2024.02.20 - Tue
【用途別】FAQシステム作成ツールを徹底比較!【9選】
FAQシステムの種類
FAQシステムには、操作マニュアルなどを目的とした「ユーザー向けFAQツール」、ヘルプデスクなどの社内マニュアルを目的とした「社内向けFAQツール」の2種類が存在します。そして、現在サービス提供を行っているFAQツールをさらに細かく分類すると、以下のように分類されます。
- ユーザー向けFAQシステム
- 自社運営型
- ユーザー投稿型
- 社内向けFAQシステム
- 業務マニュアル
- ヘルプデスクマニュアル
本記事では、各ツールを上記の使用用途ごとに分類し、それぞれの特長や機能、価格帯などについてまとめていきたいと思います。(利用料金順にてご紹介していきます)
ユーザー向けFAQシステム
ユーザー向けFAQシステムは、その名の通り「ユーザー(お客様)の疑問解決」を目的に、対外的に公開を行うFAQを指します。
例えば、FAQを通して、資料請求や購入前の疑問を解消することで、コンバージョン率(反響獲得率)の改善を図ったり、納品や購入後のアフターサポートとして顧客満足度の向上を目的としたものが一般的ですね。
自社運営型FAQシステム
こちらは、自社で「よくある質問」とそれに対する回答を用意する一般的なFAQシステムにあたります。一般的には、操作マニュアルや資料請求前の疑問解決などに利用されることが多いですね。
こちらは自社での運営となるため、その分更新に手間がかかってしまいますが、よくある質問を一つずつ潰していくことで、カスタマーサポートにかかる工数を大幅に減らすことができます。また、自社で質問を想定して作成するため、ユーザーの疑問解決に対する貢献度も大きく、FAQシステムの中でも最も費用対効果の高い、優先すべき対策といえるでしょう。
wikipy(ウィキピー)
プラン | スターター | ベーシック |
ユーザー数 | ~3人 | ~10人 |
容量 | 1GB | 1GB |
利用料金 | 3,000円/月 | 5,000円/月 |
株式会社リーピーが提供を行う、クラウド管理型のFAQツールになります。
本システム最大の売りは、「とにかく更新が簡単」という点にあります。こういったSaaSツールにおいて、多機能さは重要ですが、ネットが苦手な方にとっては多機能がかえって足枷となってしまい、「導入に時間をかけたが、結局使いこなせず解約…」といったパターンが多くみられます。
その点、本システムは「使いやすさ」や「操作の簡易化」に重きを置いているため、ネットが苦手な方でもブログ感覚での更新が可能です。
また、簡易的なQ&Aだけでなく、フローチャートの作成機能なども搭載されているため、操作マニュアルとしての利用も可能であり、外部公開機能をオフにすることで、社内マニュアルツールとしての活用も可能です。
公式サイト:『操作マニュアルも作成可!FAQサイト作成ツール | wikipy(ウィキピー)』
Tayori
プラン | フリー | スターター | プロフェッショナル |
ユーザー数 | 1人 | ~3人 | ~10人 |
利用料金 | 無料 | 3,400円/月 | 7400円/月 |
公式サイト:『無料から使えるカスタマーサポート・お問い合わせ管理ツール|Tayori(タヨリ)』
OKBIZ. for FAQ
プラン | エントリープラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
FAQ閲覧数 | 1万未満 | 1万以上10万未満 | 10万以上 |
初期費用 | 130万円 | ||
利用料金 | 10万円/月 | 25万/月 | 別途お見積り |
公式サイト:『OKBIZ. for FAQ | 株式会社オウケイウェイヴ』
SyncAnswer
プラン | エントリー | スタンダード | エンタープライズ |
サイト数 | 1サイト | 3サイト | 4サイト以上 |
PV数 | ~3万PV | ~10万PV | 10万PV~ |
初期導入費 | 250,000円 | 500,000円 | 応相談 |
利用料金 | 50,000円 | 100,000円 | 応相談 |
公式サイト:『クラウド型FAQシステム Q&Aシステム | SyncAnswer』
ユーザー投稿型FAQシステム
ユーザー投稿型は、疑問を持ったユーザーが直接サイトに疑問を書き込み、その疑問に対して他のユーザーが回答を行う、「掲示板のようなFAQシステム」になります。
運営にも手間がかからないため、FAQシステムの中でも比較的お手軽ですが、ユーザーが投稿・回答をしてくれなければ、お客様の疑問解決には至りませんし、回答があったとしてもその回答が必ずしも正しいとは限りませんから、他のシステムと比較して、FAQシステムとしての貢献度は比較的低いと思われます。
coorum
プラン | ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
詳細 | 基本機能がつまったお手軽なライトプラン | 基本機能に加え、API連携や独自ドメイン等の拡張機能を使えるスタンダードプラン | 基本機能や拡張機能に加え、分析サポートや運用支援等、成果最大化に向けたサポートがつきます |
利用料金 | 不明 | 不明 | 不明 |
公式サイト:『coorum(コーラム) — ユーザーコミュニティ構築ツール』
SHARE info
プラン | フリー | ベーシック | プロ | 法人向け |
投稿数制限 | 100件 | 1,000件 | 10,000件 | 実質無制限 |
サーバー | 共有サーバー | 共有サーバー | 共有サーバー | 専用サーバー(VPS) |
広告の削除 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
独自ドメイン接続 | × | × | △ | 〇 |
利用料金 | 無料 | 2,980円/月 | 9,800円/月 | 39,800円/月(年間契約) |
公式サイト:『Q&A, シェアリング, マッチング, フリマ, 掲示板サイトの作成サービス | 簡単に無料から公開できる | SHARE info (シェアインフォ)』
社内FAQシステム
社内FAQシステムは、先ほどのユーザー向けFAQシステムとは異なり、社内での共有による業務効率化を図るFAQシステムを指します。
例えば、新入社員の教育の際に使用する業務マニュアルであったり、カスタマーサポートの際に使用する顧客対応マニュアルであったり…、と基本的には「マニュアルとしての活用」が一般的です。
業務マニュアル
業務マニュアルはその名の通り、「新入社員の教育や業務の標準化」を目的に、社内のルールや業務フローなどをまとめたFAQシステムになります。
業務マニュアルといえば、紙媒体やPDFなどでの管理が一般的ですが、それでは内容の更新時やその共有にも手間がかかってしまいます。そんなとき、業務マニュアルツールを導入し、マニュアルをWEB上で管理することで、アップデートの時の工数削減や外出時(在宅勤務時など)の活用が可能になります。
ヘルプデスクマニュアル
ヘルプデスク用マニュアルは、主に電話やメールでのお問い合わせに対する「カスタマーサポートの効率化」を目的としたFAQシステムになります。
本システムは、特に電話やメールなどでのお客様対応を必要とする業務において、その効果を発揮しますが、これによりユーザーからの質問や問い合わせの総数が減少するわけではないので、導入を行うのであれば「ユーザー向けFAQサイトで、ユーザーの疑問解決効率化を行ってから」がベターでしょう。
ヘルプデスクの達人
利用料金 | 350,000円/月~ |
※別途コンサルティング費が必要 |
公式サイト:『圧倒的なヘルプデスクの生産性向上を実現するナレッジベース_ヘルプデスクの達人 | アクセラテクノロジ株式会社』
Freshdesk
プラン | Sprout | Blossom | Garden | Estate | Forest |
利用料金(年次請求の場合) | $0/ユーザー | $15/ユーザー | $35/ユーザー | $49/ユーザー | $99/ユーザー |
利用料金(月次請求の場合) | $0/ユーザー | $19/ユーザー | $45/ユーザー | $69/ユーザー | $125/ユーザー |
公式サイト:『顧客サポートソフトウェア&チケットシステム|Freshdesk』
アルファスコープ
プラン | ユーザー向け | オペレーター向け |
初期費用 | 別途、初期費用が必要 | |
利用料金 | 100,000円/月~ | 80,000円/月~ |
公式サイト:『アルファスコープ|FAQソリューション アルファスコープ』
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards.」の受賞歴も豊富なリーピーの制作実績を、ぜひご覧ください。