2024.12.30 - Mon

Iguchi
【具体例あり】Webサイトのリニューアルにかかる費用相場・料金ってどのぐらい?

今の時代、「Webサイト経由で会社・サービスを知る」というのも少なくはありませんから、もはや「Webサイトは顧客からの第一印象に直結する」と言っても過言ではありません。
そんな中、「今のWebサイトが古臭いので、イメージを刷新したい!」、「リニューアルしてサイト経由で問い合わせが来るようにしたい!」というニーズも年々増えてきているわけですが、リニューアルと言っても”ピンキリ”…。
いざ見積もりを依頼したら、想定の倍以上の金額が出てきて、「本当にこんなにかかるのかな…?」と不安になってしまったり、そもそもいくらかかるか?が未知数すぎて、なかなか動き出せていない方も多いことでしょう。
そこで今回は、「Webサイトをリニューアルする場合いくらかかるのか?」について、実際の弊社具体例をお出ししながら、解説していこうと思います。
「実際のWebデザインを見てから検討したい」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
【結論】サイト種別ごとのリニューアル費用の相場は?
制作会社のタイプ別の料金相場は?
まず当然ですが、「どういった制作会社に依頼するのか?」によって、制作費用の相場は異なります。
ざっくり制作会社のタイプを2つに分けると、それぞれ料金相場は以下の通り。
「コスト重視」系の |
|
---|---|
「クオリティ重視」系の |
|
もちろん、株式市場に上場しているような大手制作会社の場合は、上記相場内に収まりませんし、特殊な構築を行っている場合や制作ページ数が極度に多い場合は、上記範囲から外れてくると思いますが、大まかな費用感としては上記のようになってくるでしょう。
リニューアルは「クオリティ重視の制作会社」への依頼が推奨!
リニューアルの目的は「サイトをもっとよくすること」
このようにお話しすると、我々のようなクオリティ重視の制作会社のポジショントークに感じるかもしれませんが、これは間違いないです。
というのもリニューアルということは、「すでにWebサイトをお持ちの状態で、そのサイトを刷新していく」わけですよね。
中には、「もっと問い合わせを増やしたい」や「デザインを変えて印象を変えたい」という目的もあるかと思いますが、総じて言えるのは「ホームページをもっと良くしたい」というのが目的なはずです。
前サイトよりも成果を出すためにも「クオリティ重視」が推奨!
もちろん新規サイト制作であれば、コストを重視するのも選択肢ですが、このように既存サイトのリニューアルの場合には、前サイトよりも確実に成果を上げるためにも、「クオリティ重視」の制作会社に依頼すべきでしょう。
クオリティ重視の制作会社にも、「戦略特化」「デザイン特化」「機能特化」などさまざまですが、自社に合った制作会社の探し方・見極め方については、以下記事で解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
【種類別】Webサイトのリニューアルにかかる費用相場は?
以降は、弊社のような「クオリティ重視の制作会社」にフォーカスして、より具体的な費用相場について解説していきます。
実際に弊社でお見積もりさせていただく際の費用感をもとに解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「コーポレートサイト(企業サイト)」のリニューアル相場は?
テンプレート制作でリニューアルする場合は?
https://taiyokakuchi.co.jp/(制作:株式会社リーピー)
テンプレート制作の場合、制作費用としては「150~200万円前後」がボリュームゾーンですね。
「テンプレート制作」というと「自由度が低くて、デザイン性も低い」、「同じようにテンプレートで作ったサイトと似てしまうのでは…?」という懸念もあると思いますが、弊社の場合テンプレート制作であっても、「TOPページのみはオリジナルでデザインする方針」で制作していますから、テンプレート制作を行ったサイト同士が似通ってしまう…と言ったことはありません。
実際に上記は、弊社が「テンプレート」をベースに制作させていただいたサイトですが、俗にいう「テンプレート感」は一切ありませんよね。
このようにテンプレートでもある程度のクオリティは担保できますので、「現サイトは20~50万と低コストで作ったor無料ツールで作った」という方の場合は、テンプレート制作が良いと思います。
テンプレートの場合、「テンプレートがどれだけ優れているか?」がネック。
弊社の場合は、常にテンプレートをアップデートしていく専門チームが組織されており、常にSEO対策等を踏まえたアップデートが実施されていますが、中には「テンプレートがかなり古い」というようなケースもあるため、依頼前に「テンプレートのアップデートは継続的に行われているか?」などは確認しておいた方がいいでしょう。
オリジナル制作でリニューアルする場合は?
オリジナル制作の費用相場としては、「200~500万円」がボリュームゾーン。
オリジナル制作になると、お客様によって「ページ数がかなり多い」だとか、「こういった機能が欲しい」といった個別でのご要望が想定されるためレンジがかなり広くなっていますが、「一般的なコーポレートサイトをオリジナルデザインで作りたい」ということであれば、概ね「200~300万円」に収まるケースが多いですね。
「オリジナル制作」のようにデザイン性を重視して制作する場合、「デザインはいいけど、使いづらいor問い合わせが取れない」という本末転倒になってしまうケースも…。
そのためデザイン重視の場合は、「その制作会社がどれくらいUI(使いやすさ)やSEO対策などの戦略面に精通しているか?」も併せてチェックしておきましょう!
「ECサイト(ネットショップ)」のリニューアル相場は?
shopifyなどを活用する場合は「150~300万円」が相場
ECサイトの場合、shopify(ショッピファイ)やEC-CUBEなどのベースとなるカートシステムを元に構築することがほとんどなので、基本は「200~300万円」のレンジ内になるかと思います。
ただ定額プラン(サブスク)のような機能を入れたり…というような個別カスタマイズが発生する場合、独自カスタマイズにより制作規模がオリジナル制作同等まで膨れ上がってしまうケースもありますね。
「同カートシステムを使用」の場合は若干コスト減も…
また「これまでEC-CUBEを使っていたけど、リニューアル後もEC-CUBEで…」というように、カートシステムの変更がない場合には、サイトレイアウトやデザイン調整などがメインになりますから、「150~250万円」前後まで制作コストを抑えられると思います。
ただカートシステムによって、ランニングコスト面も大きく変わってきますから、せっかくのリニューアルであれば、制作会社側に「カートシステムの選定」部分から相談してみるのがおすすめです。
「採用サイト」のリニューアル相場は?
テンプレート制作でリニューアルする場合は?
https://newgraduates.learningagency.co.jp/(制作:株式会社リーピー)
採用サイト自体、比較的最近出てきたものですが、「コーポレートサイト上に掲載されている採用コンテンツを採用サイトとして独立させたい」という場合であれば、75~150万円前後が相場かなと思います。
また「とにかく新卒応募を増やしたい!」ということであれば、ターゲットは「新卒学生で固定」になるわけですから、テンプレートデザインが「新卒学生をターゲットにしたもの」であれば、テンプレート制作でも十分成果に期待できるでしょう。
中途も強化したい場合は「オリジナル制作」が推奨
「同時に中途採用も強化したい!」という場合には、同業他社との差別化のためにも、「オリジナル制作」で対応するのがベストでしょう。
費用相場としては、ザっと「150~250万円」あたりがボリュームゾーンだと思います。
採用サイトについては、「先輩社員インタビュー」や「対談コンテンツ」というように、「どれぐらい採用コンテンツを用意するのか?」によって、費用が大きく左右してきます。
ただこれらについては、「件数」よりも「網羅性」の方が重要なため、例えば「先輩社員インタビューを1件削って、『数字でわかる●●』を追加する」や「対談は無しにして、福利厚生の特化ページを作る」といったように学生らのニーズに合わせて、広く浅く展開した方が成果につながりやすい傾向があります。
ブランド・サービスサイトのリニューアル費用の相場
費用相場はコーポレートサイト同様
ブランドサイト・サービスサイトについては、コーポレートサイト同様、「テンプレート制作:~万円、オリジナル制作:~万円」のレンジが基本です。
ブランディング構築から入る場合は100万円程アップ
ただし、商品販促における戦略構築やブランドイメージの方針策定などもコミコミで依頼する場合には、制作の前に「ブランディング構築」から行う必要がありますので、費用的には100万円程アップします。
ただブランドサイトやサービスサイトの場合、「デザイン性」だけでなく、同時に「何を訴求して売るか?」「どう魅せて競合と差別化させるか?」などの”売り方”も重要ですから、社内にそういった戦略構築をメインとする「マーケティング部隊」がない場合は、ブランディング部分から制作会社に任せた方が成果につながりやすくなるでしょう。
リニューアル費用を安く抑える方法は?
無駄のない発注をする
高いコストがかかるかもしれないからこそ、むだな装飾や機能を選ばないように気をつけましょう。特に、BtoBのWebプラットフォームでは、明瞭で客観的な言葉で製品やサービスのメリットをしっかり伝えることがとても大切です。だからといって、ビジュアルの要素が一番大事、とは限りません。もしサイトを更新する前なら、何のためのサイトなのか、どんな問題を解決したいのか、どんな方針で進めていくのかをきちんと考えて、それに合わせて計画をたてましょう。無駄なものは追加しないように心がけることで、予算を無駄にしないようにできます。
サイトの素材を自社で準備する
リニューアルにおいて新たな素材を自分たちで用意する場合、素材撮影の費用が必要です。しかし、自社で画像やテキストを作成するか、すでにあるWebサイトから必要な素材を持ってくることで、合計のコストをぐっと抑えることができるでしょう。さらに、ゼロからオリジナルのコンテンツを作るのではなく、テンプレートを基にしてコンテンツを作る選択も、スムーズな経費の削減につながる可能性が高いです。
必ず見積りを取る
Webサイト制作費用に影響する要素としては、サービスの品質、納品のスピード、そして企業のこれまでの実績が大きいです。たくさんの業者がいますが、自分たちに合った業者を探すいい方法は、複数の業者から見積りを取って、それをしっかりと比較することです。そうすることで、コスト対効果が高く評価されている業者を選べば、自社が望んでいるようなWebサイトに仕上がるでしょう。
リニューアルの進め方は?
①:リニューアル目的を明確にする
ウェブサイトのリニューアルを検討する際、最も重要なのは「なぜリニューアルが必要なのか?」という目的を明確にすることです。そのため、まずはサイトの現状を分析し、課題感や改善点を洗い出します。
デザインや使い勝手の向上ももちろん大切ですが、たとえば、
- 新商品の売上げ拡大に向けたリニューアル
- ブランドイメージの向上のためのリニューアル
など、具体的なビジネス目標を達成するためのリニューアルが不可欠です。そのため、経営課題を明確にし、それに基づいてWebマーケティングの方向性を設定することが大切なのです。
②:競合サイトを分析し、自社サイトの方向性を決める
サイトのリニューアルを進めるにあたって、「競合サイトの分析」は欠かせない作業です。競合分析では、業界のトレンドやユーザーの傾向調査、自社サイトが持つ「独自の価値や強み」をより明確にすることを目的として行います。さらに検索上位化(SEO)ツールを活用して、競合サイトの検索順位などを調査することで、自社サイトの方向性を再考するタイミングにもなる重要なステップとなります。
このようなデータベースの分析を通じて、リニューアル後の自社サイトが競合と比較してどのような位置付けを目指すべきかの方向性を明確にします。
③:掲載コンテンツを企画・設計する
競合分析を終えて、具体的なサイトの方向性が決定したら、実際にサイトに用意するコンテンツの企画・設計を行います。ここでは、ただコンテンツ案を出すだけではなく、ユーザーが「そのサイトをどう回遊するか?」を考えながら具体的なページ構成案に落とし込む必要があります。
たとえば、ユーザーがサイトを訪れた際の「購買プロセス」や「問い合わせまでに噛ませるべきページ」をイメージしながら、適切なコンテンツ配置を検討いきます。
これらの作業をリニューアル依頼者側で行うのは難易度が高い作業ですので、制作会社側のマーケティング担当者と最終的なゴールを共有しながらコンテンツ配置を検討していくとよいでしょう。
④:デザインを決定する
具体的な戦略やページ構成が確定したら、いよいよデザインを決めていきます。デザインを決定する上で最も重要となるのが、ターゲットとなるユーザーの再確認です。
なぜここで再確認が必要かというと、たとえば「オシャレなWebサイト」といっても、狙うターゲット層や年齢、性別によって、心に刺さるデザインというのは様々です。若い世代をターゲットとするサイトであれば、キラキラしたデザインをオシャレと感じる傾向にありますし、逆にビジネス向けのサイトであれば、シンプルでモダンなサイトの方が「オシャレ」として認識されやすいでしょう。
そのため、戦略を組み立てる際に決まった方針・狙うユーザー層を踏まえて、自社サービスとマッチするデザインを決定していく必要があるというわけです。
閉スア制作のリニューアルサイトの参考デザインについては、下記記事でより詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください!
⑤:Web制作・サイト公開の実施
サイトのデザインや構造が確定した後、具体的なWeb制作のフェーズに入ります。この段階は、計画されたデザインや機能を実際のサイトの形にし、制作が完了したら、公開前のテストを実施します。
リニューアル時の注意点は?
リニューアルでよく見られる失敗パターンとしては、ユーザーニーズをしっかり考えられていなかったり、内容とデザインの品質不足、技術的障害などが挙げられます。これらはすべて、Webサイトからの集客状況にダイレクトに響いてしまうため注意が必要です。
そのためこのような失敗を避けるためにも、事前に妥当な方策を立てることが必要です。具体的には、顧客の要望を調査し、それに基づいて修正を施す手段や、デザインと内容の水準を高める、技術的な不具合を早めに修正することなどが、リニューアル成功のために重要とされています。
下記記事ではWebサイトリニューアルにおける注意点についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
サイトリニューアルを成功させるためにも、
計画的な予算・費用計算のもとでの依頼を
本記事で述べた通り、Webサイト制作は単に「いくらでできる」というものではなく、
- どんなサイトタイプのリニューアルか?
- どんな機能を実装するか?
- どんな制作会社に依頼するか?
によっても大きく変わります。当社では、お客様との入念なヒアリングを通して「企業の課題解決」に向けたWebサイトリニューアルを行っています。
- 競合とホームページから差をつけたい!
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい!
- その業界において「地域No.1」を目指したい!
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイトリニューアルにお任せください!
この記事を書いた人

Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。