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Tonaly(トナリー)を開始した理由

新規事業として、「Tonaly(トナリー)」を開始して、10日ほど経ちます。
正確には、facebookで告知を開始したのが10日前で、サイト自体は2015年12月からひっそりと公開していました。構想自体を遡ると、もう1年半ほど前に考えたサービスになります。

Webの世界で1年半という月日は大変遅いスローペースでの事業になりますが、流行りなどと関係なく、こういうものが地方には必要だと思ってやってきたので、どういう結果か関わらず、これからも長期に渡って、続きていきたいと考えています。

今回はそのTonaly(トナリー)を始めた理由をお話したいと思います。

■地方企業(個人で営まれている店舗も含む)にとって、Web上のPRはまだまだ一般的ではない。

当社はこれまで数多くのWebサイトを制作してきました。その中には一部上場の大手企業から、町の個人商店の方のサイトまで幅広く制作しています。その中で必ず苦戦することが、“アクセス数を増やす”ということです。
Webサイトはアクセス数が少なければ、機能しません。どれだけ、デザイン性を良くしても、見られなければ、ただの自己満です。新規開拓をしたくない、という企業・店舗はおそらくいないでしょう。何かしら、反響を獲得したいという想いがあり、Webサイトを新たに持ったり、リニューアルをします。
この想いとは裏腹に、1日1桁のアクセス数だという地方のWebサイトはたくさんあります。SEO対策などで検索上位化を図ることは当然ですが、それでも、そもそもの検索の母数が少ないので、十分なアクセス獲得には至りません。Webの世界では、ここで広告やページ改善をして、コンバージョン率を上げることを考えることが当然ですが、そこには新たな投資が必要であり、それが数万円のものだとしても、簡単には払えないことが現実です。
だからこそ、もっと気軽にWeb上でPRできるプラットフォームがあれば、多少は支援することが出来るのではないかと思い、Tonaly(トナリー)を始めようと思いました。

■町の人々は自分が住む町の情報を知りたがっている。

岐阜県内には人口3万人にも満たない市町村がたくさんあります。小さな町ですが、そこで暮らす人々がその町にいる時間は、自分が使う時間の8割にも上る人が大勢いるのではないかと感じています。細かい統計データを見たことがあるわけではありませんが、そのような町の人々と話すと、一様に同じ答えですので、概ね間違っていないと思います。
しかし、自分の住む町のことだとしても、スピーディーかつ簡単に情報が集まってくることはありません。自分が住む場所の隣のお店で何が起きているかも、意外と知らなかったりします。それは、そのお店自身の外へのPRが十分ではないからです。売上を上げたいというものの、集客に関しては、やり方が分からない、という企業、店舗ばかりです。
反面、町の人々は自分の町のことをもっと知りたがっています。この情報のギャップに疑問を感じました。
「企業・店舗は情報を発信したいと想っている。」、「その町に暮らす人々は情報を得たいと想っている。」…このギャップの原因は何なんだろう?
このような課題を感じ、埋め合わせるものが必要だと思ったこともTonaly(トナリー)を始めた理由です。

■地方創生の基本は地産地消である。

これは僕が以前から考えていることです。
地方創生は人口増加、経済発展など、様々な側面からのアプローチが必要ですが、何をやるにしてもまずは地元で生み出したものを地元の人が消費する、という基盤が必要だと考えています。その基盤があった上で、地元のものを県外に売ったり、海外に売ったり、外からの観光客を増やしたり、外から中にお金が流れる動きを作らなければいけないと考えています。観光名所の町だとしても、そこに住む人々が転出し続ければ、観光も成り立たなくなります。
地元岐阜で考えると、人口が毎年1万人弱のペースで減っている県です。減る理由は一言でまとめてしまうと、“魅力”だと考えます。学校が少ないことも理由にありますが、企業の求人倍率は全国で東京に次いで、2位の都道府県が岐阜県です。つまり、企業は雇用を増やしたいと強く願っているにも関わらず、県民は愛知や東京などの外に出ます。ここの理由の一つに、“魅力”があり、そこには魅力を伝える“発信力”も原因だと考えています。地元の人が地元のことを知らない、ホントはおもしろい町なのにそれを認識できるだけの情報を得ることが出来ていない。
インターネットで検索すれば地元の情報は出てきますが、地方の検索結果は大手のポータルサイトや大手のサイトばかりが出てきます。つまり、広告費として掲載出来る地方の中堅・大手の会社しかネット上では目立ちません。しかし、大手の会社はマーケットの問題で県外への進出をして行きます。地元の人が採用されても、地元ではなく、県外に勤務することもあります。地元経済に貢献をしてくれている有力企業は外へ外へと進出しようとしています。岐阜で最も大きな銀行は、今は愛知の開拓に力を入れています。大手の小売店も愛知を始めとした全国に進出しようとしています。結果的に地元の人々は転出していきます。しかも、足元を見ると、地元の会社は地元の人を採用したくてたまらない、という状態が続いています。
こういった実状を変えるには、もっと地元の情報が入る日常を創りあげなければいけないと考えています。
観光や名産品の外へのアピールは絶対的に必要です。そうしないと、外からの人とお金は流れてきません。同時に、人とお金をいかに内部に留めるかも大事です。この後者の考えの部分に対し、少しでも貢献できるものを創ろうと、Tonaly(トナリー)を始めました。

当社も営利企業なので、Tonaly(トナリー)をボランティアでやっているわけではありません。儲からない事業をやることは、企業として、社会における役割を果たしていないとも考えています。しかしながら、まだ、マネタイズ(収益化)は考えていません。まずは利用されるサービスになってからでも遅くはないと考えています。

開始をして、すでに新たな出会いも数多く増えました。地元の人々とTonaly(トナリー)を始め、地方におけるWebの活用に関して、話をさせて頂く機会も増え、岐阜に株式会社リーピーという会社があることを知って頂く機会も増えました。この“繋がり”という資産だけでも大変ありがたいと感じるくらいですが、僕らはこのTonaly(トナリー)を通じて、新たな価値を生み出したいと考えています。

Tonaly(トナリー)はまだまだ0.5%も完成していないサービスです。これから多くの方々にご利用頂けるサービスに育てていきますので、岐阜の皆さま、これからもよろしくお願いいたします。

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