2024.06.25 - Tue
maki
岐阜聾学校の生徒さんがインターンプログラムに参加しました。
岐阜県立岐阜聾学校の井深さんが、5日間のインターンプログラムに参加されました。
インターンプログラム
今回のプログラムは5日間。本社で、デザイナー、フロントエンドエンジニア、プロジェクトマネージャーの業務に同行していただいたり、PerplexityやChatGPTを活用したマーケーティング実務の挑戦、お客様との打ち合わせ参加など、当社の仕事を盛りだくさんに体験していただきました。
お客様とのオンライン打ち合わせ
こちらは、オンライン打ち合わせの様子。実際にお客様との打ち合わせに参加していただきました。
すごく真剣に、集中して参加されていました。
打ち合わせに参加した井深さんの感想
初めてzoomでの会議を見させていただきました。自分は生まれつき耳が聞こえないこともあってリモート会議に参加するという経験はできないものだと思っていたのですが、そういった場を設けていただき、やはり聞こえにくい部分はありましたが、こういった雰囲気で行われているんだなと思い、とても貴重な時間を過ごせたのではと思います。
実際に口元が見えない状況での会議で、自分は耳が聞こえにくいこともあり会議の内容が分からなかったところもありましたが、zoom会議の良さも色々学ぶことができました。
”相手に分かるように伝える”、”急な質問や変更にもスムーズに対応する”の2点を学びました。相手に伝えるという面では、仕事をするうえでとても重要になってくると思い、人間関係をよりよく築いていくうえでもとても大事な部分になると思います。そのためどうやって説明するのか、どうしたら相手に分かるように説明するのかを考えるのが重要になってくると学びました。
健聴者と会話をする時、口元の動きを見てコミュニケーションをとる井深さんは、オンライン打ち合わせで情報をキャッチアップされるのに大変なこともあったと思いますが、とても前向きに取り組んでくださったのが伝わる感想に、感動いたします。
フロントエンドエンジニアや、プロジェクトマネージャー、デザイナーへ個別質問
仕事に同行するだけでなく、社会人としてキャリアを積み出した若手社員への個別質問タイム。「なぜこの仕事に就いたのですか?」や、「やりがいや必要なスキルはなんですか?」など、たくさんの質問をしてくださいました。
入社2年目の新卒メンバーにとって、仕事の質問をされることは新鮮な経験。それぞれが自分自身を振り返りながら質問に答えていました。
質問の後には、自分のやりたいこと、好きなことを仕事にするべき。との話がとても学びになったとお話ししてくれました。自分の進路に向き合うきっかけになったそうです。
ランチ休憩の時間
お昼は、ランチスペースで毎日たくさんのメンバーと交流していただきました。
とても楽しそうに過ごしていただけて、よかったです。趣味の話や学校の話など、仕事以外の話に花が咲きました。リーピーは、シャイな性格のメンバーが多いのですが、みんな井深さんとのお話を楽しんでいました。井深さん、いろんなお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!!
この日は、恋愛トークで盛り上がったそうです。相談相手大丈夫でしょうか。笑
5日間の感想
今回のインターンプログラムでは、岐阜聾学校の先生から依頼をいただいたことで実現。一人で参加されたこともあって、毎日とても緊張してリーピーに来てくださっていたと思いますが、このプログラムでは特にコミュニケーション力を向上させることを目標にされていたそうです。そんな井深さんの感想です。(一部抜粋)
自分は人見知りな部分があり健聴者とのコミュニケーションを取ることを避けていたのですが、社会に出たら聾者だけではなく健聴者の中に入って生活することのほうが多くなってきます。そのためコミュニケーション力は絶対不可欠な存在になってくると思います。会議のときだけではなく日常生活や同じ職場の仲間とのコミュニケーションはよりよい人間関係を築いていく上でとても大事になると思い、今まで以上に色々な方とコミュニケーションを取りたいという気持ちになりました。
Webサイトの閲覧者からどうしたら信頼度を得ることができるのか、そういった部分もしっかりと分析して会議が進められていて、信頼度を上げるための提案をたくさんされていました。客観的に物事を見れている姿勢がとてもすごく、勉強になりました。客観的に物事を見ることは日常生活や学校生活でも重要になってくるポイントだと思い、これから何かをやるうえでは、自分のことだけでなく周りのこともしっかりと考え、客観的に物事をとらえられるようにしていきたいです。
たくさんのことを学ばせていただきました。そのことを忘れず日常生活や学校生活でも活かし、社会に出たときに役立てるようにしていきたいです。
そして最後にこの1週間で一番心配していたコミュニケーションの部分では自分の中でも大きな変化がありました。
今までずっと健聴者とのコミュニケーションを避けており、過去の就業体験では同じ方とのコミュニケーションしか取っておらず、今回は色々な方のコミュニケーションの場を提供していただきとても成長できた1週間となりました。
高校卒業後には聾者の世界から外れ、健聴者しかいない世界に足を踏み入れることになりますがこの1週間の経験をもとに色々な人と関りを持ち、コミュニケーション力をもっと磨いていきたいです。
卒業後に就きたいと思える職業だけでなく、自身に向いていると思う仕事や職場環境のイメージもしやすくなったそうです。
5日間の体験から、たくさんのことを吸収していただけて、とても嬉しいですね!
修了式
最終日は、みんなで井深さんの修了式を。
名古屋支社や在宅勤務のメンバーはオンラインで参加し、井深さんをお見送りしました。
井深さん、お疲れ様でした。これからも学生生活を目一杯充実されつつ、ご自身の進路を楽しく選択していってくださいね!応援しています!
この記事を書いた人
maki
広報PR担当/広報ブログや公式Xを更新しています/2023年入社、岐阜やお客さまを知るところから、楽しく奮闘中♪/PRの仕事のなかでもリリースを書くことが一番好きです!/ひとり広報