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中小企業こそ、働き方改革を最優先に。

最近、国内では働き方改革の話がよく話題にのぼっていますが、これは中小企業にとって、一刻も早く真剣に考えないといけないことだと思っています。

ここ1年、当社にWebサイト制作で依頼がある際、お客様のうち50%以上は“採用を強化したい。”という目的でWebサイトを変えたい、という要望を頂きます。採用強化のためにWebサイト強化というのは統計データから見ても、効果的です。中途採用においては、転職活動中の人のうち、「76.8%が入社を希望する企業のWebサイトを閲覧した*1という統計があり、新卒採用では「80.5%の学生が内定先の企業研究で企業のWebサイトを情報源として活用した*2というデータが出ています。

*1 出典:株式会社ジャパンジョブポスティングサービス 転職に関するアンケート 2013
*2 出典:就職支援サイトジョブウェブ2013

この「採用」を応募者の立場で考えた場合、応募者は総合点で企業を判断し、応募先企業を決めます。

例えば、

①企業(規模、年数、事業内容)
②経営者(ビジョン、人柄etc)
③スキルアップ環境(専門性、汎用的ビジネススキルetc)
④キャリアアップ環境(ポジション、裁量etc)
⑤待遇(給与額、手当、昇給可能性etc)
⑥労働環境(勤務時間、休日、福利厚生etc)

などです。

これらの企業選定条件において、中小企業は大手企業から比べると、“無い無い尽くし”です。この中を分解して、「すぐに変えられる」部分と、「すぐには変えられない」部分に分けて、企業の採用力を上げなければ、中小企業に人は来ません。先に、「すぐに変えられない部分」から考えると、企業の規模や年数、スキルアップ環境(十分な研修時間を設ける余裕が無い、など)、キャリアップ環境(ポジションを作れるほど、人がいない、など)、待遇(給与額を一気に上げる、など)は、今日から変えようと思ってもすぐに変えられる部分ではありません。

逆に、「すぐに変えられる部分」は、経営者、労働環境です。経営者は自分のことなので、ビジョンが無ければ、ビジョンを作り浸透させるなど、努力をすれば、すぐに変えられる部分です。残りの労働環境も世の中の常識にとらわれず、採用力を上げるため、従業員満足度を上げるために、すぐに変えられます。なぜなら、労働環境は経営者が考える“制度”のようなものだからです。例えば、出勤(出勤時間)という概念を無くし、フレックスタイム、在宅勤務を導入したり、急にどうしても休まなければいけない時の欠勤をしやすくしたり、有給取得率が低いのであれば、取得率が上がるような制度を作ったり、結局、労働環境は制度なので、一気に変えられます。

国がこれだけ、働き方改革と言って、昨日行われた大手企業の賀詞交歓会のコメントでも、ほとんどの企業経営者は働き方改革を進めると話しているので、この世の中の方向性は間違いなく時代の流れとして、正しいものだと考えた方が、正しい判断になると思います。

だとすると、応募者もそういう働き方に対して、時代に合った取り組みをしている企業の方を好むようになってくることは間違いないと思います。世の中は「景気」という言葉が使われるように、「世の中の空気」の流れが人の思考にも影響します。これだけ毎日のようにニュースで見かける「働き方改革」という言葉が世の中に広がれば広がるほど、この「働き方」という要素の優先度が増すと思います。

採用力を上げるために、Webサイトを新しくすることも重要ですが、Webサイトを制作する立場として思うのは、最も大事なことはまずはその企業自身の中身を変えることであり、その変化が採用力を最も上げることに繋がるものだと思います。そして、その自社の魅力をこれまで以上に広く伝えるツールとして、Webサイトを活用することが正しいWebの使い方だと考えています。

その中で、当社が取り組んでいることとしては、

・勤務時間を裁量労働制にして、出勤、退勤を自由にしている(15時に出社する正社員もいます。)
・年間休日を130日にして、他社よりも多く(同エリアの多くの求人の中でも目立つくらいに)
・電話受付時間は平日11:00~18:00(クリエイティブ中心の職場だと、電話が鳴らない時間も必要なので、お客様にもご理解頂いています。)
・生産性を上げるためのツールは積極的に導入(当社は年末調整ですら、クラウドからです。)

などがあります。

当社もこれで十分だなんて、全く思っていません。もっともっと、従業員満足度が上がり、多くの人たちが応募したくなる会社にするために出来ることは山ほどあると考えています。だからこそ、今も3ヶ月に最低1つは新しい制度を採り入れています。

働き方改革は単に勤務時間や休日のことを指す単純なものだとは考えていませんが、最低限、この“時間”という概念についてはあらゆる角度から常に検討し、時代に合ったものを採用していくスタンスは必要だと思います。

 

 

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