2023.10.31 - Tue
maki
社会福祉法人 いぶき福祉会 様との交流
『ぎふハッピーハッピープロジェクト』に参加しているリーピーは、岐阜市にある 社会福祉法人いぶき福祉会様に、毎年Webサイト制作事業の売上の一部を寄付させていただいております。
当社社員による施設訪問を通じて、社会福祉の現場を体験させていただいており、本年も交流の機会をいただきました。
障がいをもつ利用者様と、利用者様と向き合われる施設の方と接することで、いろんなことを学ばせていただきました。
6月の訪問 岐阜市 市街地にある事業所での体験
この日は岐阜市島新町にある「法人本部・いぶき」はじめ、各事業所に分かれて、利用者の皆様とお仕事をご一緒しました。利用者様からお仕事を教えていただくことで、コミュニケーションを深めました。
日光町の施設では、塩漬けメンマの作り方を教わったり、
本部近くの「サテライトいぶき」では、均一に商品を畳み、梱包する様子を見せていただいたり、
一緒に絵を描いて楽しい時間を過ごしました。
奥の席に座ってらっしゃった、ある利用者様にご挨拶をしたら、恥ずかしそうに「名前を書いてくだい」と紙と鉛筆を差し出してくださいました。
その漢字を見ながら、下書きなし&フリーハンドで、ハサミを動かし色がみを切りはじめ、、、ほんの数分で名札を作ってくださいました。
スタッフの方がおっしゃるに、この利用者様なりの、初対面の方とのコミュニケーション方法なのだそうですが、出来上がった漢字の正確さに圧倒され、社員同士、感激してしまいました!!
また、別の事業所では、かりんとうづくりを教えていただきました。
かりんとうづくりをしているこの事業所を訪問するやいなや、突然、一人の利用者様が入り口のところまで出来立てのかりんとうを持ってきてくださいました。
出来立ては本当に美味しく、とっても感動!!
きっと、この出来立てのおいしさを知って欲しくて、一目散に持ってきてくださったんだなと思いました。
相手が始めて会う人だとしても、人の喜ぶ顔を見るのが大好きな方達なんだなと、とても心打たれました。
7月の訪問 「第二いぶき」での思い出
翌月は、岐阜市の街中から離れた、岐阜市出屋敷にある「第二いぶき」へ。
自然豊かな緑に囲まれ、とても空気の澄んだ場所にあるこちらの施設。こちらでもたくさんの利用者様やスタッフの皆様が暖かく迎えてくださいました。
施設専用のバスに乗車して、近くの公園までお散歩に出かけたり、
施設内では、染め物のお仕事を教えていただきました。
「百々染」(momozome)という草木染め。
この優しく鮮やかな織物は、すべてお花などの植物から染めたものだそうです。
天然の植物の色が、ここまで綺麗に出るのかと、こちらでも感激いたしました。
10月開催 「ハッピーすまいるフェスティバル」のお手伝いに。
この日は、いぶき様が初めて開催される「ハッピーすまいるフェスティバル」のお手伝いに参加させていただきました。
初めての開催とは思えないほど、たくさんの人が来場されました。
施設内の敷地に、キッチンカーや催し物のテントが置かれ、近隣住民の皆様から、近くの中学校の生徒さんなど、とてもたくさんの方が訪れていました。
お天気にも恵まれ、とても気持ちの良い日になりました。
こちらは準備の様子。朝早くから会場セッティングに励まれていました。
この日を迎えるまで、利用者様やご家族に楽しんでいただけるよう、スタッフの皆様が何ヶ月も前からご企画されたフェスティバルだったそうです。
有名なカレー屋さんや本格ピザ屋さんなどのキッチンカーから、風船釣りなどの催し物まで。施設のスタッフの方だけでなく、近隣の学生さんも運営に参加されていました。
日常とはすこし違う体験ができるということで、利用者様達もお祭り気分を味わったり、リフレッシュにつながることが期待されるそうです。何より、スタッフの皆様も楽しんでらっしゃいました。
体験を通して得る、社員達の気づき
売上金の寄付という形だけではなく、こうした交流を通し、福祉の現場を知ることで、社員一人一人がいろんなことを考えさせていただく機会になっています。
- 利用者の皆様の、仕事の集中力とチームワークに圧倒されました。
- スタッフの皆様が、利用者様一人一人の個性を理解して無理なく働ける環境づくりをされていました。活躍できる仕事環境を大切にすることなど、健常者と同じだと思いました。
- スタッフの皆様が、利用者様の適正だけでなく、「何をしたいか」に傾聴する姿勢が素敵だと思いました。個性を把握して寄り添う姿を見て、自分を顧みるきっかけになりました。
- 利用者様に対し、特別に優しく接するのではなく、伝えることは伝え、一人の大人として接する姿が印象的でした。私も言葉を扱う職業・クリエイターとして、さまざまな立場の人に平等な配慮をし、それを表現できるようになりたいと思いました。
- 一生懸命作った商品をお客様に直接お渡しする利用者様の姿を見て、胸にグッとくるものがありました。ボランティアで参加させていただきましたが、こちらが教えていただくことが多かったです。
- 「何が好きですか?」ではなく「○○は好きですか?」と聞き方を変えるだけで、反応が全く違い、言葉で伝えることが苦手な方への接し方、優しさも工夫が大切だと、コミュニケーションの途中で気付かされました。声を出してくださったり、口角を上げてくださったり、胸を大きく動かしてくださったり、それぞれの方法で、Yes /Noを表現してくださり、嬉しかったです!
普段、PCと向き合う仕事がほとんどのリーピー社員にとって、このような体験はなかなかできるものではなく、日常生活での周囲への接し方や、業務のやり方にまで気づきをいただくことができました。
いぶき福祉会の皆様、貴重なご機会をいただき、ありがとうございました。
また、来年も利用者の皆様やスタッフの皆様とお会いできることを楽しみにしております。また、今後も継続して寄付させていただきけるよう、会社として実績を出していけるように社員一同頑張ります。
ぎふハッピーハッピープロジェクト
可能性をひらくデザインでしあわせな毎日をつくることをミッションに掲げるウェブ制作会社株式会社リーピーと、専属デザイナーを抱えるほどデザインを大切にしつつ障害者福祉事業に取り組む社会福祉法人いぶき福祉会と市民でつなげるhappy-happyです。物語とデザインの可能性を信じる両者の価値観が共通することから、このプロジェクトがはじまりました。
リーピーの制作するウェブサイトの売上の一部が、いぶき福祉会に寄付され、寄付金は、障害のある人のいのちと生活を支える活動や、いぶきが地域で新しい協働を生み出す活動に活かされます。
いぶき福祉会様の商品
利用者様がつくられる商品ひとつひとつ、パッケージのデザインやモチーフがとてもおしゃれ。
パッケージのデザインは、専属のデザイナーさんが手掛けてらっしゃいます。
優しく温かいいぶき様の世界観がとても伝わります!
こちらのジャムは、「第5回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」で金賞を受賞されたそうです。
オレンジの味が濃く、口の中で風味が広がり、甘すぎず、とーーーても美味しかったです!
各商品はオンラインからも購入できます。
この記事を書いた人
maki
広報PR担当/広報ブログや公式Xを更新しています/2023年入社、岐阜やお客さまを知るところから、楽しく奮闘中♪/PRの仕事のなかでもリリースを書くことが一番好きです!/ひとり広報