う特性上、セキュリティ面は抜かりなく対応する必要があります。常時SSL(https)化によって、SEO対策を向上させるのみでなく、顧客に安心感を与え自社の信頼性を高める効果も見込めるため、ぜひ導入を検討しましょう。
SEO対策を行う上で注意すべきポイント
コーポレートサイトにおいて効果的なSEO対策を目指すのであれば、特に以下の4つの大切なポイントに目を向けてください。これらのポイントをしっかり押さえつつ、対策を進めることで、SEOの成果を最大化できます。
コピーコンテンツを掲載しないように注意する
コーポレートサイトでは、自社独自の記事を意識的に掲載しましょう。Googleはオリジナルのコンテンツを高評価する傾向があり、結果検索順位も向上します。逆に他のサイトからコピーしたコンテンツは、ペナルティの対象となり大幅に検索順位が落ちてしまうリスクがあります。
またコーポレートサイト内で同じような内容が繰り返されていた場合、それもコピーコンテンツと見なされてしまいます。ただこうした判断は専門の知識がないと難しい場合もあるため、判断に迷った場合はWebサイト制作会社などの専門家に相談するようにしましょう。
定期的にサイトの分析を行い、継続的に運用する必要がある
コーポレートサイトにおけるSEO対策は、一度やったら終わりというわけではなく、定期的な分析と、その結果に基づく改善が重要になります。そして、この「定期的な分析」には、単に記事や情報の効果をみるだけではなく、コーポレートサイト全体の動きもしっかりと把握することが含まれています。
具体的なツールで言えば、Googleが提供している無料のGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールが非常に便利です。特に、コンテンツがまだ少ないコーポレートサイトには、これらのツールでどんな情報が求められているのか分析し、次に何を発信すればよいかを考えるのがおすすめです。一方で、すでに多くのコンテンツがある場合には、それらを見直すための有用なデータが得られます。
例として、何らかのコンテンツで訪問者数が増えた場合、その背後にはどのような要因があるのかをしっかりと分析しましょう。何がうまくいって何がダメだったのか、その仮説を立て、次に作るコンテンツや、すでにあるコンテンツの修正に役立てることができます。
効果が出るまでには時間がかかる
SEO対策の成果は、即座には現れないことを頭に入れておきましょう。特に競合が多いキーワードでは、既に大手企業も力を入れています。そのため、上位表示を目指すならば、少なくとも3ヶ月〜1年はかかる可能性が高いです。ですから、コンテンツの質を継続的に高めていく必要があります。そのため、コンテンツを定期的にアップデートし、その質を向上させる努力が必要です。さらに、運営段階でのリソースもしっかりと確保しておくことが、SEO対策を成功させるための大切な要素となります。
アップデートの影響で順位が落ちるケースも
Googleのアップデートは、コーポレートサイトの検索結果に大きな影響を与える場面があります。このアップデートは、事前に告知されることは少なく、ふとした瞬間に検索順位が大きく下がることも考えられます。このような状況は、SEO対策をしている人たちにとっては非常に厳しい問題です。
ただこうした状況には、日頃から顧客にとって役立つ情報やサービスをコーポレートサイトで提供することで、対策が可能です。そもそもGoogleは顧客(サイトユーザー)を第一に考えてSEOの良し悪しを判定しているわけですから、顧客のニーズに応えるようなコンテンツを作成できていれば、アップデートの影響を設けにくくなるというわけですね。
コーポレートサイトのSEO対策においてよくある質問
Q:SEO対策って何ですか?
A: SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化とも言います。つまりSEO対策というのは、コーポレートサイトが検索エンジンで上位に表示されるように各種調整をする作業のことを指します。主には、キーワード選定、内部リンク、外部リンク、コンテンツの質などが影響を与えます。
Q:キーワード選定はどう行えばいいすか?
A: 主要なキーワードを選ぶ際には、ターゲットとする顧客層やビジネスの特性を考慮する必要があります。キーワードリサーチツールを使用して、検索ボリュームや競合度を調べると良いでしょう。
迷ったらWebサイト制作会社やSEOの専門家と相談するようにしてください。
Q:内部リンクとは何ですか?
A: 内部リンクとは、コーポレートサイト内の異なるページ同士をつなぐリンクのことです。これにより、ユーザー体験(UI)が向上し、検索エンジンがサイトを正確に理解する手助けをします。
Q:外部リンクがSEOに与える影響は?
A: 外部リンクは、他の信頼性の高いコーポレートサイトから自サイトへのリンクです。これが多いほど、コーポレートサイトの信頼性が高まり、検索エンジンの評価も向上します。ただし、リンクの質にも気を付ける必要があります。
Q:コンテンツの質を高めるには?
A: コンテンツの質を高めるためには、ターゲットとする読者に価値を提供する情報を掲載することが重要です。また、文章の構造、画像やビデオの使用、専門的な知識の提供なども考慮すると良いでしょう。
Q:定期的な更新は必要ですか?
A: SEO対策において、定期的な更新は欠かせません。コーポレートサイトの情報を最新に保つことで、顧客にとっての価値が高まります。また、検索エンジンも頻繁に更新されるコーポレートサイトを高く評価する傾向があります。
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この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
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