2024.02.20 - Tue
Iguchi
コーポレートサイト用写真の撮影方法は？プロに依頼する場合の費用相場も解説！
近年のスマートフォンの普及を受け、自社サイトにも「見やすくオシャレな写真」を取り入れる企業が増えてきました。
しかし一口に写真を差し入れると言っても、「どこで誰が撮るのか？」「カメラマンを呼ぶ場合、どれくらいの費用になるのか？」など、詳細な費用相場までは分からないですよね。
そこで本記事では、自社サイトに写真採用を検討している企業の方に向けて、「写真の撮影方法から依頼時の費用相場」まで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください！
写真を使った「実際のサイト事例」については、下記記事にまとめておりますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
そもそもコーポレートサイトに「写真を入れる目的」とは？
コーポレートサイトに写真を掲載する目的は、単純そうでいて実は非常に戦略的です。具体的には以下のような目的があるので、詳しくみていきましょう。
「企業に対するイメージ」を向上させるため
例えば、笑顔で楽しそうに働く社員の写真が掲載されたコーポレートサイトからは、明るくポジティブなイメージが視覚的に伝わってきますよね。小さな文字で長々と文章で語るよりも、写真で明快にイメージを打ち出した方が目を引きますし、顧客にとってもわかりやすいのです。
コーポレートサイトを訪れる顧客にとって、最も知りたい情報の一つは「ここはどういった企業であるか？」ですが、ここを文字情報で網羅しようとすると「なんか文字ばっかりでよくわからないや…」と離脱されてしまうリスクが高まってしまうため、写真を掲載することで、その企業の様子をより分かりやすく伝える目的があるのです。
「企業の信頼性」を高めるため
コーポレートサイトに写真を掲載することは、企業の信頼性を高める効果もあります。高品質な写真を選べば、サイトを訪れる顧客は企業がしっかりとしたビジョンや戦略を有していると感じるでしょう。
ただし、その逆もまた然りです。例えば写真の画質がよくない、掲載されている写真が実際に企業のイメージと合致していないといった場合は、顧客の信頼を損なうリスクが高まってしまうので、注意が必要です。
SEOを最適化し企業の認知度を高めるため
写真は検索エンジン最適化（SEO）にも貢献する要素です。適切なタグ付けが行われていれば、コーポレートサイトが上位化され、より多くの人々に認知してもらえる機会が増えます。
コーポレートサイトに写真を掲載する目的として、文字情報を視覚化し、デザインを魅力的にするという側面が見られがちですが、実はこうした実用的な側面も持っているのです。
コーポレートサイト用写真の撮影方法は？
自社で撮影する場合
コーポレートサイトに掲載する写真を自社で撮影・用意する最大のメリットは、お手持ちのカメラやスマートフォンなどから手軽に撮影を行えることでしょう。プロのカメラマンなどに依頼をすると、写真の出来栄えによる「撮り直し・後日撮影」などを行う場合、追加費用が発生してしまうケースがありますが、自社撮影であれば、実際のコーポレートサイトのイメージと照らし合わせながら何度も撮り直しができますし、社内での撮影スケジュールの調整も簡単です。
一方でコーポレートサイトに写真を載せるためには、写真の「トリミング・リサイズ加工」など、コーポレートサイトに掲載する形へとサイズや色合いを調整する作業が必要となります。
そのため会社専属のデザイナーが在籍している場合であれば、自社撮影を行うことで、コストを抑えながらより簡単に写真撮影が行えるといえるでしょう。
制作会社・カメラマンに依頼する場合
制作会社やプロのカメラマンに依頼する場合、もちろん制作・撮影費用が発生してしまうものの、サイト制作経験が少ないお客様でも満足いただける、コーポレートサイトの雰囲気や集客に効果的な写真の撮影を行ってくれるケースがほとんどです。
掲載写真というのは、写真イメージだけが頭の中にあっても、実際にコーポレートサイトの中に掲載してみると、案外「写真が浮いてしまう…」といったような状況に陥ることもあります。
また先に解説したように、完成するサイトの比率にあわせた写真加工などもすべて自分で行わなければならないと考えると、コーポレートサイト全体の完成クォリティを高めるためにも、プロの方々にお任せすることを検討しておくとよいでしょう。
撮影依頼する場合の費用相場は？
コーポレート写真の撮影費用は、いくつかの要素によって大きく変わります。例えば4時間以内の撮影であれば、税金や交通費を含めて5万円から7万円程度が一般的な費用相場となるでしょう。
一方、フリーランスのカメラマンが担当する場合、その料金はかなり変動的になります。具体的には、コーポレートサイトに載せるシンプルなプロフィール写真だけであれば、初期費用として3万円から6万円を想定するとよいでしょう。もしこれが一日を通しての大掛かりな撮影になると、費用は20万円近くに膨れる可能性があります。
各カメラマンや事務所は、料金を設定する際に自らの方針や特長を反映していますので、「どのカメラマン・事務所に撮影を依頼するのか？」によって料金が大きく異なります。後の費用トラブルを避けるためにも、最初にしっかりと見積りを取ることが重要です。
撮影準備〜撮影完了までの期間はどのくらい？
撮影準備から撮影が完了するまでの期間は、概ね1週間から3週間程度が目安とされています。しかし、この期間はあくまで目安ですので、以下の要素によって変動することを覚えておいてください。
撮影準備期間（3日〜1週間）
撮影準備の段階では、撮影場所場所の選定やスタッフ、モデルの手配、そして必要な機材の確保が行われます。通常、この準備段階には3日から1週間程度かかる場合が多いです。
撮影期間（半日〜数日）
コーポレートサイトの規模や必要な写真の量によりますが、撮影は1日から数日が必要です。撮影の内容により、撮影の所要時間は変わります。照明が一定で背景も変わらない場合のポートレート撮影では、1人当たり大体10分程度が撮影時間の目安となるでしょう。一方移動を伴う撮影では、1カットでおおよそ30分（移動やセッティング時間を含む）が目安です。
一般的なコーポレートサイトの写真撮影は一日〜数日以内で終了することが多いので、参考にしてみてください。
撮影後作業（3日〜1週間）
撮影後、写真の編集や調整（レタッチ）が行われます。撮影した写真の枚数や加工の度合い、有無によっても作業期間は変動しますので、この作業にはおおよそ3日〜1週間程度かかると見込んでおくと良いでしょう。
撮影前に準備しておくことは？
撮影依頼の前には、撮影したいイメージを明確に理解し、整理しておきましょう。具体的には、「どのような写真」を「どのような目的で使うのか」をしっかりと考える必要があります。写真によっては、目的やメッセージが不明瞭になると、撮影後の成果物に一貫性が欠け、インパクトのないコーポレートサイトが出来上がるリスクが高まってしまいます。
また撮影イメージが不明瞭だと、カメラマンは適切な撮影指示が難しくなり、写真の完成度も低下してしまうでしょう。他にも、写真の全体的なテーマ性を把握する過程で、「いつ完成させたいのか」や「撮影作業の時間枠はどれくらいか」も同時に考慮すると、撮影の工程がスムーズに進みます。
具体的に考慮する内容としては以下が挙げられますので、参考にしてみてください。
- どのメディアで写真を掲載する予定か（例：コーポレートサイト）
- どのような種類の写真が必要か（例：企業文化を感じる写真、商品詳細を表示する写真）
- 撮影の主対象は何か（例：スタッフ、製品）
- 撮影対象外の要素は何か（例：スタッフを不必要に映さないようにする）
- 撮影のロケーションはどこか（例：社内二カ所、屋外一カ所）
- 最終納品期限はいつか（例：コーポレートサイトのリリースが2か月後なので、それまでに）
これらの要点を整理することで、撮影に必要なイメージと方向性が明確になり、より質の高い成果物が期待できるでしょう。
コーポレートサイト用写真撮影においてよくある質問
Q：コーポレートサイト用の写真撮影で最も重要なポイントは何ですか？
A：最も重要なポイントは、ブランドやサービスのアイデンティティを明確に表現することです。コーポレートサイトに掲載する写真は、一言で言えば企業の「顔」です。専門的に見ても、良いビジュアルは訪問者をサイトに引きつけ、長居させる効果があります。
Q：写真撮影にはどのような機材が必要ですか？
A：基本的には、高解像度のカメラ、三脚、照明設備が必要です。ただし、撮影内容や規模によっては、さらに特殊な機材が求められる場合もあります。
Q：写真撮影はプロのカメラマンに頼むべきですか？
A：専門的なスキルや高品質の写真が必要な場合、プロのカメラマンに依頼することをお勧めします。ただ、予算が限られている場面では、高品質のスマートフォンカメラでも十分な結果を得られることもあります。
Q：写真のレタッチは必要ですか？
A：レタッチはほぼ必須です。照明、コントラスト、色調の調整など、細かなレタッチによって写真の質は大幅に向上します。レタッチにはAdobe PhotoshopやLightroomといったソフトがよく用いられます。
Q：写真の著作権はどう管理すればいいですか？
A：著作権の管理に関しては、どうした対応をとるのか、カメラマンや撮影事務所と事前にしっかりと打ち合わせておきましょう。特にプロのカメラマンを雇う場合、使用範囲や期間、報酬などを明確にしておく必要があります。
また著作権が依頼者に譲渡されるのか、またはカメラマンや撮影事務所が保持するのかについても確認しておくと、後のトラブルを防げるでしょう。
Q：写真撮影にかかる費用は？
A：写真撮影の費用は、様々な要因に左右されますので、一概にこれくらい費用がかかる、と具体例を出すのは難しいです。例えばプロのカメラマンに依頼する場合、撮影費用の他にも交通費や人件費がかかりますし、何度も撮影し直す場合は追加で費用が発生するでしょう。自分で撮影する場合は、機材の購入やレンタル費用が必要となります。
いずれの場合も、予算に応じた適切な計画が欠かせないでしょう。
Q：撮影場所はどう選ぶべきですか？
A：撮影場所は、その写真のイメージや用途により異なります。例えば、ナチュラルで開放感のある雰囲気を出したい場合は、屋外での撮影が良いでしょう。一方で、自社製品や商材の細部を強調したいなら、スタジオ撮影が適しています。
弊社では、デザイン性の高いコーポレートサイト制作はもちろん、お客様の社風に合った写真撮影を行うプロのカメラマン・ディレクターと共にサイト制作を行いますので、「デザイン×写真」を活かした視覚的にも集客に効果的なWebサイト制作を行っています。
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この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター／コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
