2024.05.23 - Thu
山田
売上アップに!「ECサイト(ネットショップ)」で効果的な集客・販促方法は?
実際のお店でのお買い物より、通販で購入することの方が便利という人も多い、今の時代の生活にかかせないのがネットショップです。
他にもECサイト、オンラインショップ、通販サイトなど色々な呼ばれ方がありますが、PCやスマホ、タブレットなどのデバイスから注文を、行うことで商品やサービスの売買が行われるサイトのことを指します。
そんなネットショップを制作するときに押さえるべき点をご紹介します。
また「ECサイト(ネットショップ)」におけるWebデザイン事例については以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください!
ネットショップを運営する目的
商品を購入してもらう
ネットショップは、お問い合わせや来店を目標とする会社やお店のホームページ(コーポレートサイト)と違い、サイトから”購入”してもらうことが目標であり、その点において通常のサイトのデザインやコンテンツと作り方が異なる点があります。
ネットショップには商品の画像、価格や機能をアピールするバナーが並んでいるサイトが多く、似たようなデザインが多いのは、この購入してもらいやすくするための原理に沿ったデザインにしているためです。
商品や会社を知ってもらう
通常のホームページ+ネットショップという作り方で、上で述べている購入目的に+商品の情報発信やブランディングの役割もかねたサイトにするという場合もあります。そこでしか扱っていないような独自の商品を扱っているような場合に最適です。
※ショップの規模を考える
個人でやっている小さなショップと、大規模に複数の店舗をもっているようなショップとでは運営方法が変わってきます。ネットショップ自体は0円~数万円で始められますが、サービスによっては売り上げの数%の販売手数料が発生する場合や、数百万円をかけて、在庫管理システムや広告にも予算をかけるショップさんもあり、自分のショップにあった運営方法を考えておく必要があります。
※モールに出店するか自社サイトにするか
自社サイトは、独自のブランディングを行いやすいのに対し、モール型の場合は、ややデザインなどの自由度が低い反面、集客力が強いといったそれぞれの特徴があるので、それらを踏まえてどちらが良いか考える必要があります。
ネットショップに載せたい内容
検索窓・人気キーワード
商品を探すときは、やっぱり検索窓にキーワードを入力して検索しますよね。
必ず目立つ場所(ヘッダーもしくはサイドメニュー)に設置しましょう。
ただ、はじめてサイトに訪れたお客さんは、何を検索すればいいか分からないかと思います。
そんな方のために、検索窓の下には人気のキーワードをいくつか並べて、検索させたいキーワードに誘導してあげましょう。
また、検索機能は多ければ多いほど、よりお客様が求める商品に辿り着きやすくなります。
価格検索、カテゴリ検索、ブランド検索、色検索、サイズ検索、在庫の有無、送料無料可否、翌日配送可否・・・など、可能な範囲で実装してみましょう。
カテゴリ・ブランドリスト
取り扱っているカテゴリは必ずサイドメニューなどに露出させましょう。
数が多い場合は、代表的なものだけを露出させ、残りはカテゴリページを作成しそちらに全て載せるとスッキリ分かりやすいと思います。
有名ブランドを取り扱う場合は、取り扱っているブランドも露出させたいところです。
ロゴを使用してもいいブランドは、ぜひロゴを載せましょう。
ランキング
多くのネットショップで見かけるランキング、楽天だと自動的にこのショップで売れている人気商品というのが出てくるほど、必須なコンテンツといえます。
ある程度の商品数がそろっていることが必要になりますが、商品数があればカテゴリごとのランキングにしても良いですね。
また、楽天などのモールランキングにランクインされた場合は、そちらも別で露出させた方が、商品への信頼感も増し転換率に繋がります。
新着商品・再入荷商品
定期的に商品が入荷するようなショップさんであれば、定期的に新着商品・再入荷商品をお知らせすることをオススメします。頻繁に更新されているとお客さんが定期的に見にきたくなるサイトになれます。
一緒に購入されている商品、関連商品
楽天やAmazonを利用したことのある人なら”この商品を買った人はこんな商品も買っています”、”この商品を買った人は、こんな商品にも興味を持っています”という表示を見たことがありますよね。もう少しで送料無料になる、という時や、一緒に買うべき商品をお知らせすると、合わせて購入してもらえる確率が高まります。
おすすめ商品
当店の一押しはこれ!ロングセラー!といった商品、また売りたいけれど見過ごされがちな商品があれば載せましょう。又はホットキーワードというコンテンツで、例えばアパレルで夏の時期だったら”紫外線対策やサンダル”といったピンポイントのキーワード検索結果のページで誘導します。
キャッチコピー、商品説明
まずは詳しい説明より「買いたいと思う」「購入後にどうなるか」のイメージをもってもらえることを意識しましょう。引き付けるためのキャッチコピーは短くインパクト重視にし、そこで興味を持ったお客さんは、説明文が長くても読んでくれるので、そこからは詳細が読めるようになっていると良いでしょう。
バナーの設置
どのネットショップにも、バナーは必ずありますよね。
大体はトップページの目立つ場所やサイドメニュー内に設置されています。
特にアクセスさせたい商品ページや、カテゴリページなどで大丈夫です!ぜひ設置しましょう。
営業日カレンダー
年中無休の場合は不要かもしれませんが、大体は週に数日はお休みがあるかと思います。
休業日をお客さんに予め把握してもらうために、営業日カレンダーは用意したほうがいいでしょう。
休み中の対応遅れに対するクレームなども、こちらで防ぐことができます。
お知らせ
入荷情報やセールの告知、お正月や夏季休業についてや災害などで配送に遅れが生じる場合のお知らせなど、事前に告知しておくことでお客様が混乱せず注文できるようになります。
情報発信・ブログ
商品説明文以外にお役立ち情報などを発信して、お客さんを飽きさせない工夫をしましょう。ブログを書くなど”商品”だけでなく”使用感や体験”を売っていることを意識し、スタッフや店長さんの顔を出せるとさらにファン獲得にも繋げられます。
お客様の声・レビュー
購入者は実物が見えないので不安がいっぱいです。楽天やAmazonでは標準でレビュー機能がありますが、自社サイトの場合はモール以上に信頼を得るために”お客様の声”を掲載するべきでしょう。
実際、多くの人は買い物するときにレビュー評価や数をチェックしますよね。購入の時点で、レビューを書いてくれたら特典をつけます!と、うたっているお店も多いです。
買い物かご・ログイン・会員登録
買い物かごへのリンクは常に表示させましょう。とても大事なことですね。
会員機能がある場合は、ログイン・会員登録へのリンクも表示させましょう。
ご利用案内、プライバシーポリシー、特定商取引に基づく表記
どのネットショップでも、これらは必ず記載する必要があります。
これらを分かりやすく記載しておくことでより利用しやすいネットショップになります。
ご利用案内・ショッピングガイド
お支払い方法、送料、配送方法、お届けまでの納期、返品交換の可否について詳しく記載しましょう。
特に、支払い方法の種類は、クレジットカードやコンビニ後払いなど多くの決済方法に対応していると、より購入のハードルを下げることができます。
特定商取引法に基づく表記
消費者の利益を守る「特定商取引法」に対して、通販事業者がどのようなスタンスを取っているかということを明確に記します。
プライバシーポリシー
個人情報について、どのような情報を集めるか、集める目的、集める手段、どう利用するか、どのように管理するか、情報の訂正・削除方法についてを明確に記しておきます。
実店舗紹介
実店舗がある場合は、ぜひ紹介しましょう。
お客様の来店増加とともに、ネットショップを利用されるお客様の信頼・安心感の増加にも繋がります。
ネットショップのデザインはどうしたら良い?
サイトのデザインによってショップの印象が大きく変わってきます。商品の特徴や戦略を踏まえた上で考えておく必要があります。こちらの記事で詳しく紹介しています。
https://leapy.jp/blog/web-design/ec-design/
スマホからの購入を中心に考える
昔と違い、スマホからの購入が50%を超えているショップも多くあります。ストレスのないスマホサイトの作成は重要になっており、デザインを作り始める時点でスマホサイズでの見え方を考えることが必要になります。
導線をデザインする
商品数が充実しているサイトの場合、カテゴリ分類以外にも、おすすめ商品、売れ筋ランキング、新入荷アイテム、関連商品、人気急上昇キーワードといったコンテンツでお客さんの興味にマッチする商品にたどり着けるように、導線をデザインする必要があります。
商品画像の見せ方
実物を見れない通販では写真のクオリティが命です。
写真をたくさんのせることで詳細を伝えて、購入前の不安を解消と購入後のクレームの減少にも繋がります。
[見せ方の例]
1.魅力的に見えるイメージの写真
2.商品全体の写真
3.詳細の写真
4.使い方や使っている様子の写真
5.店舗やスタッフ、製造過程などの写真
6.再確認のための商品全体の写真
また、キャプションを入れることで写真だけで分かりにくい特徴を伝えられます。
A/Bテストを行う
「どっちがいいか決めかねる」「とりあえずデザインを変えてみたい」そんな時は、A/Bテストを行います。
A/Bテストとは、迷っている2つのパターンや、過去と今の2つのパターンを、両方試して比較し分析することです。
ネットショップは実店舗と違い、気軽に変えたり元に戻したりできます。これは、大きなメリットです。
デザインだけではなく、商品や企画など、ネットショップ全てのことに言えます。
このメリットを生かし、様々なパターンを試すことで、よりよい店舗を作っていきましょう!
考えるよりも、まずは試す!です!
ワザを盗め!集客・販促のアイデア
定期的に企画を開催する
例えば、クリスマス、母の日、父の日、誕生日、記念日といったイベントに合わせて、期間限定クーポン、ポイント10倍、セール販売、○○○○円以上購入で送料無料や、楽天スーパーSALEなどのイベントのタイミングにあわせてポイントアップ企画を行うなどの方法もあります。
特に、期間限定クーポン、期間限定ポイントアップは、効果が見込めます!様々なタイミング×企画を行い、自店の伸びるポイントを探してみてください。
特集ページ・バナーを作成する
より店舗での接客に近づけるには、特集ページを作成して、商品を詳細に魅力的に見えるようにアピールしましょう。
何を買えばいいか分からないお客さん、店舗のおすすめを知りたいお客さん、目当ての商品をうまく探し出せないお客さんに効果的です。
人気商品特集、セール特集、カテゴリ別の人気商品、モールランキング受賞商品、年代別おすすめ商品、シーン別おすすめ商品など、まずは基本のところから作成し、ある程度特集が充実してきたらコアな部分を攻めてもいいかもしれません。
また、コーディネイト紹介、選び方・サイズの測り方の紹介も需要があります。
特集ページは、ページ内の文章量が多くなるので、SEO対策にも繋がります。積極的に作ってみましょう!
送料無料・翌日配送対応
ネットショップにとって、送料問題はかなり重要ですよね。
送料ボーダーを設定したり、一部人気商品を送料無料にしたり、店舗にあった方法を検討する必要性は十分にあると思います。
また、急ぎで使用したいため、明日届くなら購入するというお客様も一定数いらっしゃいます。
明日届けられる商品や地域がある場合は、その旨をしっかり記載しましょう!
検索キーワードを考える
自社の商品について、購入するつもりで探しているお客さんの目線になってキーワードを考えてみます。
キーワード選びは、1単語のキーワードだと競争が激しく自分のターゲットでない顧客まで含まれてしまいます。
そこで2つ以上の単語を組み合わせる”ロングテールSEO”で、ある程度検索はされているけど、競争は激しくないキーワードを探すことが必要となります。
このキーワードを探し・考え、そのワードに合わせてページを作るといった作業が必要になります。
アクセス分析をする
ただネットショップを開いているだけでは、経営とは言えませんよね。
ネットショップも専用ツールを用いて、お客様の行動を分析することができます。
アクセス数が高いページ、離脱率が高いページ、購入されている割合、流入系をなど、様々なデータを分析できます。
ネットショップをオープンさせる際は、必ずアクセス解析ツールを入れましょう。
ライバルショップを研究する
実際に購入してみてメールでの対応文や商品パッケージ、同封チラシなどをチェックしてみて、できることは真似してみたりアレンジを加えてみることもできるのではないでしょうか。それによって参考になる点や、自分のショップの強みや弱みも見えてくるでしょう。
お気に入り商品機能
モールではよくあるお気に入り商品機能ですが、これはユーザーによく活用される機能です。
自社サイトの場合にこの機能がないと離脱する人も少なくは無いです(特に若い層)。ぜひ、導入を検討してみてください。
ラッピングサービス
商品をラッピングし、そのままプレゼントとして贈ってもらえるよう、ラッピングサービスをしているお店は多いです。
現実的に考えて、対応できそうであれば導入したいところです。
SNSを活用する
[Twitter]
文章量に限りがあるので、すでにある程度知名度のあるショップに最適です。
[Instagram]
アパレルや雑貨などビジュアル重視の商品を扱うショップに最適です。
[LINE]
友達登録をしてもらうという点で、ややハードルが高いですが興味のある人は登録してくれます。実店舗を持っているショップに最適です。
友達登録で10%OFFなどの施策をしているショップもあります。
[Facebook]
写真と文章をバランスよく配信できます。人と人を繋げるツールなので宣伝広告は敬遠されがちですが、売り手側に個性があり、ユニークな情報発信ができるショップに最適です。
メルマガの活用
メールマガジンも根強く活用されています。
例えば、過去に購入したことのあるお客さんのメールアドレスだとしたら、すでにそのショップの商品に興味がある状態といえますので、従来のセールや入荷情報だけでなく役立つ情報や、スタッフブログのような内容で、定期的に読みたいと思わせる、ファン作りのためのツールとして活用することができます。
メルマガは手間で売り上げも見込めない場合は、送る内容をテンプレ化してローテーションさせるとメルマガによる売り上げを確実に作ることができます。
また、お客様が所持しているクーポンやポイントの有効期限が近い場合などにお知らせメールを送ると、購入するきっかけを作ってあげることができます。
いかがでしたでしょうか?
ネットショップの制作をお考えの方は参考にしてみてください。
当社では、さらに会社の強みやターゲット、ホームページを持つことでのゴールなどを十分ヒアリングしたうえで、ホームページのご提案をしております。
ネットショップ制作なら、経験豊富なリーピーにお任せください。
この記事を書いた人
山田
WEBデザイナー/2018年入社/岐阜県出身 リーピーでは昭和生まれチーム所属。休日は犬と遊んでます。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
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