2024.10.31 - Thu
Iguchi
失敗しない!ホームページ制作会社の探し方・選び方、注意点までを徹底解説!
今や地方企業であっても、認知・集客の基本は「ホームページ」から。
競合がどんどんWeb展開を進めていく姿を見て、焦っている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、ホームページ制作を依頼するにあたり、
- そもそもどういう制作会社から話を聞くべきか?
- 成果に直結するようなホームページが作れる制作会社の共通点は?
- 相談時には何を確認しておくべき?
について実際の制作現場を知るディレクター目線で分かりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
そもそもどういう制作会社から話を聞くべき?
制作会社は「特化型」ではなく「バランス型」が推奨!
ホームページというのは「デザイン」だけで売り上げが伸びる・問い合わせが増えるという単純なものではありません。
「第一印象を掴むデザイン」や「惹きつけるようなキャッチコピー」、「スクロールしてみたくなるような使いやすさやアニメーション」など、成果を得るためにはすべてがバランスよく成り立っている必要があります。
デザインはかっこいいけど何言ってるかよくわからなかったらダメですし、デザインや文章が良くても、動きがない単調なサイトだと、そもそも読まれなかったりするわけです。
そのため制作会社を選ぶ際には、第一印象となる「デザイン性の高い/低い」である程度候補を絞ったうえで、「その他領域にも優れている制作会社(総合力が高い制作会社)」を選ばれるのがおすすめ。
制作会社にも、市場の得手・不得手がある!
これを言うと、よく驚かれるのですが、実は制作会社にも市場によって得手・不得手があります。
よく挙げられるのが、「地方or都会」と「BtoB/BtoC」ですね。それぞれ詳しく見ていきましょう。
地方マーケットは「地場の制作会社」の方が詳しい!
中でも、特に言われるのが「都会の制作会社であれば、地方のことも熟知しているのでは?」という点。
実はこれは大きな間違いで、地方マーケットは「地場の制作会社」の方が詳しかったりするんです。考えてもみれば当たり前のことですが、「地方の制作会社が、都市部の市場を把握していることはあれど、その逆はあまりない」というのが実際のところです。
そのため、確実に地方マーケットに特化したホームページを作りたいのであれば、同じく「地方拠点の制作会社」に依頼した方が良いでしょう。
ただ地方の制作会社の場合、都市部よりも技術面がワンテンポ遅れているケースがあるので要注意。
この見極めについては、「制作実績」の序盤に並んでいるサイトを5個ほど見てもらえれば、なんとなく動きの多さや全体的なクオリティからも分かると思います。
「BtoB」と「BtoC」は売り方が全く違う!
また同じように、「BtoBが得意なのか?」「BtoCが得意なのか?」というのもありますね。
例えば「toB」であれば、「担当者が情報収集を行って、社内稟議に挙げる…」というような行動フローが想定されるため、「問い合わせ」よりも「資料請求」をフックにした方がいい、とか言われますね。対する「toC」では、フォーム送信はハードルが高いため、チャットやLINEに誘導して相談を受け付けたりした方が成果につながりやすい…というのが定石だったりします。
このように、toBとtoCでは、ユーザー行動が大きく異なるため訴求方針が全く異なるんです。
ただこれについては、どの大抵の制作会社でも「どちらでもイケる!」という感じだと思います。ですが、「toBが得意なのか?」「toCが得意なのか?」というのは参考情報の一つとして見ておいた方が賢明でしょう。
ホームページ制作会社の探し方/選び方/見極め方は?
いいホームページを作ってくれる制作会社の探し方は?
これから制作会社を探すという場合、以下2パターンでリサーチを始めてみましょう。
- ①:検索で「同業他社の事例」を探す【推奨】
- ②:ギャラリーサイトから探す
①:検索で「同業他社の事例」を探す【推奨】
▲ 「製造業 ホームページ」で検索した際の検索結果
まずは、Googleなどの検索エンジンで「●●業 ホームページデザイン」「●●業 Webデザイン」と検索して、上位ヒットしたサイトから見ていきましょう。
いくらいいサイトを作っても、「集客できなければ無意味」です。そしてホームページにおける集客の起点となるのが「広告」と「検索」。
広告はコストさえかければある程度成果は出せますが、「検索」については「検索結果に上位表示させるための対策(通称:SEO対策)」に対して知識・経験がなければ不可能なんです。
つまり実際に検索してみて、検索結果に上位表示された会社であれば、「集客における戦略レベル(SEO対策)が高い」ため、デザインだけでなく、戦略面も丸っと任せれる可能性が高くなるわけです。
②:ギャラリーサイトから探す
▲ 「CREDIT」部分に制作会社名が記載(SANKOU!)
そして2つ目が、実際に様々なWebデザインを紹介している「ギャラリーサイト」から、好みのデザインを見つけ、「実際にそのサイトを作った会社を調べてみる」という手法。
こちらの探し方はどちらかというと”デザイン性重視”になるため、「ブランドサイト等のデザイン性重視のホームページを作りたい」という時に使えるリサーチ方法だと思います。
問い合わせ前に見るべき事は?
①:【信頼性】会社として信頼できるか?
▲ 実際のGoogleビジネスプロフィール画面
まずは「会社として信頼できるのか?」という部分から判断していきましょう。
チェック方法については「企業情報・与信情報サービス」などの活用が確実ですが、都度コストがかかってしまうため、コストをかけずに簡単に行いたいのであれば、
- コーポレートサイトの会社概要ページの情報量
- Googleビジネスプロフィールの口コミ
- メディア露出(社名で検索)
などを中心に確認していくとよいでしょう。
特に、Googleビジネスプロフィールの口コミについては、競合他社から悪質な嫌がらせレビューを受けている…というようなケースもありますが、基本的に制作会社側でレビュー文章の編集・削除ができませんから非常に参考になると思います。
②【デザインレベル】:制作実績の数は?質は?
制作実績は、言ってみれば「その制作会社で、実現できるデザインの幅」です。
当然この数が多ければ多いほどいいのですが、デザイントレンドなどもあるので、可能であれば「直近の制作実績」を中心にチェックしていきましょう。
制作実績をチェックする際には、「気に入ったデザインがあるか?」、「他商圏の同業他社の事例はどうか?」などをチェックしていきましょう。
またコーポレートカラーなどがある場合には、その色をベースデザインに組み込んでの制作になるので、「色別での事例数」などもチェックしておくとよいですね。
③【集客戦略】:サイトパワーは?
▲ URL入力だけでサイトパワーが分かる(アクセスSEO対策ツールズ)
先にも述べた通り、ホームページはデザイン性だけでなく、しっかり集客しないといけません。そしてその集客の命となるのが「SEO対策」。
そのため「ウチはSEO対策強いです!」と自称する会社も多いのですが、口ではどうとでも言えてしまうので、「実際にその制作会社のサイトがSEO上強いのか?」を調べてみましょう。
上記の「アクセスSEO対策ツールズ」さんであれば、登録不要で1日3回までリサーチ可能ですから、こちらのツールを使っていただくのが良いと思います。
見るべき要素は「パワーランク」のみでOKです。
また上記例の場合、「ドメインエイジ」という項目がほぼゼロになっていますが、ドメインエイジとは「ドメインの年齢(ドメイン取得からの経過年数)」に当たるので、この項目の強弱は「SEO対策の強いor弱い」の判断材料になり得ませんので、その点だけ注意してください。
③【制作コスト】制作費用は?予算に合ってる?
▲ 弊社サイトに掲載されている取引先一覧
最後に、「制作費用が予算に合っているか?」を見ていきましょう。
ただホームページ制作については、「どういう仕様で作るのか?」「何ページ、どのぐらいの文章量で作るのか?」など、実際にかかってくる費用感がサイトによって大きく異なるため、制作費用・料金をサイト上に掲載していないケースがほとんどです。
そのため具体的な制作費用を知るためには、一度問い合わせてみるしかないのですが、「問い合わせるにしても、まずは数社まで絞りたい…」という場合は、制作実績や取引先一覧を参考に、「自社と同じ規模感の会社が多いか?」をチェックしていきましょう。
この時、同じような規模感の会社が多ければ、予算感的にもかみ合う可能性が高いので、実際に制作会社に問い合わせてみるといいですね。
初回営業時に聞いておくべき事は?
デザインカンプ/ワイヤーフレームの作成は?
デザインカンプとは、実際の制作前に「こういったデザインでサイトを作ります」という仮デザインのこと。
ワイヤーフレームとは、「どういう情報を、どこに配置するか?」といったレイアウト図になります。
どちらかというと、「デザインカンプの有無」の方が重要度が高いので、こちらは必ず確認しておきましょう。(デザインカンプについては、あくまで「デザインの方向性のすり合わせ」がメインの目的ですから、「TOPページのみ」の作成で十分だと思います)
中には見積もりと合わせてデザインカンプをお出しする制作会社もありますが、本来Webデザインというのは、競合分析や「誰に、何を、どう魅せるのか?」のコンセプト設計を終えてから作るべきもの。そのため、かえって見積もり時に作ってしまうと、そういった戦略的整合性をすっ飛ばしたものになってしまいがちなので要注意。
サイト制作における「内製割合」は?
ホームぺ―ジは、ディレクターやライター、デザイナー、マーケター、フロントエンドエンジニアなど、様々な専門職が一堂に会して作るものですから、一部作業を外注している制作会社がほとんど。
もちろん、外注自体が悪いことではないのですが、どうしても外注割合が高くなると、制作コストも割高になりますし、プロジェクト連携の難易度が増すため、部分的な品質低下や修正依頼時の対応遅延などのネガティブ要因にもつながりがち…。
そのため制作会社から話を聞く際には、「具体的にどのぐらいの作業を外注しているのか?」などの外注割合についても確認しておくとよいでしょう。
制作後のフォロー体制は?
ホームぺ―ジ制作については、「請負契約」に当たりますから、納品後(公開後)については「有償サポート」が基本です。
ただ有償サポートにしても、「どういった内容を、どのように対応してくれるのか?」については確認しておいた方が良いですね。
特に、「万が一、不具合やサーバーダウンが生じたときにも、即時対応してもらえる体制になっているか?」については確認必須だと思います。(できれば、納品後サポートを専門としたサポートチームなどがあると安心ですね。)
制作中の連絡方法は?使用ツールは?
特に制作が始まった序盤は、戦略やコンセプト部分やデザインテイスト、原稿テイストなど、方針のすり合わせが非常に多いため、連絡が煩雑になりがちです。
そんな時に、連絡方法がメールのみに限られてしまうと、1通のメールで、Wordやエクセルが飛び交い、複数テーマについて議論して…というようにやり取りが煩雑になり、ご対応いただく窓口の方も疲弊してしまいます。
そのため、「制作時のやり取り(情報の受け渡し方法)」については要確認事項。
できればchatworkやslackなどのチャットツールでのやりとりにも対応していたり、写真素材はDropbox、サイト原稿については別途クラウド型のGoogleDocsなど、制作序盤のすり合わせがスムーズにいくような取り組むをされている制作会社さんを選ばれるとよいと思います。
発注前に見ておくべき事は?
サイト制作だけでなく、運用面のサービス提供もしてる?
ホームぺ―ジ完成後、何らかの改修やテコ入れを実施する場合には、基本「そのサイトを作った制作会社」に相談いただく形になると思います。
つまり制作会社とは比較的長い付き合いになるわけですが、この時制作会社側の提供サービスの幅が広いと、以降のWeb展開もスムーズにいきやすいです。
例えば、SEO対策やブログ作成代行サービスなどを展開されている場合であれば、「Web集客をもっと加速させたい」といったニーズにもお応えできますし、採用強化系のサービス提供を行っていれば、「メイン事業が伸びてきたので、次は人材周りを…」という時にも対応可能だったりします。
そのため可能であれば、なるべくWebサイト関連のサービスを手広く展開されている制作会社さんを選ばれるのが良いと思います。
中でもよくやりがちなのが、サイト制作は「A社」、リスティング広告・SEO対策は「B社」…というケース。
「餅は餅屋」と考えれば、確かにそれぞれ専門業者に依頼した方がよさそうですが、実際のところ「集客(広告orSEO対策)」と「ホームぺ―ジ」はセットなので、広告で成果を出すためには、「広告」だけじゃなく「広告方針を踏まえたサイト設計」も大事なんです。
この時、依頼先がバラけてしまうと、両者間の連携がいびつになるのに加え、「どっちのせいで成果が出なかった」というような部分が不明瞭になりがち。そのため可能であれば、「ホームぺ―ジ制作」と「運用面の支援」については同じ会社に依頼できた方が良いですね。
リーピーが「地方×BtoB」に特化した、
”総合力の高いホームぺ―ジ”をお作りします!
私たちリーピー(本社:岐阜市)では、「地域でNo.1を目指したい!」「業界でNo.1を目指したい!」というお客様に向けて、「ホームぺ―ジ制作」から完成後の「運用代行」まで一貫してご支援しています。
世界的なWebデザインアワード「Awaaards.」に対する豊富な受賞経験に加え、本記事のようなWeb集客に特化したSEO対策・コンテンツマーケティングなど、デザインからブランディング、コーディング(構築)、ライティング、マーケティングまで、100%完全内製でお届けします。
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この記事を書いた人
Iguchi
Webマーケター/コンサルタント 愛知県一宮市出身。学生時代に企業の専属ブロガーを務める傍ら、個人経営の仲介業者・イベントプロモーターとして活動。 リーピー入社後は、Webサイト制作におけるプロジェクトマネージャー経験の後、「成果の出るサイト制作」を支援するSEOマーケターを担当している。
世界的なWebデザインアワードも受賞!
全国にある制作会社でも随一を誇る、14名のWebデザイナーが在籍。
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