2015.11.01 - Sun
地方創生への関わり方は何でも良くて、必要なのは信念と実行力だと思う。
2015年10月に入り、当社も三期目に入りました。
10月の1ヶ月間も社員旅行や出張、講演、取材、営業など、社内に居る時間の方が少なかったのですが、当社のメンバーも成長していて、僕が社内にいなくても、十分サービス提供が出来る体制になってきました。10月は北から南まで、岐阜以外の地方に行く機会があって、その町での暮らしやWebの状況も感じることができました。Webの世界とはいえ、やっぱり、その町に足を運ばないと、その町のWebのリアルな現状は分からないと思っているので、色んな地方の町に行くと、また違った感覚を覚えることができ、勉強になっています。
創業してから、いろんな場面で地方創生に関する話を頂くことも多いのですが、僕なりの地方創生に対する考え方もまとめておきたいと思います。
一番よく聞かれるのですが、当社は岐阜のためだけに会社を存在させているわけではありません。岐阜を拠点に“地方×Web”の新しい形を創ろうとしていて、岐阜県内で一番のWeb会社になることが会社をやっている理由です。(社員数、売上、社内制度など様々な面で。)
今年の5月に匿名でFAXをお送り頂いた岐阜県内の同業の経営者の方がいらっしゃったのですが、そのFAXには散々、当社の悪口が書いてありました。「地方活性を目指すなら、ボランティアするべきだ。リーピーがやっていることは、普通の売上・利益を求める企業と同じで、そんな会社に地方活性は出来ないし、岐阜では通用しない、、、」などなど、匿名でしかもコンビニのFAXからお送りになっていたので、おそらく、特にお会いしたことがある企業の方ではなく、Web上の情報だけで印象を悪くしてしまったのだと思います。このようなご意見を頂くこと自体は大いに反省すべきだと思いますので、当社として悪い部分は正そうとしてきました。その反面、もしかしたら、地方創生の考え方の違いがあるのかなっとも思いました。
僕は地方創生への取り組みは何もボランティアやイベント開催だけではないと考えています。地方創生に興味がある人たちの中で、自分はどの分野で一番貢献できるかを考え、そこに集中している人がどれだけ多く居るのか、このことこそが、“地方創生”だと考えています。
当社はWebの新しい技術やデザイン、マーケティングといった分野でお客様を支援して、新規事業立ち上げや既存事業の売上拡大に貢献し、そのお客様における雇用を増やすことの一助になれば、と思い、日々やっています。もちろん、当社のメンバーの数もどこまで増やすことができるのかにもこだわっています。当社のメンバーの多くは岐阜もしくは地方という町が好きで、これからもそういう地方に住みたくて、Webも好きで新しい技術やマーケティング手法を取り入れて、成長したいと思っているメンバーが集まっています。だからこそ、当社はWeb分野においては先端をいく東京の会社にも負けないクオリティでやれる会社にならなければいけないと思っていますし、地方のWeb会社のくせに、あの会社なかなかやるやん!っと言ってもらえる会社にしたいと思っています。
自分の意見を正当化したくて言うわけではなく、“地方創生”のゴールって、やっぱり人口を増やすことか、その町の経済を良くすることだと思っているので、そこに繋がるものであれば、何でも有りだと思うのです。それが、ボランティアに励むことやイベントを主催することでも良いと思っていて、僕がやれるな、やりたいなっと思うのは地方に対して、Webの良さを広め、そこで暮らしたいと考えるWebに興味がある若者を多く集めて、当社が支援できるお客様の数を増やしていくことだと考えています。
全てに共通するのは信念持って、やり切るかどうかだけだと。(何でも当たり前なんですけど…。)
よく、出る杭は打たれると言いますが、誰も出る杭にならなかったら、地方は良くなっていかないとは思っています。出る杭と言われるほどのことはまだまだ出来ていませんが、とにかくどんどん攻めていって良いと思うんですよね。多くの会社や団体が自分の信念持って、とにかく突き進めば、その町は良くなると思いますし。定義ばかりにこだわらず、とにかく行動!だと思います。
儲けが出そうであれば、どんどん雇用を増やす方が自分の考えに合っていると思いますので、これからもメンバーを増やすことにはこだわります。僕はお客様のWebサイト、Web事業を成功させたくて、そして、自社の雇用を増やして、“地方×Web”で何か興したいと思って毎日やっているだけなので、それが地方創生に繋がっていれば良いなと思っています。
明日で32歳になります。
明日からは社内にいるメンバーが12名に増え、これまで以上に色々仕掛けていけそうです。2年前の今頃は1人しか居なかったので、メンバーが増えることは本当に嬉しいです。