2015.08.29 - Sat
何かを変えようとする時、まずはそのための文化が存在するかどうかが大事。
先日、岐阜県内のある製造業の企業様の会社見学に行く機会がありました。全国でも知られている、製造業の見本のような会社です。
工場内を見学させて頂いて、ありとあらゆる部分で考えられた効率化が図られていて、Web業界の僕らでも参考になる部分ばかりでした。早速、触発された当社はすぐに社員を集めて、カイゼンに関する意識の刷り合わせ、カイゼンに繋がる報告のルール化、集まったカイゼン案の即実行など、毎日何かが変わっていっている状況です。
2年前はまだ形も無かったリーピーですが、もうすぐ2期目を終えるにあたり、メンバーも増え、社内にも色々な制度やルールが出来ています。その中でも大きく変えているのが、メイン事業であるWebサイト制作における工程の見直しです。大変有り難いことにお客様は順調に増え、設立から2年で約100社の企業様とお取引させて頂いています。その結果、お取引を開始させて頂く時点で納期をお待ち頂くお客様、当社のミスもあり納期遅れを生じさせてご迷惑をお掛けしてしまうお客様も徐々に出始めました。これも全て、経営者である僕自身の力の至らなさであり、もっとド真剣に、コトに向き合わなければいけないと強く感じています。
納期をお待ち頂くことも納期遅れも、どちらもダメです。どれだけ早く、良いものをお客様にお届けできるか。僕らの価値はここにしかありません。
そのために社内の工程の見直しを今一気に進めています。これまで以上に「管理」と言われるものを徹底しに行こうとしています。
「管理」と「クリエイティブ」のバランスの難しさ、はデザイン系の仕事をされている方は一度は感じたことがあることだと思います。管理を強めると、クリエイティブな業務においては、うまく機能しない、ということもこれまで聞いてきました。
しかし、僕はこれは全く関係無い、と考えています。
管理をし、効率化を図り、いかに早く、質の高いものを作るのか、、、そもそも、何故僕らがそのようにしなければいけないのか、したいと思うのかを全メンバーに浸透させ、「文化」と言えるレベルまで引き上げることが出来れば、全てがうまく機能すると考えています。
社内のルールを変える際、何をやるにしても、大事なことは「文化」だと思います。「社風」という雰囲気を示すようなものではなく、もっと働くメンバー一人一人が根底に持つ考え、判断軸、それが「文化」だと思います。
僕らはとにかく、「文化」に拘りたい。全然出来上がってない文化ですが、創ろうとしないと出来上がらないものが「文化」であり、自然と出来たものは「社風」だと思います。
「社風」では会社は強くならない。絶対的に必要なものは「文化」です。
お待ち頂いている多くのお客様のご期待にちゃんとお応えできるよう、「文化」を創り、僕ら自身をさらに変えていきます。