2023.08.25 - Fri
maki
お取引先企業様に生成AIの導入状況に関するアンケートにご協力いただきました。
リーピーは、7月下旬から8月中旬にかけて、お取引先企業様にアンケートを実施いたしました。
生成AI導入状況について、皆様から貴重なご意見を頂戴いたしましたので、一部ご紹介します。
昨今、都心部を中心に導入が加速している生成AIですが、地方企業ではDX化はじめ、その遅れが指摘されています。
リーピーが実施したアンケート調査でも、地方企業のAI化の進展を阻む主な要因として、企業側がAIツール導入後の具体的なイメージを持っていないことが課題であることがうかがえました。
皆様から頂いた貴重なご意見をもとに、パートナー企業様の発展のためにリーピーがどのような形でサポートできるか等、積極的に検討してまいります。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
今回実施したアンケート調査によると、生成AIツールを「すでに導入している」と回答した企業は16.1%にとどまり、そのうち有料版を使用しているのは2割程度でした。「導入を検討していない」、または「理解していない」企業が半数以上にのぼり、DX化に対する積極的な取り組みが少ないことが確認されました。
現在、生成AIツール「Chat GPT」を導入していますか?
導入していない企業の理由として最も多かったのは、「活用イメージが湧かず、どこから始めるべきか分からない」ことでした。次いで、「手が回っていない」「ノウハウがなく、難しいと感じる」などの理由が挙げられました。
導入が進んでいない理由はなんだとお考えですか?(複数回答可)/導入できていないと回答した企業
- 活用のイメージが湧かず、どこから着手すべきかわからない(57.1%)
- 手が回っていないから(50%)
- ノウハウがなく、何となく難しそうと感じているから(21.4%)
- 社内に詳しい人がいないから(7.1%)
- 自分の業界に関しては、Chat GPTが使用できる状態ではない(7.1%)
「Chat GPT」を活用するにあたり、何が解消したら導入が進みそうですか?(複数回答可)/導入できていないと回答した企業
- ノウハウや活用方法などの研修を受ける(90.9%)
- ノウハウや活用方法などをコンサルに依頼する(27.3%)
- 専門会社にアウトソーシングする(9.1%)
- 自身での調査および代表への説明(9.1%)
- Chat GPT自体の進歩(9.1%)
- AIに詳しい社員を採用する(0%)
〈調査概要〉
調査期間:2023年7月28日(金)〜8月16日(水)
調査主体:株式会社リーピー
調査対象:お取引先企業
有効回答数:31件
調査方法:インターネットによるアンケート
中小企業のAI導入による経済効果と課題
経済産業省の『AI導入ガイドブック概要』※では、中小企業のAI導入の障壁として、「経営層のAIへの詳細理解と自分ごと感のなさ」が60%近く(日本全国の中小企業360万社のうち)を占めていると指摘しており、中小企業のAI機能や効果についての理解不足を大きな課題と定義づけています。
中小企業のAI機能や効果についての理解不足は大きな課題とされており、リーピーの調査結果でも、活用のイメージがわかないなど経営への有益さの認識不足や、それにより導入の優先度が低くなっているなど、DX人材の確保やコスト問題以前に、地方中小企業のAI導入を遅らせている実態がわかりました。
経産省の同資料によると、中小企業のAI導入による経済的効果は2025年までに11兆円と試算されており、中小企業がAI導入を主体的に進める重要性が強調されています。
※経済産業省「AI導入ガイドブック概要」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/AIguidebook_digest.pdf
この記事を書いた人
maki
広報PR担当/広報ブログや公式Xを更新しています/2023年入社、岐阜やお客さまを知るところから、楽しく奮闘中♪/PRの仕事のなかでもリリースを書くことが一番好きです!/ひとり広報