2024.02.20 - Tue
Iguchi
Webサイトリニューアルの費用相場は？リニューアルの進め方まで解説！
インターネット検索が主流となった昨今、地方企業における集客の中心は「Webサイトからの集客」へと移行しつつあります。
そんな昨今の状況を受け、今自社サイトを持っている企業の方が、サイトを新規リニューアルするケースも多くなってきましたが、
- 具体的な費用感が知りたい
- どこにどれだけ予算を割けばいいのか分からない
という企業の方も多いのではないでしょうか？
そこで本記事では、サイトリニューアルを検討している地方企業の方に向けて、「リニューアルの手順や準備」について、具体的な制作期間も踏まえながら解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください！
「実際のWebデザインを見てから検討したい」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください！
【種類別】Webサイトリニューアル費用の相場は？
Webサイトリニューアルにおける費用相場は、リニューアルするWebサイトの規模によっても異なりますが、3〜4ページ程度のシンプルなサイトなら40万円～60万円程度となることが一般的で、デザインが高く、ページ数や機能が多い場合、費用は100万円〜150万円程度となることが一般的です。
ここからはサイトジャンルごとのサイトリニューアル費用の相場を詳しく解説します！
コーポレートサイトのリニューアル費用の相場
https://taiyokakuchi.co.jp/（制作：株式会社リーピー）
一般的なコーポレートサイトのリニューアル費用は、おおよそ40万円～200万円程度が相場です。もし小規模な変更を希望する場合、費用は10万円～50万円程度から見積もることも可能です。しかし、デザインを大きく変えたり、システムをアップデートしたい場合は、最低でも50万円以上が見込まれるでしょう。
下記記事では「コーポレートサイト」について詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
ECサイトのリニューアル費用の相場
ECサイトのリニューアル費用は、10万円から数千万円と多岐にわたります。これは顧客の購買欲を刺激するようなデザイン制作から、商品のカート管理、注文処理、在庫管理、そして配送までのシステム調整が含まれるため、費用にもバリエーションが生じるのです。
また「オープンソース型」のECシステムを採用する場合、設定費用は数百万円程度となることが一般的です。このタイプのシステムでは、必要なソースコードが公開されているため、自社で自由にデザインや機能をカスタマイズできるというわけです。
下記記事では「ECサイト」について詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
採用サイトのリニューアル費用の相場
https://newgraduates.learningagency.co.jp/（制作：株式会社リーピー）
採用サイトのリニューアル費用相場は、簡単な求人情報・会社概要などを掲載するだけであれば、おおよそ10万円程度でリニューアル可能です。しかし、採用に効果的な多くのページと機能を有する採用サイトでは、40万円〜200万円程度と、こちらも幅が出てきます。またこれらの幅感には、
- 専門のカメラマンが撮影を行う
- 社員と一日密着を録る
- 動画やインタラクティブなコンテンツの利用
- エントリーシートのオンライン送信機能の追加
など、多くのコンテンツを入れるにつれて費用感も増加していくでしょう。そのためリニューアル前には、予め「どんなコンテンツを載せたいのか？」「どんな制作作業が発生し得るか？」などを検討しておき、リニューアルを依頼する会社からおおよその見積りを依頼することが大切です。
下記記事では「採用サイト」について詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
ブランド・サービスサイトのリニューアル費用の相場
ブランドサイト・サービスサイトのリニューアル費用相場は、一般的に40万円から200万円程度です。しかしこれらのサイトの場合は、自社製品に対する素材やテキストを「既に自社でもっている」というケースも少なくありませんので、これらを自社で用意することでリニューアル費用を削減することができる場合があります。
一方で先の採用サイトのように、商品写真を刷新したり、相応しい写真や動画に差し替えを行う・撮影する場合は、数十万円〜数百万円の費用感となることを覚えておきましょう。
下記記事では「サービスサイト」について詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
リニューアル費用の内訳と主な工程は？
制作ディレクションに関する費用
ディレクションの役割は、円滑に進めるための費用であるディレクション費用を管理するものです。依頼主との打ち合わせを行い、要望を整理することも含まれます。一方、スケジュールや品質は、システムエンジニア、ウェブデザイナー、ライター、カメラマンなど、サイトリニューアルプロジェクトに関与するスタッフが担当します。
SEO（検索上位化）対策に関する費用
Webサイトリニューアルの際には、SEOの重要性を無視することはできません。適切なキーワードの選定から、サイトのディレクトリ構造やタグの再設計まで、多岐にわたる工程が含まれます。こうしたSEO対策は、検索エンジンにおける高い表示順位を目指すための不可欠なステップとなっています。結果をしっかりと出すためには、確かな実績を持つ制作会社やコンサルティング会社との連携が欠かせません。さらに、本格的にSEOを導入する際の費用として、月額5万円〜30万円程度を予算の目安と考えると良いでしょう。
下記記事ではSEOについてより詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください！
コンテンツ制作費用
Webサイトは情報を届けるための重要なプラットフォームです。その品質が高いと、利用者の満足度が向上するだけでなく、検索エンジンでも高く評価されます。そのためには、SEOのガイドラインに従ったコンテンツや、訪れた人々が求めるような情報を用意する必要があります。このような質の高いコンテンツを作るには、投資が避けられません。記事一本を作成する際の費用は、大体数万円から約5万円〜10万円とされています。
デザイン費用
訪れたユーザーが戸惑わないように、サイトデザインの使いやすさは重要です。使いづらいと感じた場合、多くの人はすぐにサイトを離れてしまいます。だからこそ、デザインの質が高くなければならないのです。素晴らしいコンテンツがあるにせよ、使い勝手が悪いとその効果も半減します。さらに、高品質なデザインは企業や商品のブランド価値を高める効果もありますから、投資する価値は十分にあります。
コーディング（プログラミング）費用
このフェーズでは、特にソースコードの作成が不可欠となります。ウェブブラウザと完全に互換性があるように、さらには各機能が円滑に動作するようにウェブサイトを設計します。実際にウェブサイトを構築する過程で、コーディングは避けて通れないステップです。特に外注を検討する場合には、スマートフォンでの表示も考慮して、レスポンシブデザインへの対応が大事になります。
テスト費用
動作確認はリニューアルの最終段階で非常に重要です。すべてのブラウザで問題なく表示され、バグがないか確認するためには、時間と手間がかかります。手を抜いてしまうと、サイトの信頼性が失墜し、それがユーザーに対して悪影響を及ぼす可能性が高まります。
分析・運用費用
リニューアルを終えた後、サイトの運用と効果分析にも一定の費用がかかります。Webサイトからの成果を望むのであれば、公開後の分析・運用業務が非常に大事です。さらに、集客効果を最大限に引き出すためには、コンサルティングと分析のコストも考慮する必要があります。その費用の相場は、月額数万円から数十万円となっています。そして、サイトを安定して運用するためには、保守費用も不可欠です。この部分のコストも、月額数万円から数十万円が一般的です。
リニューアル費用を安く抑える方法は？
無駄のない発注をする
高いコストがかかるかもしれないからこそ、むだな装飾や機能を選ばないように気をつけましょう。特に、BtoBのWebプラットフォームでは、明瞭で客観的な言葉で製品やサービスのメリットをしっかり伝えることがとても大切です。だからといって、ビジュアルの要素が一番大事、とは限りません。もしサイトを更新する前なら、何のためのサイトなのか、どんな問題を解決したいのか、どんな方針で進めていくのかをきちんと考えて、それに合わせて計画をたてましょう。無駄なものは追加しないように心がけることで、予算を無駄にしないようにできます。
サイトの素材を自社で準備する
リニューアルにおいて新たな素材を自分たちで用意する場合、素材撮影の費用が必要です。しかし、自社で画像やテキストを作成するか、すでにあるWebサイトから必要な素材を持ってくることで、合計のコストをぐっと抑えることができるでしょう。さらに、ゼロからオリジナルのコンテンツを作るのではなく、テンプレートを基にしてコンテンツを作る選択も、スムーズな経費の削減につながる可能性が高いです。
必ず見積りを取る
Webサイト制作費用に影響する要素としては、サービスの品質、納品のスピード、そして企業のこれまでの実績が大きいです。たくさんの業者がいますが、自分たちに合った業者を探すいい方法は、複数の業者から見積りを取って、それをしっかりと比較することです。そうすることで、コスト対効果が高く評価されている業者を選べば、自社が望んでいるようなWebサイトに仕上がるでしょう。
個人事業主（フリーランス）に依頼する
Webサイトをリニューアルするにあたり、近年では個人事業主（フリーランス）にリニューアルを依頼することで制作コストを抑える企業も少なくありません。個人事業主の場合、プロジェクトに関わる人間も少ないわけですから、その分リニューアルにかかるコストを抑えられる可能性があります。
一方で「思った通りの仕上がりにならなかった」「途中で発注先と連絡が取れなくなった」など、個人事業主だからこそ起こり得る問題があることも念頭に依頼する必要があります。
下記記事では、Webサイト制作の依頼先について詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください！
リニューアルの進め方は？
①：リニューアル目的を明確にする
ウェブサイトのリニューアルを検討する際、最も重要なのは「なぜリニューアルが必要なのか？」という目的を明確にすることです。そのため、まずはサイトの現状を分析し、課題感や改善点を洗い出します。
デザインや使い勝手の向上ももちろん大切ですが、たとえば、
- 新商品の売上げ拡大に向けたリニューアル
- ブランドイメージの向上のためのリニューアル
など、具体的なビジネス目標を達成するためのリニューアルが不可欠です。そのため、経営課題を明確にし、それに基づいてWebマーケティングの方向性を設定することが大切なのです。
②：競合サイトを分析し、自社サイトの方向性を決める
サイトのリニューアルを進めるにあたって、「競合サイトの分析」は欠かせない作業です。競合分析では、業界のトレンドやユーザーの傾向調査、自社サイトが持つ「独自の価値や強み」をより明確にすることを目的として行います。さらに検索上位化（SEO）ツールを活用して、競合サイトの検索順位などを調査することで、自社サイトの方向性を再考するタイミングにもなる重要なステップとなります。
このようなデータベースの分析を通じて、リニューアル後の自社サイトが競合と比較してどのような位置付けを目指すべきかの方向性を明確にします。
③：掲載コンテンツを企画・設計する
競合分析を終えて、具体的なサイトの方向性が決定したら、実際にサイトに用意するコンテンツの企画・設計を行います。ここでは、ただコンテンツ案を出すだけではなく、ユーザーが「そのサイトをどう回遊するか？」を考えながら具体的なページ構成案に落とし込む必要があります。
たとえば、ユーザーがサイトを訪れた際の「購買プロセス」や「問い合わせまでに噛ませるべきページ」をイメージしながら、適切なコンテンツ配置を検討いきます。
これらの作業をリニューアル依頼者側で行うのは難易度が高い作業ですので、制作会社側のマーケティング担当者と最終的なゴールを共有しながらコンテンツ配置を検討していくとよいでしょう。
④：デザインを決定する
具体的な戦略やページ構成が確定したら、いよいよデザインを決めていきます。デザインを決定する上で最も重要となるのが、ターゲットとなるユーザーの再確認です。
なぜここで再確認が必要かというと、たとえば「オシャレなWebサイト」といっても、狙うターゲット層や年齢、性別によって、心に刺さるデザインというのは様々です。若い世代をターゲットとするサイトであれば、キラキラしたデザインをオシャレと感じる傾向にありますし、逆にビジネス向けのサイトであれば、シンプルでモダンなサイトの方が「オシャレ」として認識されやすいでしょう。
そのため、戦略を組み立てる際に決まった方針・狙うユーザー層を踏まえて、自社サービスとマッチするデザインを決定していく必要があるというわけです。
閉スア制作のリニューアルサイトの参考デザインについては、下記記事でより詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください！
⑤：Web制作・サイト公開の実施
サイトのデザインや構造が確定した後、具体的なWeb制作のフェーズに入ります。この段階は、計画されたデザインや機能を実際のサイトの形にし、制作が完了したら、公開前のテストを実施します。
リニューアル時の注意点は？
リニューアルでよく見られる失敗パターンとしては、ユーザーニーズをしっかり考えられていなかったり、内容とデザインの品質不足、技術的障害などが挙げられます。これらはすべて、Webサイトからの集客状況にダイレクトに響いてしまうため注意が必要です。
そのためこのような失敗を避けるためにも、事前に妥当な方策を立てることが必要です。具体的には、顧客の要望を調査し、それに基づいて修正を施す手段や、デザインと内容の水準を高める、技術的な不具合を早めに修正することなどが、リニューアル成功のために重要とされています。
下記記事ではWebサイトリニューアルにおける注意点についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください！
サイトリニューアルを成功させるためにも、
計画的な予算・費用計算のもとでの依頼を
本記事で述べた通り、Webサイト制作は単に「いくらでできる」というものではなく、
- どんなサイトタイプのリニューアルか？
- どんな機能を実装するか？
- どんな制作会社に依頼するか？
によっても大きく変わります。当社では、お客様との入念なヒアリングを通して「企業の課題解決」に向けたWebサイトリニューアルを行っています。
- 競合とホームページから差をつけたい！
- ワンランク上の法人向けサイトを開設したい！
- その業界において「地域No.1」を目指したい！
という企業の方は、ぜひ一度リーピーのWebサイトリニューアルにお任せください！
この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター／コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞！
リーピーには、全国の制作会社の中でも随一のWebデザイナー数（総勢14名）のため、制作サイトやテイストを問わず、お任せいただけます！
また世界的なWebデザインアワード「awwwards.」への受賞歴も豊富なため、ぜひ一度当社制作実績もご覧ください！
