2024.10.30 - Wed
Iguchi
SEOって何の略?サイト運用の前に知っておきたいSEOの基礎知識
Webサイトというのは、GoogleやYahoo!が高く評価したサイトほど、検索上位化されるしくみになっています。
しかし、制作したばかりのサイトだと、ドメインの歴が浅く、検索されても下位になってしまうことがほとんどでしょう。
さらには、新設サイトはコンテンツの数も少なく、そもそも検索結果に表示すらされない場合が多いのです。
本記事では、サイト開設後の検索上位化に向けて
- 抑えておきたいワードの解説
- 昨今のSEO情勢
- 検索上位化のための対処法
などの観点から、実際に検索結果を上位化させる方法をご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
抑えておきたいワード
SEO(エスイーオー)って何?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では『検索エンジン最適化』といいます。検索エンジンというのは「Google」や「Yahoo!」など、検索したサイトを我々に提供してくれるツールのようなものですね。
つまり”SEO”とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンに対して「最適化」を行い、表示される『検索順位を上げること』を指しているのです。
「インデックス」とは?
▲検索結果に対して、上位約8千万のサイトだけがGoogleに登録されている
実は、Googleなどの検索エンジンは、世界中すべてのサイトを網羅しているわけではありません。というのも、Googleは新しいサイトに対して、『Googleに表示させるかどうか』をAIに判断させ、その審査に通ったサイトだけを検索結果に表示させているのです。(通称:クロール)
そして、その審査に通って検索結果に表示されるようになることを『インデックスされる』というのです。
そのため、まずはGoogleにサイトをインデックスしてもらえるような施策を行っていくのが最適といえるでしょう。
どうすれば「インデックス」されるの?
インデックスされない理由は、主に『Googleからの評価が低いこと』が原因です。
例えば
- サイトの更新が少ない(優良サイトと認識されづらい)
- Googleマイビジネスを利用していない
- そもそもサイトを開設して間もない(ドメイン歴が浅い)
などが挙げられます。
インデックスされていない根本的な理由を探すのは難しいですが、こういった対処法をこまめに施行していくことこそ『インデックスへの近道』といえるでしょう。
※特に新設サイトの場合、インデックスまでに約2週間〜1ヶ月かかる場合があります。
検索上位に表示させるには?
そもそも、”Googleの目的”とはなんでしょうか?
実は、Googleは日々『我々ユーザーの悩みを解決する』ために、様々なサイトを提供してくれています。
つまり、検索上位化をねらうには、Googleがオススメしたいと思うようなサイトにする必要があるのですね。
また、Googleにはサイト評価が属人的なものにならないよう、”アルゴリズム”呼ばれるサイトの評価基準が設けられています。このアルゴリズムを正しく理解することで、Google好みのサイトに調整しやすくなるというわけです。
今回は、Googleアルゴリズムの中でも代表的な”EAT(イート)”という考え方をご紹介します。
”EAT(イート)”はそれぞれ
- 『Expertise(専門性)』
- 『Authoritativeness(権威性)』
- 『Trustworthiness(信頼性)』
の頭文字からきており、上記3点を満たしたサイトほどGoogleにユーザーに対して『おすすめしたいサイト』として上位表示されやすくなるのです。
SEO対策=『結果が出る』わけではない
検索順位というのは、「EAT」をはじめとする様々なアルゴリズムで、『サイト全体に対して相対的な評価』をつけています。
そのため、自分がどれだけSEO対策を行っても、他のサイトも同様のSEO対策を行っていたら、必然的に相対的な評価は上がりにくくなってしまうのですね。
また、SEOには『これさえやれば順位が上がる!』といった裏ワザも存在しないので、定期的にSEO対策を行い、サイトの優位性を常に維持することが大切です。
SEOには”一定の時間”が必要
SEOは『対策すればすぐに効果が出る』と思われがちですが、実は効果が現れるまでにかなりの時間を要します。
これは、Googleがサイトを評価する期間(通称:サンドボックス)によるもので、既存のサイトでも約3〜6ヶ月程度、新規のサイトでは約1年近くかかってしまう場合も珍しくありません。
SEO対策というのは辛抱強く、継続的に行っていく必要がありますが、一度上位化に成功すると、継続的にユーザーのアクセスが見込めるようになるので、根強く対策を行っていきたいですね。
昨今のSEO情勢
SEO及び、Googleのアルゴリズムは年に数回、大きなアップデート(通称:コアアップデート)があるといわれています。
例えば、以前までは『サイト上の文字数が多い=情報量が高い』とされてきましたが、ここ数年のAIの発展で、文字数だけでなく『誰による情報か・信頼できる情報か』などの部分がより重要視されるようになりました。
特に、ここ1〜2年で言えば、コロナウィルスやワクチンに対する信憑性の低い情報が蔓延したことで、医療やクリニック系の業界のWebサイトが、以前より厳しく評価されるようになってきているのです。
つまり、以前までSEO対策といえば、制作会社に依頼しておけばOKでしたが、昨今ではWebサイトの管理者が専門的な知識を交えたコンテンツを発信しないと、Googleからの評価が上がりづらくなってしまったのですね。
3種類のSEO対策
では、実際にSEO対策とはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、『内部施策』と『外部施策』、『コンテンツSEO』という3つのSEO対策についてご紹介していきましょう。
まず『内部施策』とは、サイトの内部で専門的対策を行うものです。デザイン改良からサイト構造の改善まで、依頼して行うSEO対策はこの『内部施策』にあたります。
次に『外部施策』とは、外部のサイトから評価を受け、シェアしてもらう施策です。例えば、『こちらの記事もオススメです!』という形で、他サイトから自サイトへ誘導するリンク(通称:被リンク)を貼ってもらうことで、Googleに『他サイトからも評価を受ける良いサイトなんだ』という印象をもたせて評価を上げます。
そして最後の『コンテンツSEO』は、機械的な施策ではなく、いかにユーザーが満足するコンテンツを用意しているかという基準で判断されます。例えば、定期的なサイトの更新や見やすい写真の採用など、Googleの掲げる『ユーザーファースト』なWebサイトになっているかどうかが判断されるというわけですね。
上位化のために『コンテンツSEO』を
以前まで、検索結果を上位化するためには、制作会社に『内部施策』を依頼するのが一番有効的とされてきました。しかし現在、Googleはユーザーを満足させる『コンテンツSEO』を最も重要視するようになっており、これをサイト内で施工することがSEO対策に最も効果的だということが分かってきたのです。
ここからは、実際に誰でも施工していただける『コンテンツSEO』をご紹介していきますので、ぜひお試しください!
具体的な対策
ブログ記事の更新
Googleは常に稼働しているWebサイトを、より質のよいサイトだと認知するため、コンテンツを常に更新し続けることは、検索上位化に有効的な手段です。
しかし、一重にコンテンツ更新といっても、自社サイトを常に更新し続けることはかなり難易度が高いですよね。
そこで、簡単にWebサイトを更新できるブログ記事の運用がオススメです。記事は、新商品やサービスのリリースだけに限らず、『商品に対するマメ知識』など、気軽に執筆できるうえに、商品への購買意欲上昇にも一役買ってくれること間違いナシです。
コンテンツの”信頼性”を記載
コンテンツは多いだけでなく、いかにそのコンテンツに”信頼性”があるかを明記するのも大切です。
具体的なデータを掲載するときは、『どうしてこのデータが信頼できるのか』という部分も合わせて記載するようにしましょう。
例)
・実際のアンケートや具体的なデータを元にしている場合、引用元を明記する。
・著名人やその界隈の専門家の意見である場合、人物や論文を明記する。
・実際の画像やグラフがある場合、その画像を添付する。
ユーザーが”検索するワード”を予測する
検索されたワードがサイト内に多く含まれているほど、Googleからの評価は上がります。
なぜなら、Googleはユーザーが知りたいと思っている情報がより詰まったサイトを”専門性が高い”サイトと認定するからです。
例えば『飲食店』を検索する場合、検索候補は『飲食店_安い』や『飲食店_オシャレ』など、ある程度の予測を立てることが可能ですよね。
そこで、自社の強みをしっかりと理解したワードを多く取り入れることで、『安い飲食店といったらココ!』といった具合で、Googleからユーザーにオススメされやすいサイトになるのです。
不要なコンテンツを削除する
むやみに不要なコンテンツを取り入れているサイトは、かえってGoogleからの評価を下げてしまっている恐れがあります。なぜなら、サイト内に不要物があるということは、その分サイトが見にくく、ユーザーファーストから遠のいたものになるからです。
例えば、SEOを意識しすぎて無理にキーワードを多用してみたり、引用記事や関連リンクだらけの質素なサイトというのは、Googleから低く評価されてしまいがちです。
自分がユーザーだったら”このサイトは役に立つか?”という目線で自分のサイトをチェックしてみましょう。
最終的には、”プロの知識”が必要
ここまでサイトの上位化についてお話してきましたが、先にも述べたように近年では、サイト内の構造よりも、コンテンツ量やそのページの専門性などが検索順位に大きな影響をもたらします。
SEOは同じコンテンツのサイトを比較して相対的に順位が決められるため、最終的にはそのコンテンツのプロたちによる”知識の戦い”が必要となってくるのです。
そのため、検索結果を上位化させるためには、SEOに対する最低限の知識をしっかり持って、より濃密なコンテンツを追加していくのが検索順位の上位化への近道となるでしょう。
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。